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偏頭痛、今回は薬が効かない!
偏頭痛の女性。
トリプタン系の薬が使われるようになって、楽に日常生活が送れるようになった。
その夢の薬も、今回ばかりは効かない! 
「もう4日間飲んでいるんだけど...。いつもは効くのに….」

最近、何か取り組んでいるイベントや熱中している趣味などがありますか?
と聞くと、「千羽鶴を折っている」という。
肩こりもひどい、らしい。

タッチトークすると、自律神経バランスの優先が必要と反応する。
しかも副交感神経の優先である。
動眼神経と舌咽神経でイレギュラーな反応がみられた。
左毛様体反射(+)、軟口蓋に抑制バランス、咽頭反射(+)耳下腺の刺激応答(+)
交感神経ではC2で抑制バランス(+)である。
おそらく上頚神経節からの入力バランスの問題かもしれない。

それらに対し、小脳経由で刺激を行った。
入力部位は後頭下とC2を用いた。

これで頭がモヤモヤした感じがなくなり、偏頭痛も緩解した。
いつも左眼の奥が痛むのが前兆らしい。

投薬効果がなかったのは、こうした自律神経バランスがうまく機能していないのも一因かもしれない。
自律神経系は「緊張と抑制」の兼ね合いが厄介そうだ。
緊張にはリラックス、といった単純な仕組みではないのだろう。

翌日、電話で痛まなくなったと連絡があった。
千羽鶴もノルマがあってのことだろうが、余り根を詰めて自律神経系の緊張状態が続くのも問題なのだろう。
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by m_chiro | 2017-03-17 11:40 | 症例 | Trackback | Comments(0)
患者さんはレトリバー(笑)
隣の町内に、何かあると治療にみえる患者さんがいる。
愛犬家で、レトリバーを二匹飼育している。
犬は12歳だというから老境に入った。

その犬が、動きはじめにキャンと鳴いて、歩きだすと跛行するようになったらしい。
獣医さんの診断は、腰の骨の損傷で神経が圧迫されているとのこと。
ステロイドを注射され投薬治療を受けてきた。
4日目に入ったが、一向に変化がない。
それで日曜日に彼女から電話が入った。
愛犬家どうしで、相談に乗ってほしい、ということらしい。

よくよく聞いていると、キャンと鳴いて痛そうなそぶりは、動きはじめや歩きはじめらしい。
そのあとは、跛行するものの歩くことができるようだ。
数年前、前脚が同じようになって、そのときは頸椎の損傷と言われたが、それは回復した既往がある。

ステロイドを使わなければならないほどの痛みがあるのであれば、歩行すれば更に悪化するだろう。
でも跛行しても歩けるのだから、筋筋膜などの違う問題ではないだろうか。
そう言うと、飼い主は「マッサージしてあげようと思うので、どうしたらいい?」という。
これから連れて行くから教えてほしい、ということになった。

やれやれ、犬のマッサージを教える羽目になるとは…..。

すぐにやってきて、大きなレトリバーをみた。
確かに跛行する。
ゴロリと横になったので、獣医さんのいう腰椎の損傷とやらを調べたが触診するかぎりでは問題なさそうである。
むしろ下部頸椎のひとつ(犬の解剖は分からないので特定できないが..)が検査で反応する。

アクチベーターで、その椎骨をCWトルクでアジャストした。
筋のトーンをみると大腿後部の筋にわずかながら左右差がある。
マッサージするなら、その筋の中心部に集めるように刺激して、中心部は逆に開くように刺激する。あるいは筋全体を圧縮するように把持する。3つの方法を指導していたら、その犬がウトウトと眠りはじめた。

「あれ、ずいぶんリラックスしちゃって!…」と飼い主さん。
しばらく雑談して、帰りを促しても起き上がろうとしない。

もう帰るよ!、と言って立たせると、すんなり立って歩きはじめた。
「アレッ、歩けるじゃん!、よかったねぇ~!!」と言いながら帰っていった。

翌日、電話が入り、「あれから、もっとよくなったよ!、獣医さんもずいぶん良くなったねと驚いてた! 念のために明日もまた診せてください」だって…..。
またステロイド注射の注射をされた。

