心臓疾患に有益なタンパク質とは?

心臓に有益なタンパク質とは?

肉のタンパク質よりナッツのタンパク質が心臓に良い?


Patterns of plant and animal protein intake are strongly associated with cardiovascular mortality: the Adventist Health Study-2 cohort


肉類のタンパク質が心疾患のリスクを高めるのに対して、種実(ナッツ)類のタンパク質は心臓の健康に有益であるようだ、という米国ロマリンダ大学などからの研究報告。

研究チームは、アドベンチスト健康研究-2の参加者で81,337名の男女のデータを解析した。

食事調査は、食事摂取頻度調査票を用いて2002年と2007年の間に実施された。

平均9.4年の追跡調査期間中に、2,276名が心血管疾患(CVD)で死亡した。

肉由来のタンパク質を多く摂取した者は、心血管疾患(CVD)による死亡リスクが60%高く、ナッツや種子由来のたんぱく質を多く摂取した者は、CVDによる死亡リスクが40%低かったという。

穀類、加工食品、豆類(Legumes)・果実・野菜由来のたんぱく質とCVDには関連がみられなかった。

「食事中の脂肪が心血管系疾患のリスクに影響を与えることは頻繁に言われるが、タンパク質もまた重要だがしばしば見過ごされがちな独立したリスク因子である」とギャリー・フレーザー博士は語っている。

「栄養学者は、伝統的に肉の脂肪は悪玉脂肪であるとか、種実類の脂肪は善玉脂肪であるという風に言うことが多いが、今回の結果はより多くのことを示唆している。食事に含まれるタンパク質の生物学的影響をもっと考慮する必要があるだろう」

本研究は、別の問題、たとえば「特定のアミノ酸が重要であるのか」、「どのタンパク質が重要であるのか」といった問題を提示するものである、とフレーザー博士はまとめている。



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by m_chiro | 2018-05-08 10:25 | 学術記事 | Trackback | Comments(2)
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Commented by 車田暁則 at 2018-05-08 13:16 x
今回の記事は心疾患についてですが、悪性腫瘍に対しては動物性蛋白質でも牛や豚などの赤身肉がリスクをあげるときいた事があります。
今後更に栄養学で示されている事以外にも様々な事が分かると良いですね。
Commented by m_chiro at 2018-05-09 13:13
食の問題は、分子栄養学的視点がより重要になってくると感じます。デザインの優れた研究に期待したいものです。
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