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月山・志津温泉郷の「雪旅籠の灯り」イベント
今年の冬は雪国のどこもが格別の寒さと積雪量である。それに加えて長ぁ~い冬だ。
先週末から、この冬最高の大寒波襲来で大暴風雪。
先日のニュースでは、北海道や青森で5メートルを超えた、と報じていた。
5メートルで驚いてはいけない。
山形県の「月山」の登山口にある志津温泉では、毎年6メートルほどの積雪がある。
月山には「スキー場」もあるが、ここのスキー場は夏専用である。
冬は雪があまりにも多すぎて滑れない。だから、スキー場開きは夏である。
それくらい積雪量が多い地域なのだ。

冬のイベントと言えば「札幌・雪まつり」、秋田県では「雪かまくら祭り」がある。
雪国の冬の冬の風物詩で観光目玉である。

その2大冬祭りに勝るとも劣らないのが、山形県の月山志津温泉・「雪旅籠の灯り」(2.22~3.3)というイベントだ。


ここ月山の志津温泉郷は、出羽三山に向かう宿場町である。
月山志津温泉 「雪旅籠の灯り」にアクセスして、「雪旅籠ギャラリー」の写真で雰囲気を感じてほしい。

c0113928_12585024.jpgこれは旅館(旅籠)が雪化粧しているわけじゃない。

6メートルもの積雪を利用して雪旅籠を制作したのだ。

中に50人ほどが入れる巨大な「旅籠かまくら」なんだ。
アイスバーもあるし、出店もある。
写真展示や土産物の販売もある。

ローソクの灯りはオレンジ色、アイスバーでは青色発光ダイオード(LED)で飾られ、とても幻想的な場が雪の中に出現するのである。
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by m_chiro | 2013-02-25 13:11 | 庄内の記 | Trackback | Comments(2)
「いったい、どっちなんや!?」
前回の記事にしたこと。
庭の枝に刺しておいた傷んだリンゴを狙って、鳥たちがやってきた。
最初に見かけた鳥を「ムクドリ」と思って、ムクドリのことを話題にした記事である。
後で写真を撮って掲載したら、鍵コメ様からのコメントで、写真の鳥は「ヒヨドリ」だと教えていただいた。
感謝である。

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この写真は、前回の記事の翌日に撮った。
雪が積もって真っ白になった枝、リンゴも雪をかぶっている。
それでも鳥がやってきた。確かに、これも「ヒヨドリ」だ。

では、最初に見た鳥は何だったのだろう?
子どもが外で泣かされているような鳴き声だった。
「キュルー」と「K」の音が強い雑音じみた音だった。
ヒヨドリの鳴き声は「ピィヨー」と「P」の音が強い可愛らしい声だ。
鳴き声から「ムクドリ」と思ったが、思い込みだったのかもしれない。

小学校の先生をしているか患者さんがみえて、庭に来ているのは「ヒヨドリ」だと教えてくれた。ムクドリは群れで行動するが、ヒヨドリはツガイで行動するのだそうだ。
それでも庭に鳥の姿を見かけた他の患者さんは、一様に「ムクが来てる」と言っていた。
ムクドリもヒヨドリも見分けが出来ず、スズメよりも大柄な鳥はみな「ムクドリ」と思い込んでいるのかもしれない。
ますます思い込みだったのだろうか、と思えてくる。

「スズメ」、「ホオジロ」、「メジロ」も来たが、みな大きな鳥に追い立てられてしまって、今ではこの「ヒヨドリ」が占拠している。

最初に見かけた鳥は「ムクドリ」だったのか?
それとも最初から「ヒヨドリ」だったのか?

ムクドリか?  
ヒヨドリか?

「いったい、どっちなんや?」


「どっちも~」、という声に期待したいが、日々、自信がなくなっていく。

それでも、ムクドリと思ったために思わぬ学びをした。
それだけでも嬉しい!!

ここ数日、治療室に中ではムクドリの話題で賑やかだった。
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by m_chiro | 2013-02-23 17:01 | 守屋カイロ・オフィス | Trackback | Comments(0)
この寒空に、♪こころウキウキ♪の一日
傷みかけているリンゴがあったので、傷んだ部分を切り取って庭の山茶花の冬枯れの枝に刺しておいた。
さて、この冬にどんな生き物がやってくるか。
きっと、鳥に違いないが….。
どんな鳥が、どのくらいの早さで、このリンゴを見つけるのだろう?
楽しみだなぁ~!

