腰椎すべり症で右腰下肢痛に悩まされている女性(巨刺法の応用例)
農業婦人の腰下肢痛の症例。
3年ほど前から右腰下肢痛に悩まされている。
整形外科医院に受診し、「腰椎すべり症」と診断された。
それでも今手術する段階ではないので、保存的に治療することを勧められている。
鎮痛剤と湿布剤が処方されている。

〇初診時
痛みは、右の上殿部から大腿外側後面へ、さらに下腿外側から拇趾へと痛だるさとしびれ感を伴ってる。
つま先歩行(-)、踵歩行(右±)、右拇趾伸筋MMT(↓)、右中殿筋に圧痛、仰臥位での下肢伸展位での痛み(+)、歩行での痛み;跛行なし(+)
■治療
硬膜管のリージョン;S2,S4、尾骨―C6
蝶形骨-後頭骨-上顎骨、右ヒールテンション
結果(VAS)10→5

〇4日後(2回目)
2日ほど調子良好だったが、昨日から再悪化
■治療
上掲神経節;C3、星状神経節;C7
硬膜管のリージョン;S4、C2
巨刺法の応用;右膀胱経に左心経ラインから(タッチトークで陰ゲキ;HT6、任脈の巨闕;CV14の2穴周辺を求める)
(10HZの探知器で反応点を探り刺激しながら右下肢の運動を指示、痛みが起きないのでソマセプトを貼付して歩行状態をみる。)
 歩行でも痛みを感じないで動けるようになる。

◇推論
右下肢と左上肢の交叉する運動パタンが不全の状態である。
おそらく果樹の選定作業で右下肢に重心を落として、左手で枝を固定する作業の連続が筋筋膜性の障害につながったのではないだろうか。
そのために右の中小殿筋に発生したTrPによる関連痛と思われた。
直接TrPを刺激すると関連痛が起こり不愉快のようなので、巨刺法を応用した左上肢からの遠隔法がとてもよい反応をしたようである。
上肢と下肢の支持筋を固定しないで使うことを勧めておいた。
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by m_chiro | 2018-03-10 17:10 | 症例 | Trackback | Comments(0)
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