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ニコール・シャージンガーの「愛しい人よ」
7月封切り予定の「パガニーニ 愛と狂気のバイオリニスト」の予告編で、ニコール・シャージンガーが歌う「愛しき人よ」に魅了された。
素晴らしい!
この映画も映画館で観たい!

5億円の名器ストラディヴァリウスでデヴィット・ギャレットが奏でるパガニーニの名曲の数々。
パガニーニのバイオリン奏法は「悪魔にしかできない離れ業」と噂されたらしい。
そのために“悪魔のバイオリニスト”と呼ばれた伝説のバイオリン奏者で19世紀の作曲家ニコロ・パガニーニの人生を描いた映画のようだ。
デヴィット・ギャレットの演奏も素晴らしい。

ニコール・シャージンガーの歌う「愛しき人よ」は、パガニーニが作曲した「ヴァイオリン協奏曲第4番」の第2楽章のモチーフをにしている。
デイヴィッド・ギャレットらが新たに作った曲のようだ。
その曲を、ニコール・シャージンガーが美しいソプラノで歌っている。



ニコール・シャージンガー  「愛しい人よ」

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by m_chiro | 2014-06-28 18:14 | 雑記 | Trackback | Comments(0)
配慮のない幼児の発達の遅れを防ぐために
HealthDayの記事から、
「つけっぱなしのテレビは子どもの言語の発達を妨げる」(2014.6.26掲載)

米国小児科学会(APP)は、2歳未満の子供はTVなどのスクリーンタイムを避けて、親と積極的に遊び、会話するように勧めている。
これは米ホリンズ大学心理学助教授のTiffany Pempekらの研究でわかったこと。

あらためて言われなくても分かりそうなことなのだが、実際何気なしにTVがつけっぱなしになっていることがよくある。
子供のいる家庭環境では、特に気をつけたい何気ない所作である。

アメリカの2歳未満の子供のいる家庭では、一日平均5.5時間もTVがつけっぱなしになっている環境下にあるそうだ。
子供が言語を獲得するためには、親との積極的な会話や遊びが重要だということ。
そのためにも2歳未満の育児環境では、TVなどのスクリーンタイムを避けるように、と米国小児科学会が注意している。

TVが子供の言語の発達に悪いというのではなく、親がTVに注視してしまうことで子供との積極的な会話や遊びが不足しがちになりやすい。
そのために言語の獲得や発達に悪影響を及ぼすおそれがある、ということのようだ。

親と子のふれあいは子供の成長に欠かせない。
いつの世でも大事な案件である。
そんな成長発達が遅れやすい環境のために、発達障害という病気にされて、薬漬けにされるとしたら、こんな悲劇はない。
発達障害と診断される子供が増加している。
ホントの病態と、無配慮がもたらした遅れている発達過程の問題は、分けてみる必要がありそうだ。

こんな記事もある。
「ADHDは作られた病であることを「ADHDの父」が死ぬ前に認める」

多動性、不注意、衝動性などの症状を特徴とする発達障害の注意欠陥・多動性障害(ADHD)は治療薬にメチルフェニデートという薬を必要とするとされていますが、「ADHDの父」と呼ばれるレオン・アイゼンバーグ氏は亡くなる7カ月前のインタビューで「ADHDは作られた病気の典型的な例である」とドイツのDer Spiegel誌に対してコメントしました。

カリフォルニア大学のアーウィン・サヴォドニック教授は「精神医学の用語はまさしく製薬会社によって定義されているのです」と語っており、その一例として、マサチューセッツ総合病院の小児精神薬理学科やハーバード・メディカル・スクールの准教授は2000年から2007年までの間に製薬会社から100万ドル(約1億円)以上を受け取っていたことが発覚しています。

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by m_chiro | 2014-06-27 11:45 | Trackback | Comments(0)
痛みは、ホントに天候と関係ないのか?
疼痛疾患と気候は無関係

慢性関節リウマチの疼痛や機能障害と患者が住んでいる地域の気圧・気温・湿度を分析した結果、症状と気象条件との間に関連はなく、天候が関節痛に影響を与えたというエビデンスは存在しない。(redelmeierDA.et al,Proc Natl Acad Sci USA,1996)

慢性疼痛患者を対象に痛みと天候との関係を調査した結果、寒い地方の住人だからといって疼痛レベルも疼痛頻度も高いわけではなく、天候が疼痛に影響を与えるという思い込み。(Jamison RN.Et al,Pain,1995)
(「TMS Japan」からの情報)


