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「ペイン・スケール」は「痛み評価」の記録に必携のツール
今では、痛みの評価が必須のバイタルチェックになりました。

臨床の現場では、数値評価法(NRS)が簡便に使われているようです。
NRSは「痛 みのない」状態を0として、「耐え難い痛み」10までの間の数字から、患者さんが数字で表現する方法です。
しかしながら、患者さんの好みの数字が選択されたり、あるい は忌み嫌う数字が避けられたりすることがよくあり、個性や文化・環境が色濃く反映されやすい欠点があるとされます。

今回、江崎器械株式会社(http://www.esaki.biz/)の新商品「視覚的アナログスケール(VAS)」 は、その欠点をカバーするスケールでもあります。
「ペイン・スケール」は「痛み評価」の記録に必携のツール_c0113928_8373218.jpg

              (スケールの面面と商品ケース)

「ペイン・スケール」は「痛み評価」の記録に必携のツール_c0113928_8402591.jpg

(スケールの裏面には、検者が患者さんが示したポイントを数字で評価するようになっています)

VASは患者さんに数字で評価してもらうのではなく、ペインロードのどの地点に自分の痛みがあるか、患者さんが示した地点を検者がスケール裏面の数値で評価します。

できるだけバイアスを取り除き、より正確な主観的評価法して痛み記録のツールに活用できれば、臨床上の評価にも反映されることでしょう。

二回目以降の評価では、患者さんが前回に示したポイントからはじめると、患者さんは自分の痛みの状況をその時点で再認識することにもなるようです。
とかく人間は過ぎ去ったことを忘れがちですから….。

また、江崎社製のVASスケールは、患者評価側に顔マークが両端についており、子供や高齢者にも一目でペインロードの善と悪の方向が理解できるようになっています。

このスケールは我々の臨床における「痛み評価」の記録に必携のツール です。
お勧めします。

by m_chiro | 2013-08-02 08:45 | カイロプラクティック
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