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膜は神秘な存在!?
「膜」とは何か?
この頃、膜のことが際立って意識にのぼってくる。 「膜」は確かに重要な治療のターゲットではあるのだが、 とても深く神秘的な意味合いが含まれているように感じたからである。 更に深い学びをしたい、と思っている。 連休の4日間(5.3~6)、東京に出向いて勉強してきた。 「膜」に関わる学びがあると思ったからだ。 膜系は3層に分けられている。 ![]() 水や脂肪を貯蔵し、断熱効果を持ち、神経や血管、リンパ管の枝が通っている。 深層には、筋肉、骨、神経、内臓、リンパ管などの解剖学的構造を細胞レベルまで包み込んで、これも融合した組織の連続体として機能している。 その更に深部には、脳と脊髄を包む内膜、くも膜、硬膜の三層からなり、脳・脊髄の中枢神経系を包み込んでいる。 その最深層の内部では歯状靭帯や骨組織が脊髄を支えていて、それらの縦の膜系を小脳テント、胸郭膜、横隔膜、骨盤底の膜組織が庇のように横方向で要所を支持している。 これらの三層の膜系は相互に関連しながら身体の機能や支持に深くかかわっていることは間違いないだろう。 セミナーでDr.D’AMBROGIOが解説した言葉から印象に残ったことがある。 「膜はエネルギーで構成されている」 さあ、この意味する根拠が問題である。どういう理解を持てば整理できるのだろう? 体をいかに効率よく働かせるか、その経済性から結合組織を研究した人がいるようだ。 Donald Ingberという人で、身体を膜系のセンテグリティ構造のように繫ぎ目のない統合性を強調した。 そのテンセグリティ構造体を作ると動力源がなくても見事な動きができる。 機械的なエネルギー転換ができるというわけである。 それは単に機械論的な根拠だけでなく、生化学活動にも関与するとしている。 エネルギー論的にみれば、体の熱力学的平衡バランスが関わる(taylor)という報告もある 熱力学の法則に、「チキソトロピー」という概念があって、エネルギーが失われると細胞のゲルは硬くなり、エネルギーが注入されると液状になる、というものである。 また、Oschmanは、生体マトリックの連続体の固形の状態や、電子、光子、振動という特性が重要な役割を果たすことを指摘している。 などなど....、学びはたくさんありそうだ。 キーワードは水・脂肪・水素・シナプス・光子・量子電磁力学・コヒーレンスだろうか。 只今、膜系とエネルギー系の関連を整理しようと試みているところである。 セミナーの夜は、東京丸の内駅舎を見に行った。KITTEビルの展望台から、その夜景を眺めながら食事をした。 ![]() ホームパージのオフィスニュース「GWに研修、そして東京丸の内駅舎へ」に、そのときの写真を数枚乗せておいた。 とても綺麗です。ご覧ください。
by m_chiro
| 2015-05-08 10:08
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