天候の変化、例えば気圧、気温、寒冷、偏西風などなど、これらはすべて痛み刺激ではない。
だから、天候の変化が痛みを引き起こすという直接的な根拠はどこにもない。

当然、居住地区による痛みの症状の頻度にも関連する根拠はない。

以前も、このことを記事にしたことがあった。
「痛みや体調不良は、気候と関係するのか」
実際に臨床の現場では、天候の激変で痛みを訴える患者さんが多くなる。
テルマ(株)が、立正大学国土環境株式会社と共同で、そのことを調査した(2004)。
「健康と気候に関するアンケート調査」(調査対象は全国の40~60代の一般生活者および慢性疾患患者の1168名)

それによると、
81%が天候と体調に関係があると回答している。
ところが、実際に体験した割合は73%である。
思いと実体験の差は、単なる「思い込み」と片付けられない割合のようだが….。

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では、痛みと関係した実体験は、リウマチの85.9%がダントツに多く、次いで関節炎、神経痛、腰痛が53.1%、痛風が45.9%とベスト3を占めている。
後に、その他の体調不良が続いている。

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ところで、神経が切断されたり損傷されると「バスケット・フォーメーション」という現象や、C繊維にα2受容体の活性が増加することが知られている。
α2受容体とはアドレナリン受容体のことで、交感神経興奮作用に関わっている。

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図:「交感神経系と痛み系の間の可塑的な連結の模式図」(「痛みのケア」20pより)
この図に、熊沢孝朗先生が次のように解説している。
「交感神経系への刺激やノルアドレナリン動注によって、アドレナリンの受容体を介して皮膚ポリモーダル受容器の興奮が生じるという報告がある。」

要するに、Aβ神経などの大細胞を囲むように交感神経とコネクションができたり、C線維にα2受容体が作られる。
だから、交感神経の緊張が高まることで痛み系の神経が興奮することがあり得るのだ。
それに自律神経は痛みを修飾する神経でもある。
心理的な緊張が起こって、痛みが作られても不思議な話ではない。
神経障害性疼痛では、天気痛や気象痛もあり得るということだろう。

また自律神経の反応次第でも痛みが悪化することは想定できるから、天気によって痛みや体調に変化が起こるのはあり得ない話ではない。
天候によって体調不良を経験した人の症状を見ても、自律神経反応と思えるものばかりである。

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しかし、こうしたストレスによる自律神経反応は、「ストレス=悪」、「天候の変化=悪」とせず、視点を変えることが必要なようだ。

スタンフォード大学の健康心理学者・ケリー・マクゴニガルのストレスに対する提案を、先日記事にした。
『「ストレスが悪い」、この考え方を変えよう!』
「ストレスホルモンをコルチゾンから、オキシドシンへ」

だから天気痛や気象痛といえども、思い込みを捨てて参考にすべきことかもしれない。
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by m_chiro | 2014-06-23 18:46 | 痛み考 | Trackback | Comments(0)
空気神社(山形県朝日町)のこと
山形県内陸部・朝日山麓のブナ林の中に「空気神社」がある。
先日、「空気まつり」が開かれたことを県内ニュースで報じていた。

空気神社は、「空気」をご神体にした世界で唯一の神社だが、社はなく5メートル四方のステンレス製の鏡でできた舞台がある。
そのステンレス製の鏡には、上空のブナ林の枝と共にその場の空気が映し出されている。

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社は地下3メートルにあって、その地下室にはご神体の空気が入った12個の素焼の壺が収められているそうだ。

空気神社は1988年に創建された。
毎年6月に「空気まつり」が行われ、6月5日の祭りのときだけ地下の社に入ることができる。
「空気まつり」では、鏡像台の上で巫女さんたちが舞うのだ。

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日本の宗教文化はいい。
なんでも神仏になる。怨霊までもが、結界を張って祀られる国である。
今まで「空気」を祭る神社がなかったことが不思議に思えてくるほどだ。
こんな宗教文化や世界観は、一神教や原理主義の世界観からは理解できないのだろうなぁ~。
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by m_chiro | 2014-06-19 08:33 | 庄内の記 | Trackback | Comments(0)
「脳報酬連鎖反応」の学び
近年、Dr.ホルダーに学んでいる。

