「ニセ医学」
「日経メディカル」が連載する「 医師1000人に聞きました」から、昨年12月17日の記事(医師3322人に聞く「ニセ医学」前編:「ニセ医学」と聞いて思い浮かぶのはアレ: 「現代医学とニセ医学は紙一重」?)。
最近でも、Ⅰ型糖尿病の少年(7歳)が怪しい霊療法を信じてなくなる、という事件が起きたばかり。 これは子供というよりは親が信じたわけだが....。 こうした怪しい方法を、さも医学的と印象づけて行われているのを「ニセ医学」というらしい。 「日経メディカル」に糟谷彩さんというジャーナリストが記事にした。 この言葉を最初に用いたのは内科医・NATROM氏(ブロガー名;「『ニセ医学』に騙されないために」の著書がある)なのだろうか。 「ニセ医学」を定義して、「医学のふりをしているが医学的な根拠のない、インチキ医学のこと」としている。 おもしろいのは医師1000人の「ニセ医学」イメージ・ランキング。 サプリメントの広告は、確かに過剰である。 中でも1位が、広告過剰なサプリ・健康食品。 グルコサミンで、コラーゲン、ヒアルロン酸と続いて指摘された。 要するに、効果の確証がないにもかかわらず、さも効果絶大のような印象で人々の脳裏に入り込んでいる。 このランク1位は、さもありなん、である。 2位が「がんもどき理論」。 近藤誠医師らの主張を指しているものと思われるが、それ以下の指摘と比べても、この位置につけたのは意外だった。 この論点には難しいものがあるのだろうなぁ~…。 5位の「癌の免疫治療」。 なんと癌関連を「ニセ医学」とする印象が、回答者の6割を占めているわけで、癌の課題はまだまだ悩ましいものがあるのだろう。 面白く読んだ記事だった。
by m_chiro
| 2016-01-07 12:21
| 雑記
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