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遊佐町・中川河川敷公園の桜並木をみる(4.28)
市内の桜が満開になったと思ったら冷たい雨が降り続き、お花見どころではありませんでした。
4.28、ゴールデン・ウィークに入りましたが、酒田は気温11~12度、曇り時々陽射し。

酒田市内の桜は盛りが過ぎたので、鳥海山麓の遊佐町・中山河川敷公園の桜を見に出かけました。
ここの桜並木は庄内でも桜の名所です。
ちょっと肌寒い風でしたが、ちょうど見ごろでした。


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河の上に渡した鯉幟も泳いでいました。

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鳥海山の雪解け水が流れていて、とてもいい風情です。
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by m_chiro | 2013-04-29 06:55 | 庄内の記 | Trackback | Comments(2)
危うく「寝違い」にするところだった
老婦人が、ご主人に伴われて治療にみえた。
昨日の朝起きてから首が回らなくなったのだそうだ。
痛くて、痛くて、こんな辛いことはない!….、と訴える。

「朝起きて痛みを感じたのだったら、寝違いでもしたのかもしれませんね」
「寝違いじゃないと思うんだけど…..」
「何で寝違いじゃないと思うの?」
「朝起きた時は大丈夫だったんです。けど、朝ごはんを食べた後から痛み出して首を回せなくなったんです」。
(摂食と関係あるのかな...)

それで、病院の整形外科に行ったそうだが、X-rayで問題がないと言われて終わりだった。
でも辛いので、降圧剤の処方を受けている内科医院で診察を受けることにした。

冬期間の4か月ほどで体重が5㎏減り、最高血圧が170㎎だった。
医師は、胃カメラ、血液検査などの精査を指示し、別の病院に紹介された。
結果は、一週間後に判明する。

頸部の可動域をみると、右回旋に痛みによる制限がある。
発痛部位は、右胸鎖乳突筋の3分の1ほど上部の領域にある。
左回旋は動きやすいが、それでも右の同じ部位が痛む。
仰臥位は長くはできない、寝て起きる動作が大変だと言う。
歩行で腰部も痛むが、それよりも首の痛みの方が強くて歩くのもしんどい。
座位が最も楽な姿勢のようである。
鎖骨の胸骨端や上部肋骨も固着している。
座位のまま、間接的手法で筋スパズムのリリースを試みた。

筋が半分ほど弛んだ頃に、患者さんが大きく深呼吸をした。
「大丈夫ですか?」
「大丈夫です。なんか空気が抜けたようにゆっくりしました…」

頭部を支えるために前頭部に手を添えたら….「あれっ!、熱があるんじゃない…」。
「熱はないですヨ」
「測ってみたの?」
「いいえ、風邪もひいたこともないし、熱が出たことがないから….」
「ちょっと熱を測らせてもらえるかな….」
37.8度だ。夕方にかけてもっと上がるかもしれない。

「首が痛むだけでなくて、身体全体が痛だるくて、シンドイんじゃないの?」
「ええ…、辛いです」
風邪症状はなかったそうだ。

風邪やインフルエンザもそうだが、全身疾患や感染症などの熱に伴う筋肉痛がある。
細菌やウイルスを取り込んだマクロファージは、インターロイキンという内因性発熱物質を出す。
このインターロイキンは、筋肉にも運ばれてプロスタグランジンE2がつくられる。
プロスタグランジンE2は酵素(リリソーム)を細胞外に遊離して、筋肉のタンパク質を分解するために筋痛が起こるのである。

発熱によって痛みが起こる仕組みであるが、さて、この患者さんの問題は熱の原因にある。
内科医院で再診を勧めたのであるが、危うく「寝違い」にするところであった。
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by m_chiro | 2013-04-24 07:49 | 症例 | Trackback | Comments(1)
キャパの実像 NHKスペシャル「沢木耕太郎推理ドキュメント(2013/2/3)」
「キャパの十字架」沢木耕太郎著が、NHKスペシャル(2.3)でドキュメントの番組として放映されたようだ。
動画で観れるようなのでアップしておきます。

キャパの背負った「十字架」の意味がよくわかります。
映像で辿る方が、一枚の写真の真贋論争の問題点も理解しやすいでしょう。

下のタイトルから動画にアクセスできます。

沢木耕太郎 運命の一枚~戦場写真 最大の謎に挑む~


ぜひ、ご覧ください。
とてもワクワクする謎解きです。そしてキャパが十字架を背負って、敵の銃弾に背を向けながら戦場写真を撮り続けなければならなかった魂魄を窺うことができるようです。
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by m_chiro | 2013-04-18 14:15 | 雑記 | Trackback | Comments(0)
「キャパの十字架」沢木耕太郎著
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沢木耕太郎著「キャパの十字架」を読んだ。