ホルダー博士は、カイロプラクティック・ドクターでもあり医師で、以下は主な経歴である。

Dr.Jay Holder,DC.MD.PhD.
アルベルトシュバイツァー賞受賞
ホルダー研究所/エキソダス中毒症更生施設 所長
アメリカン・カレッジ・オブ・アディクショノロジー共同責任者
依存症関連の研究論文学術誌に多数掲載


Dr.ホルダーは7月に来日して、東京、福岡、大阪の各地で講演、セミナーを行う。
今回の講演は、「一般社団法人・日本アディクションプロフェッショナル認定協会」が主催である。

Dr.ホルダーは「マイアミバイス」を立ち上げた人でもある。
TVや映画でも「マイアミバイス」はよく知られているが、ホルダーは麻薬の蔓延は取り締まることで撲滅できるものだと考えたらしい。
ところが、実態は「依存症」という病気だと気付いたという。
そこから依存症に対する治療と更生施設を開いた。

依存症は脳内回路にある「報酬系」を誤作動させて過剰な快楽を与えられた病気だと見做して、現在は治療と更生のために奮闘している。
今回の来日を機に、「IC&RC」(世界最大の依存症プロフェッショナルの認定組織)が、日本でのカウンセラー養成を目的とした趣旨と依存症の世界的実態を講演する。
残念ながら、私はすでに予定が入っており出席できそうにない。

6月はじめに佐渡に行った帰り、車内で読む本を探して2冊の新書本を買った。
その中の一冊が「脳内麻薬」(中野信子著、幻冬新書)である。

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さっそく読んだ。
著者は新進気鋭の脳科学者、その上、フランス原子力庁サクレー研究所・研究員として勤務した経歴を持つ美人の学者だ。

依存症は、薬物依存にとどまらない。
たばこ、ギャンブル、セックス、アルコール、オンラインゲームなどなど。
脳内報酬系の誤作動がもたらしている実態から、依存症のメカニズムまで分かりやすく語られている。
それにしても「依存症」がこれほどまでに世界的に蔓延し、重要課題になっているとは…。
本書を読んで再認識させられた。
依存症への罠は、どこにでもある。
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by m_chiro | 2014-06-18 19:10 | Books | Trackback | Comments(2)
ストレスホルモンをコルチゾンから、オキシドシンへ
前回の記事に引き続いてストレス反応の問題。

ストレス反応から立ち直らせるホルモンとは何か?
ケリー・マクゴニガルは、それはオキシトシンだ、と言う。
オキシトシンと言えば、女性が出産や分娩、授乳に関わって視床下部で作られ、下垂体後葉から分泌されるホルモンとして知られている。

では、男性には関わりのないホルモンなのかというと、そんなことはない。
男性でも自分の子供ができるとオキシトシンのレベルは上がるのだそうだ。
きっと、愛情ホルモンなのだろう。

こんな調査の報告もある。
ハタネズミにプレーリー・ハタネズミとアメリカ・ハタネズミの2種類があり、プレーリー・ハタネズミは生涯をつがいで暮らすのだそうだ。
一夫一婦制のペアは哺乳類でも3%以下だそうだが、プレーリー・ハタネズミはオキシトシンの作用が強いのだとか。
その分泌を阻害すると、プレーリー・ハタネズミはつがいをつくらなくなる。
この調査から、オキシトシンは愛情ホルモンだとみられるようになった。

家族や社会のため献身的になること、信頼を高めること、スキンシップ、強い絆があることもオキシトシンの作用に関わるようである。
心地よい音楽を聴く、抱擁や入浴時にも分泌されるホルモンらしい。

そして何よりも重要なこと、それはストレスホルモンであるコルチゾンを抑える働きをすることだろう。
オキシトシンもストレスホルモンとされているようだが、コルチゾンとは対極にあるホルモンのようだ。

「日経サイエンス」のP. J. ザック(クレアモント大学院大学/ロマ・リンダ大学医学センター)の記事「信頼のホルモン オキシトシン」では、人間社会でうまく機能するためにはオキシトシンは重要な役割を担っていることが書かれている。

確かに、ストレス反応に過敏になっている患者さんには自分の体に対する信頼が欠けているようにも見える。
一方、ストレスで過食・暴飲暴食に走る患者さんは、自分の体に対する愛情の欠如があるのかもしれない。