そんな重大な損傷ではないだろうに、犬たちも大変だなぁ~。

翌々日には、飼い主さんが顔を見せて状態を教えてくれた。
「おかげでよくなったよ~。結局、首が悪かったんだろうか? いつも同じ格好で寝ていたけど、今はいろいろな格好で寝るようになったし…。これ、お礼!」といってお酒を頂いた。
治療費の代わりだそうだ。

有難く、ご馳走になります<(_ _)><(_ _)>。
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by m_chiro | 2017-03-15 11:26 | わん・にゃん物語 | Trackback | Comments(0)
最も危険な細菌12種類を、薬剤耐性でWHOが公表
【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は27日、抗生物質(抗菌薬)が効かず、世界的に大きな問題になっている12種類の細菌のリストを公表した。

人類にとって最も危険な病原菌だとして、各国に抗菌薬の迅速な開発を促した。

WHOは「これらの菌の抗生物質への抵抗は強くなっており、治療の手段は尽きつつある」と警告している。

WHOは細菌を抗菌薬開発の緊急度に応じて「重大」「高度」「中位」に分類

重大は多剤耐性アシネトバクター、多剤耐性緑膿(りょくのう)菌、カルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE)の3種類

高度の6種類にはメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)、食中毒の原因となるサルモネラ菌、胃や十二指腸の潰瘍を起こすヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)が含まれている。

WHO当局者は「抗菌薬の開発を市場に任せておくと、間に合わなくなる恐れがある」として各国政府の主体的な関与を求めた。
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by m_chiro | 2017-03-04 08:52 | 雑記 | Trackback | Comments(0)
腰痛治療の「新ガイドライン」(米国内科学会)では、まずは薬物療法以外を推奨
Noninvasive Treatments for Acute, Subacute, and Chronic Low Back Pain: A Clinical Practice Guideline From the American College of Physicians.

米国内科学会(ACP)が先ごろ発行した新たなガイドラインによると、腰痛患者にはまず薬剤を用いない治療法を試すことを推奨している。
薬物療法であろうと、他のさまざまな療法であろうと、ほとんどの治療法は「効果が少ない」か「中程度の効果」であることがわかったからである。

特に神経根性腰痛については治療効果を示すエビデンスはほとんどなかったが、運動療法には有用性が認められた。

麻薬系鎮痛薬は最終手段とすべきであるが、アセトアミノフェンには効果が認められないため、今後は推奨しないという。オピオイドは依存症や過量投与のリスクがあり、有効性を示すエビデンスも少ないため、やむを得ない場合のみ使用し、数日にとどめるべきであるとしている。

ガイドラインでは、一般に12週間未満の腰痛の場合は、温熱シート、マッサージ、鍼治療、カイロプラクティックにより効果が得られる可能性があるとしている。

12週間以上続く場合でも、運動療法、鍼治療のほか、ヨガ、太極拳、マインドフルネスによるストレス軽減、ガイデッド・リラクゼーションなどの「心身」療法、認知行動療法が有効な場合があるという。
運動療法は最も一般的で有効性も期待されるということだろう。

 「Annals of Internal Medicine」に2月14日オンライン掲載された今回の勧告は、腰痛治療に関するさまざまな研究のレビューに基づくものであるが、薬物療法か否かを問わず、ほとんどの治療法は効果が「少ない」か「中程度」であることがわかった。

特に神経根性腰痛については治療効果を示すエビデンスはほとんどなかったが、運動療法には有用性が認められた。

付随論説を執筆した米ハーバード大学医学部准教授のSteven Atlas氏は、今回の勧告はプライマリケア医にとっては大きな変更であると指摘する

。医師が患者に紹介すべき鍼師を知らない場合もあり、費用の問題もある。
治療の決定は実用性の問題に大きく左右されると、Damle氏も認めている。
また、医師は複数の治療法を併用することも多く、もっと実際的な臨床試験が必要であるとAtlas氏は述べている。

慢性腰痛の患者は、治療に期待しすぎず、現実的に考えることも重要であるという。

 なお、今回のガイドラインでは非侵襲的治療のみを取り上げており、薬剤注入や外科手術などの侵襲的治療については触れていない。
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by m_chiro | 2017-03-04 08:48 | 痛み考 | Trackback | Comments(0)



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