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熊澤孝朗先生へのインタビュー
「日本カイロプラクティック徒手医学会」の本年度の学術大会は9月4日~5日、福岡で開催されます。

テーマは「痛みを考える―最新の感覚受容器の研究に基づいてー」です。
7月1日に記事にした「痛みを考える」・カイロ学会のキャンペーンでも紹介しております。

私も実行委員としてお手伝いさせていただくことになり、その最初の仕事が愛知医科大学「学際的痛みセンター」の教学監で名古屋大学・名誉教授でもある熊澤孝朗先生へのインタビューでした。

これは今年の学会に向けたキャンペーンの一環で、科学新聞社さんの御協力を得て実現したものです。

熊澤先生は御病気になられ体調も完全でない中を、快くお受けいただいた次第でした。
何しろ熊澤先生は「痛み学」の権威で、長年にわたり痛み研究の最前線でご活躍されてきた先生です。

大変緊張してインタビューにのぞみました。1時間の予定がオーバーしてしまったのですが、丁寧にお話しいただき感激のひとときでした。

インタビューの全内容のテープ起こしが終わり、本日16日、「日本カイロプラクティック徒手医学会」のホームページにアップされました。

関心のある方はお読みください。
第12回学術大会・特別企画1「熊澤 孝朗先生インタビュー

予定の時間をオーバーしたにもかかわらず、最後にもう一つと言ってお聞きしました。

昨年秋に国際疼痛学会が「筋骨格痛」のグローバルイヤーのキャンペーンを行う宣言がありましたが、「その狙いはどこにあるのだろう?」とお尋ねしたわけです。

熊澤先生は、あくまでも推測とした上で、「痛みの研究が神経因性疼痛に偏ってしまったことにあるのではないか」と仰いました。

そして、「筋骨格系、特に筋の痛みについては研究があまり進んでいなくて分からないことが多い。けれども患者は最も多いわけです」と続けられたのです。
この最後の言葉も、しっかりと噛みしめました。
by m_chiro | 2010-07-16 23:01 | 痛み考
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