もっと自分の体にも愛情を持ち、そして信頼しなさい、と言うことかな。
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by m_chiro | 2014-06-18 07:19 | Trackback | Comments(0)
「ストレスが悪い」、この考え方を変えよう!
ストレスが、いかに心身に悪影響を与えるか! 
そのことは誰もが知っている。
ストレスは健康問題だけでなく、生活の質をも左右している。

スタンフォード大学の健康心理学者であるケリー・マクゴニガル博士もまた、「ストレスは体に悪い」ということを盛んに説いてきたそうだ。
ところが、そのことが逆に「多くの人の心身を害することになった」、と告白したのである。
先日、NHKの「スーパープレゼンテーション」の再放送で、その話を聞いた。

ケリー・マクゴニガルは研究の成果から得た知見を基に、ストレスを悪とみなすのは単純な理解に過ぎないのだと話した。
「ストレスが悪い」という信念や理解が、逆に悪弊をもたらしている、というのである。

では、どうストレスと付き合うべきなのか?
ここにケリー・マクゴニガルの新たな提案がある。

ストレスの研究も進んでいる。
単純な理解では済まされないほど複雑なメカニズムが働いている。
そう話していた。
ならば、視点を変えてストレスも受け入れるしかない。
どうやって、視点を変えるのか?

人の体はストレスに対して、いろいろな症状を作り反応する。
が、そのことは「体が活性化していること」なんだ、とケリー・マクゴニガルは言う。
確かに、体はストレスと闘っている。
ストレスに反応しない体なんて、疲弊して反応する元気もないのだ。
だから、ストレス反応は体を立て直そうという活発な反応ということになる。

たとえば、ストレス反応として交感神経系が過剰に活発になり、コルチゾンなどのストレスホルモンが上がる。そのために心身の緊張状態がつくられることになる。
ここで「ストレスを悪」とみなすと、ますます心身に悪弊をもたらす悪循環が生まれる。
「ストレスは悪」という考え方をやめて、「身体が活性化している状態だ」と捉えよう。
ストレスに対する考え方を変えて、上手に付き合うことが必要だ、という結論である。

すると、実験結果に特徴的な変化が現れた。
「ストレス=悪」という考え方を持っている人の心臓血管は収縮したのだが、「ストレス=身体の活性状態」という考え方に立つ人の心臓血管は収縮しなかったのである。

ケリー・マクゴニガルが、TEDで行った興味深い講演を聞いてみよう。

「ストレスを友達にする方法」by ケリー・マクゴニガル


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by m_chiro | 2014-06-16 22:59 | Trackback | Comments(0)
筋骨格系疼痛の発症の共通因子とは?
「Pain」誌(2014.5月号)に掲載された論文をCareNet(2014.6.4)が公開した。
「筋骨格系疼痛の発症、男女で異なる職業関連因子」

その論文とは、フランスで1990年から5年間に渡って行われた筋骨格系疼痛(MSP)の疫学調査の結果である。

調査対象は12,591名(男性65%、女性35%)で、自記式質問票によって個人的因子や職業の関連性が調査されている。
筋骨格系の痛み(MSP)は、生物・心理・社会的因子が関わっているとされている。
それでも特定の局所痛と、多部位痛との関連は明らかでなく、それが今回の調査の目的のようだ。

以下は結果である
1.局所疼痛の発症率17%:多部位疼痛の発症率25.6%(1995年時点)
2.女性の予測因子:頻繁な反復的運動で首/肩の痛み、姿勢や振動で上肢痛/腰痛、道具を使う仕事で上肢痛
3.男性の予測因子:肉体労働と振動で首/肩の痛み、姿勢や肉体労働で下肢痛/腰痛、道具を使う仕事で上肢痛
4.肉体労働や振動は男女を問わず多部位疼痛と関連
5.心理的リスク因子:女性のみ、上肢痛および3~4か所の多部位疼痛


筋骨格系の痛み(MSP)には、多部位の痛みが多い傾向がある。
肉体労働、反復運動や姿勢など筋肉負荷が想定できるが、機能神経学的には姿勢運動制御系にかかわっているようだ。
興味深いのは「振動(vibrations)」の因子である。

運動や労働に伴う身体への振動が同相で干渉し合う(調和共鳴)ことで、強刺激が生まれるのだろうか。
逆に言えば、振動数によって物理化学的な性質を変化させる振動刺激は治療に応用できるということだろう。

