この寒空に、♪こころウキウキ♪の一日
傷みかけているリンゴがあったので、傷んだ部分を切り取って庭の山茶花の冬枯れの枝に刺しておいた。
さて、この冬にどんな生き物がやってくるか。 きっと、鳥に違いないが….。 どんな鳥が、どのくらいの早さで、このリンゴを見つけるのだろう? 楽しみだなぁ~! AM9時に刺しておいたリンゴは、その日の昼を過ぎてもそのままだった。 PM3時頃には、一羽の鳥が枝に止まっていた。 「ムクドリ」だ。 おおよそ5~6時間の間には、リンゴを見つけたことになる。 いったい、どこで、どのようにして気がつくのだろう。 鳥の俯瞰する眼は、実に興味深い! この視線は治療の観法にも応用できる。 そのうち、一羽のムクドリが甲高い声で鳴きだした。キュルキュルと鳴く。その鳴き声に呼応して、もう一羽が飛んできた。番(ツガイ)だろうか。 ムクドリは害虫を駆除する益鳥である。 春になると、ムクドリの一家は平均6羽のヒナをかえして、8羽の家族構成になるらしい。 そのムクドリ一家が一年間で百万匹の害虫を駆除するそうだ。 害虫の駆除費が一匹1円とされるようだから、ムクドリ一家は百万円の効果を農林業にもたらしていることになる。 でも増えすぎると、果物や実物が荒らされることにもなるが….。 とりわけリンゴは好物らしい。 さて次の動画は、アイルランドの川で撮影されたムクドリの群れ。 素晴らしい映像だ。 この映像から 「美しいムクドリの群れを科学する」研究がはじまったとか。 生態学ではなく物理学の研究のようだ。 これはヒトの姿勢制御系にもみられる反射系が基本のようである。 空間で方向を変えたり高度を変えるのは鳥には朝飯前だろうが、それが数百羽もの群れが同時に起こす反応となると驚愕するしかない。 今後研究がさらに進めば、この生理学的なメカニズムが鳥類以外の分野で見つかる可能性もある。ムクドリの群れの動きは、タンパク質や神経細胞などにも見られるとされる生物学的臨界点を示す、最も美しく、もっとも目にとまりやすい例にすぎず、人間がまだ理解していない普遍的原理の存在をほのめかしているのかもしれない。 腐りはじめたリンゴから、思わぬ学びを楽しんだ。 外は、吹雪、雪、吹雪、時々休み。 寒い日が続いているのだが….。 ツガイのムクドリのおかげで、昨日は「こころウキウキ」の一日だった! お礼に、また、リンゴをあげなくちゃ!
by m_chiro
| 2013-02-20 17:14
| 守屋カイロ・オフィス
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