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「ウォーキングはガムを噛みながら」が健康にいいらしい!

The effects of gum chewing while walking on physical and physiological functions.

(ガムを噛みながらのウォーキングは身体生理機能的に効果的)

早稲田大学スポーツ科学学術院准教授の宮下政司氏とロッテの研究グループがまとめた報告。
21~69歳の男女を対象に行った調査結果(J Phys Ther Sci. 2018 Apr;30(4):625-629. doi: 10.1589/jpts.30.625. Epub 2018 Apr 20.)に掲載された。
ガムを噛みながらウォーキングすると男女・年齢にかかわらず、エネルギー消費が増加し、身体生理機能上の効果が認められた。
特に、中年男性での増加が顕著で、身体生理機能的に効果が高かった。

調査では、21~69歳の健常な男女46人を、A群(ガムを噛みながらのウォーキング)、B群(ガムを噛まずにウォーキング)に分けて、歩行中の心拍数、歩行距離、歩行速度、歩幅、エネルギー消費量を計測、疲労度をアンケートした。
歩行時間はそれぞれ15分間、自分のペースでウォーキングしてもらった結果をまとめている。

結果:A群(ガムを噛みながら歩行)では、B群に比べて心拍数が健全な範囲内で平均3%増加(男性では2.1%、女性では3.8%)していた。
特に中年男性での増加が顕著であった。
歩行距離で3.5%、歩行速度で3.5%、エネルギー消費で2.5%の増加であった。

研究グループの結論は「ガムを噛みながら行うことで、健康づくりに有効とされるウォーキングの効果を高める」と結論し、
今後は呼気ガス測定などエネルギー消費の詳しい検討を進めているようである。



by m_chiro | 2018-05-31 09:49 | 学術記事
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