「振動」のキーワードが、やけに目につくこの頃である。
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by m_chiro | 2014-06-09 16:05 | 痛み考 | Trackback | Comments(0)
「同期する世界」
佐渡からの帰路(6.2)は、新潟から特急電車に乗って酒田まで2時間ちょっとである。
退屈な時間なので、新潟駅構内の書店で読む本を探した。

すぐに目についたのが新書版の2冊。
ひとつは「同期する世界」(京大名誉教授・蔵本由紀著、2014.5.21刊)。
新刊本である。

佐渡でsansetu先生から技術指南をいただいた時に、私が関心を持っている「振動」との共通項に気がついた。
それで、「同期する世界」の本が目についたのかもしれない。

著者は物理学者で、しかも非線形科学の世界的権威のようだ。
数学を使わないで解説している本なので、門外漢には何よりもありがたい。
この本は自然の不思議現象を解説しているだけではなく、生命現象にかかわる同期現象についても1章を設けて説いている。
たとえば、心拍と血流の集団リズムにかかわる同期現象、体内時計や解糖反応、解糖する酵母細胞の集団同期、神経膜における振動と興奮現象、インスリン分泌のリズム、パーキンソン病にみる集団同期など。
解糖反応から遺伝子発現のリズムまでを取り上げて、そこにかかわる同期現象を解説していている。とても興味深い。
生命のリズムは本当に不思議な現象であるが、それらがとても興味深く書かれている。

簡単な同期現象の実験がYou-Tubeに投稿されていたので掲載しておいた。
「長さの違う振り子による同期」と「メトロローム同期」の2つの動画である。
あらためて見ると、とても美しいリズムである。
この不思議現象を楽しんでほしい!




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by m_chiro | 2014-06-07 01:07 | Books | Trackback | Comments(0)
佐渡へ行く(5.31~5.2)
もう30年以上も前のことになるが、私の母は享年52歳でこの世を去った。
突然のことだった。
心臓に器質的な疾患があり、その寿命を終えたのだ。
存命中も、母は突然倒れたり、蹲ったり、心臓のあげる悲鳴とたたかっていたのを覚えている。
今なら少しでも寿命を延ばす術があったのかもしれない。
でも本人は、もらった命と覚悟を決めた生き方をしていたし、そのことはいつも口にしていたようだった。

その母が、亡くなる一年ほど前に佐渡に旅をした。
気心の知れた友人たちと一緒の旅だったが、体を気遣って父も同行した。
おそらく夫婦で遠出した旅行は、この時が最初だったのだろう。
無事に帰ってからの、嬉々とした顔は今でも私の脳裏に残っている。
その時に撮った写真をアルバムにして、いつも眺めては回想していた様子からも、この佐渡の旅は母にとって格別のものだったことを窺がわせるものだった。

アルバムの一枚に、印象深く残っている写真があった。
黄色い花の群生した景色をバックにして膝を折り、にこやかな表情をカメラに顔を向けて撮った写真である。
そして私も、いつの日かこの地を訪ねてみたい、という思いを断ち切れずにいたのである。

その機会が突然やってきた。
ブログを通じて多くの啓発をいただいたsansetu先生が、一週間ほど佐渡に帰省するという。
先生にとっては最後の佐渡になるのかもしれない、と思い強引に面会を申し出たのである。
ご多用のところも顧みずに、佐渡の名跡のみならず、佐渡らしい自然の姿をとどめる場所を2日間にわたって案内してくださったのである。
尊敬する先生と時間を共有しながら、とても緊張して付き従って歩いたように思う。
行く先々で先生の知人・友人とも出会い、その様子や会話を聞きながら思った。
sansetu先生ご夫妻がこの地に溶け込み、そして親しき島民たちと温かく心を通わせて過ごした18年だったに違いない、と。

夕べには仲間が集い、佐渡の魚三昧、地酒を飲み交わし、それは楽しい時間だった。
最終日の朝、連れて行ってくれたのが大野亀。
大野亀はミシュランガイドの2つ星がついている。
雄大で見事な景観である。
そこにはトビシマ・カンゾウが群生し、山吹色に咲きほこっていた。
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ここが母の訪ねた場所だ!
そう確信すると、離れがたい郷愁が胸に湧きあがった。
心地よい人たち、うまい酒、美味なる料理、尊敬する師との時間、そのどれもが至福の時だった。

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by m_chiro | 2014-06-05 18:03 | 雑記 | Trackback | Comments(0)



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