一枚の写真から推論をし、仮説を立て、検証していく、その緻密なプロセスがとても参考になった。
また、極上の推理小説でも読んでいるように面白かった。




一枚の写真とは、「LIFE」誌に掲載された有名な写真「崩れ落ちる兵士」である。
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1936年のスペイン内戦で、共和国軍兵士が反乱軍の銃弾を受けて倒れるところを撮ったとされる写真だ。
戦場カメラマン・キャパの名前を一躍有名にした写真である。

いろんな雑誌に何度となく登場した写真であるが、これほど物議をかもした写真もめずらしい。

場所は銃弾が飛び交う戦場とされる。
カメラマンの命でさえ危うい状況の中で、今まさに銃弾を受けて崩れ落ちる瞬間を捉えることなどできるものだろうか。
そんな思惑が錯綜して、写真の真贋論争が沸き起こるのである。
いろんな論客が推論し、物理学者まで巻き込んで世界を騒がせた。
が、キャパ自身は口を閉ざした。

やがて、この論争に決着がついたと思わせる告白が発表される。
「崩れ落ちる兵士」の家族が名乗り出るのだ。
しかも戦死の状況も詳しく述べられた。一兵士の戦死の状況が事細かに、写真を解説するように報告されたのか。
これが逆に怪しいということになり、写真の真贋論争は終息しなかった。

「崩れ落ちる兵士」は本当に撃たれたのか。

キャパの写真集などを翻訳もしたノンフィクション作家・沢木耕太郎氏が、長年の疑問に決着を付けるべく取り組んだ意欲作である。

現地を取材し、キャパのあらゆる写真に目を通し、これまでの真贋論争の論説をあたり、一枚の写真から「崩れ落ちる兵士」の正確な場所、銃弾の物理作用と標的の崩れ方、人物の特定、カメラの特定、写真の撮られた角度、季節から雲の動きなどなど。
一瞬を切り裂いた一枚の写真とその状況が推論され、検証されていく。

写真の真贋論争からはじまった謎は謎を呼び、糸は幾重にも錯綜し、ついには思わぬ結論に辿り着く。
それだけではない。書名にあるキャパが背負った「十字架」とは何を意味しているのか。
キャパ自身の実像に迫りながら、この天才的な写真家の生き様までもが推論されている。
何よりも、著者の推論と検証の手法に関心させられた。
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by m_chiro | 2013-04-16 17:55 | Books | Trackback | Comments(0)
「どっちの脚が短いですか?」
「どっちの脚が短いですか?」。
脚の長さを気にする患者さんがいる。
そう聞いてくる患者さんは、カイロや整体などの徒手療法を経験している人のようだ。
それだけ徒手療法では、「脚長差症候群」という概念を重視しているのだろう。
きっと両脚の長さが揃ったことを、治療の成果として説明しているのかもしれないし、体調不良の目安にでもしているのかもしれない。

しかし、よくよく考えれば、これほど怪しい話はない。
非対称性は自然界の常であり、ヒトの身体とて左右対称ではありえないからだ。
例えば心臓や肝臓、胃の位置も正中にあるわけではないし、腎臓も左右の位置関係は違う。
数ミリ単位の脚長差なんて、あって当たり前である。

特に、カイロプラクティックでは脚長差を検査項目に入れているメソッドもある。
しかし、それはあくまでも検査手技であって、脚長差を無くすための方法論としてあるのではない。
あくまでも刺激に対する興奮と抑制の神経シナプスの反応を見るためのものである。
だから治療の結果として、脚の長さが揃ったかどうかなんて関係ない。
繰り返すが、脚長差の検査は身体の動きや刺激に対する反射的な振る舞いを見ることに意義があるのだ。
そこから、身体における機能的な状態を推測できるし、効果的な刺激が入力されたかの確認にもなる。

ところが、どこで勘違いしたのか、脚長差を無くすことが治療の目的になってしまった。
脚長差を気にする患者さんが多いのも、そんな誤解が少なからずあるのだろう。
そこでは「解剖学的短下肢」が、いつの間にか「生理学的短下肢」にすり替わっている。