AM9時に刺しておいたリンゴは、その日の昼を過ぎてもそのままだった。
PM3時頃には、一羽の鳥が枝に止まっていた。
「ムクドリ」だ。
おおよそ5~6時間の間には、リンゴを見つけたことになる。
いったい、どこで、どのようにして気がつくのだろう。
鳥の俯瞰する眼は、実に興味深い! この視線は治療の観法にも応用できる。

そのうち、一羽のムクドリが甲高い声で鳴きだした。キュルキュルと鳴く。その鳴き声に呼応して、もう一羽が飛んできた。番(ツガイ)だろうか。
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ムクドリは害虫を駆除する益鳥である。
春になると、ムクドリの一家は平均6羽のヒナをかえして、8羽の家族構成になるらしい。
そのムクドリ一家が一年間で百万匹の害虫を駆除するそうだ。
害虫の駆除費が一匹1円とされるようだから、ムクドリ一家は百万円の効果を農林業にもたらしていることになる。
でも増えすぎると、果物や実物が荒らされることにもなるが….。
とりわけリンゴは好物らしい。

さて次の動画は、アイルランドの川で撮影されたムクドリの群れ。
素晴らしい映像だ。



この映像から
「美しいムクドリの群れを科学する」研究がはじまったとか。
生態学ではなく物理学の研究のようだ。
これはヒトの姿勢制御系にもみられる反射系が基本のようである。
空間で方向を変えたり高度を変えるのは鳥には朝飯前だろうが、それが数百羽もの群れが同時に起こす反応となると驚愕するしかない。

今後研究がさらに進めば、この生理学的なメカニズムが鳥類以外の分野で見つかる可能性もある。ムクドリの群れの動きは、タンパク質や神経細胞などにも見られるとされる生物学的臨界点を示す、最も美しく、もっとも目にとまりやすい例にすぎず、人間がまだ理解していない普遍的原理の存在をほのめかしているのかもしれない。


腐りはじめたリンゴから、思わぬ学びを楽しんだ。
外は、吹雪、雪、吹雪、時々休み。
寒い日が続いているのだが….。
ツガイのムクドリのおかげで、昨日は「こころウキウキ」の一日だった!
お礼に、また、リンゴをあげなくちゃ!

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by m_chiro | 2013-02-20 17:14 | 守屋カイロ・オフィス | Trackback | Comments(2)
「痛み学」NOTE 59. 炎症・腫脹にみる合目的活動のダイナミクス③
「痛み学・NOTE」は、日々の臨床で痛みと向き合っている医師や日本を代表する研究者の著作あるいはホームページを通して学んだり考えたりしたことを、私の「学習ノート」としてまとめ、書き綴るものです。


炎症・腫脹にみる合目的活動のダイナミクス③
③組織修復のダイナミクス


白血球の向かう先は損傷部位であるが、この走行もケモカインが誘導する。
拡散された組織中のケモカインには濃度があり、白血球は濃度の低い方から高い方へと走行し、炎症局所に誘導される。この走行は、濃度勾配に逆らった走行性である。

白血球には好中球(多核)、マクロファージ(単球)、リンパ球などがある。
好中球は「小食細胞」とも呼ばれている多核の細胞で、比較的小さな異物・壊死物に対する食作用を行う。

損傷の比較的早期に、好中球の浸潤が多くみられる。
また、マクロファージは単球であり、比較的大きな異物・壊死物の食作用にかかわる。
そのために「大食細胞」とも呼ばれ、損傷の後期に活躍する。

初期に好中球が前線部隊として出動し、戦後の守りにマクロファージが活躍するという図式だろうか。そしてリンパ球は、免疫機能に関わる抗原情報を提示する役目を担っている。

こうして炎症の現場では、実に戦略的でダイナミックな活動が繰り広げられているのである。
侵害刺激に反応して、DRGではサブスタンスPやCGRPといった神経ペプチドがつくられるが、これらは末梢の受容器(ポリモーダル受容器)に神経と液性の信号伝達のメッセンジャーとして待機するわけだ。しかも持続的に。