「生理的短下肢という客観性のないあいまいな用語はさけるべき」、と提言をしている論文もある。
その論文の記載によると、解剖学的短下肢は次のように定義されている。
「短下肢とは、一方の下肢が他方と比べ、大腿骨頭重力負荷表面から床までの長さが、実際上短いことを意味する。(Bayley & Beckwith,1937)」

要するに、体重負荷、重力負荷による大腿骨頭表面から床までの長さのことである。
だから大腿骨や脛骨の長さが同じでも、解剖学的脚長差は存在することになる。
J.F.Winterstein,DC.の論文「脚長差症候群について」(日本カイロプラクティック学会雑誌Vol3,No2)によれば、150人のX-ray撮影の結果では93%に1㎜以上の脚長差が認められている
左右差に有意な差はない。
脚長差のない人の方が稀だということである。
この構図は、椎間板ヘルニアと痛みの関係の主張にどこか似ている。

一方、生理的短下肢は下肢長を測定しているものではない。
仰臥位あるいは腹臥位で、患者の踵あるいは内踝の位置的な比較をしているだけのことである。
それが治療の結果として揃ったことに何ほどの意味はない。
だから、生理的短下肢を揃えるための治療行為なんて、健康妄想の都市伝説という他ないのである。
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by m_chiro | 2013-04-15 09:05 | カイロプラクティック | Trackback | Comments(0)
含蓄のある言葉だなぁ~!
私が勝手に心の中で師匠と思っているsansetu先生。
Sansetu先生は鍼灸師でもあり、武道家でもある。
音楽家や作家でもあり、詩人かもしれない。
あまりにも才能がマルチで、どれが本当の顔か分からない。
なによりも愛妻家で、思索の人でもある。
きっと、どれもがsansetu先生そのものなのだろう。

それでも、私自身が鍼灸の指導を受けたわけでも、武道の稽古やその他の指導を受けたわけではない。
先生のブログ記事http://sansetu.exblog.jp/から、ものの見方や考え方を学ばせていただいただけである。

それなのに「師匠」と呼ぶのはおこがましい限りなのだが、先生の昨今の思索の日々を綴った記事から、とても含蓄のある言葉を引用させていただこう。
これも勝手にではあるが……。

「自然」と「治ること」の2題。名言だなぁ~!

「自然」
人の自然は弱い
人以外の自然は強い
人は不自然になることで初めて強くも成れる
人の不自然を以て
自然と云う

「治ること」
治ることが
自分たちの
理論の正しさを
証明することには
まったくならない
人は
治る時には
ハナクソでも治る

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by m_chiro | 2013-04-09 23:05 | 雑記 | Trackback | Comments(0)
「コーヒーは健康に良い」と言える7つの理由
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「コーヒーは健康に良い」と言える7つの理由
http://netallica.yahoo.co.jp/news/20130327-00000307-lifehac


コーヒーが好きだから、上の記事が目にとまった。
この記事を要約すると、以下のような内容である。

「コーヒーは健康に良い」と言える7つの理由
1.頭をよくする 

カフェインの覚醒効果、脳内の神経伝達物質の抑制を阻止する。つまり興奮性に働く。

2.脂肪を燃焼させ身体能力を高める
 
やはりカフェイン。中央神経システムに刺激を与え、新陳代謝を上げ、脂肪酸の酸化を促す。だから、運動能力や身体機能能力を11~12%向上させるとか。

3.糖尿病のリスクを下げる 
毎日飲むコーヒーの量1杯あたりに対し、生活習慣病などによるⅡ型糖尿病のリスクが 7%減少した。コーヒーを飲めば飲むほど、糖尿病のリスクは軽減するらしい。

4.アルツハイマー病やパーキンソン病のリスクを下げる 
アルツハイマー病や認知症になるリスクが60%も低いことが分かった。パーキンソン病や認知症などの神経変性の病気は脳内のドーパミン生成神経が死滅する。その神経変性の病態リスクを32~60%引き下げる。

5. 肝臓にやさしい 
肝臓がんのリスクを40%、肝硬変のリスクを最大で80%まで引き下げる。

6.致死率を下げる
コーヒーと致死率の関係が明らかに。

7.栄養と抗酸化物質が含まれている
コーヒー豆にはビタミンやミネラルなど多くの栄養が含まれているから。
コーヒー1杯に含まれる栄養分
○ パントテン酸(ビタミンB5):1日に必要な摂取量の6%
○ リボフラビン(ビタミンB2):1日に必要な摂取量の11%
○ ナイアシン(ビタミンB3)とチアミン(ビタミンB1):1日に必要な摂取量の2%
○ カリウムとマグネシウム:1日に必要な摂取量の3%

さてさて、こんな具合にコーヒー好きにはたまらない理由があげられている。
だが、くれぐれも勘違いをしてはいけない。
コーヒーとの関連性やその影響が指摘されているだけで、必ずしも効果あるいは薬効として証明されているわけではない。
それもコーヒー単体での調査だから、砂糖やミルクを入れる場合はまた違ってくる。
それでも嬉しいニュース。 
だからと言って、飲み過ぎには注意!
薬効や効能があるわけではないわけで、コーヒー好きにの自己満足かもしれないけど、まぁいいか!
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by m_chiro | 2013-04-05 14:31 | Trackback | Comments(2)
MPSの概念がない痛みの診断基準なんて「帯に短し」だなぁ~!
先日みえた中年のご婦人は、両膝に手をついて脚を杖代わりにしながら治療室に入ってきた。次のような経過を辿って歩くのが困難になったようだ。

10日前の朝のことである。起床して、歩きだしたら足元がヨタヨタして歩きづらい。
次第に歩けるようになったが、それでも右鼠蹊部や股関節周辺に多少の痛みがある。
そんなことが3日ほど続いて、4日目の朝にはとうとう歩けなくなった。
膝に手をついて杖代わりに歩かなければならない。右の鼠蹊部に腫れや痛みがある。

病院の整形外科を受診し、X-rayでは骨には問題がない、とされた。
でも、どこかに病巣があるかもしれないからとMRI検査を予約される。
それも一週間後ということになった。
MRI検査まで我慢しているのも辛いから、と治療にみえたのである。

この患者さん、寝ていれば痛まない。
寝返りなど動くと右股関節周辺が痛む。
直立歩行は辛いので、膝に手をついて腰を曲げて歩く。
動作痛で、深部反射は(+)である。
骨折など関節の病変もなかったわけだから、先ずは筋・筋膜障害を想定できる。
だが、更にMRIの画像診断の手順が選択された。

特に、股関節後面の筋群に過緊張と圧痛点(TP)がみられた。ある意味で単純な筋の病態である。
その筋群に負荷をかけたのであろうことが推測できる。
痛みの前日の過重負荷が問題かもしれない。

ところが本人は考えあぐねている。
例として、股関節を外転させる運動を模擬で示すと、ヨガ教室でそんな運動をしたことを思い出したようだ。「股関節はいのちだ」と教えられたらしい。だから、苦手な股関節の外転運動を一生懸命やった。
でも、この運動は股関節に「良い運動」と思っているので、憎悪因子として思い至らなかったようである。

TPのある筋群をリリースすると、直立して歩けるようになった。2回目の治療では通常歩行も可能になった。
MPSに思いが至れば決して難しい病態ではなかったのだが、治療は特異的な病巣の有無が画像的に明確になるまで待たされることになる。

昨年末には、筋骨格系の問題に対する診断基準が発表されたばかりである。
そのことを記事にした。「腰痛診察の在り方が変わるか!?」
そこでは、85%が「生物・心理・社会的モデル」とされ、画像診断は必要がないものとしている。
それでも画像診断依存は変わる気配もない。

加茂先生のブログ記事が明確に分けている「崩れゆく整形外科的理論」
痛みの画像診断は「悪性腫瘍、感染症、リウマチおよびその周辺の炎症性疾患、骨折、生来の不具合」の鑑別の意味しかない。
先日、先々日、ブログに書いたように、最近は「慢性痛」がトレンドだ。しかし、整形外科医の出番は少なく、主として生理学者やペインクリニック系、心療内科系が主役だ。整形外科の理論だと慢性痛をうまく説明できない。整形外科医はかわいそうなことに、人力車時代の勉強をさせられたわけだ。少しずつ頭を切り替えていかなくてはならない。痛みの損傷モデルでは生理学的にも疫学的にも臨床経過からも説明できない。
生物・心理・社会的モデル(機能的疾患、functional somatic disease、筋痛症モデル)」

MPSの概念がなければ、どこまでも特異的な病態を画像で探ろうとするのだろう。
結局、MPSの概念が欠落した痛みの診断基準なんて、「帯に短し」と言わざるを得ないように思う。
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by m_chiro | 2013-04-03 22:48 | 症例 | Trackback | Comments(0)



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