熊澤孝朗先生の下の作図は、この神経ペプチドの広範な修復活動の作用を示している。
ポリモーダル受容器は、痛覚系を過剰に興奮させる役割を担うところであり、また修復・鎮痛のポイントでもある。
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炎症や腫脹、痛みにプロスタグランジンが注目されているが、そうした認識を改める必要がありそうだ。
プロスタグランジンなどはポリモーダル受容器を直接興奮させる作用を持たなからで、組織の現場では低濃度のブラジキニンでもポリモーダル受容器を興奮させるとされている。
炎症・腫脹・痛みにかかわる組織内でのダイナミックな活動は、実に複合的で合目的である。
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by m_chiro | 2013-02-15 12:19 | 痛み学NOTE | Trackback(1) | Comments(0)
「痛み学」NOTE 58. 炎症・腫脹にみる合目的活動のダイナミクス②
「痛み学・NOTE」は、日々の臨床で痛みと向き合っている医師や日本を代表する研究者の著作あるいはホームページを通して学んだり考えたりしたことを、私の「学習ノート」としてまとめ、書き綴るものです。


炎症・腫脹にみる合目的活動のダイナミクス②
②白血球の合目的ダイナミクス


この血管の透過性を亢進させるステップは、生体防御という戦略を実行するためのメカニズムを発動させる最初の戦術である。
それもすべて、白血球という強力な戦力を局所に動員して生体を防御し、組織を修復させるために、合目的でダイナミックな活動が展開されるのだ。

さて、血管透過性が高まると、水分が血管から滲出する。血漿成分も組織液へ滲み出ることになる。
したがって腫脹(浮腫)が起こるのだが、このプロセスが実に巧みである。

血漿成分が滲出すると、血管内の血液成分は減少することになり、粘性が増す(濃縮)。
だから血流は緩やかになる。

血流が緩やかになることで、血管の中心を流れている血液成分が血管内皮細胞に集まるようになる。白血球を血管外に誘導するためには、どうしても内皮細胞の周辺に待機させておかなければならないからである。

一方、炎症局所の細胞群からは「ケモカイン」という白血球走行(遊走)因子が分泌され、それを周辺に拡散させる。
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このケモカインが血管に到達すると、血管内皮細胞を刺激することになる。
白血球の働きを誘導するためには、ケモカインが重要な作用を受け持っている。
西部劇に出てくる幌馬車隊を誘導する偵察隊のような働きとして理解しておくと分かりやすいかもしれない。

血管内皮細胞の膜表面には、白血球を内皮細胞に引き寄せる細胞接着因子(セレクチン、インテグリン)があり、ケモカインはこれらの接着因子を活性化させるのである。
細胞接着因子が活性することによって、白血球は内皮細胞に添って走行していく。
そして、内皮細胞の収縮によってつくられた隙間(すきま)から血管外に出る。
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この間隙を抜けるときに、白血球はアメーバーのように形を変えて通り抜ける。

そしてMMPs(タンパク質分解酵素)を分泌し、血管壁細胞の基底膜を部分的に破壊して血管外に出る(浸潤)のである。
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by m_chiro | 2013-02-15 09:12 | 痛み学NOTE | Trackback | Comments(0)
「痛み学」NOTE57.炎症・腫脹にみる合目的活動のダイナミクス①
「痛み学・NOTE」は、日々の臨床で痛みと向き合っている医師や日本を代表する研究者の著作あるいはホームページを通して学んだり考えたりしたことを、私の「学習ノート」としてまとめ、書き綴るものです。

炎症・腫脹にみる合目的活動のダイナミクス①
①血管透過性亢進の仕組み


主に炎症反応に関わる微細血管の血管壁には、下の模式図のように外側に血管壁細胞があり、内腔面には血管内皮細胞で構成されている。
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通常、この血管壁を通過する物質は水と水溶性物質、そして酸素や二酸化炭素などの気化物質に限られている。

当然、血漿タンパク質(免疫グロブリン、フィブリノーゲンなど)や細胞などは通過できない仕組みになっている。

ところが、炎症が起こると事態は一変する。

最初に、炎症性物質であり内因性の発痛物質であるブラジキニン(BK)、プロスタグランジン(PG)、ヒスタミン、セロトニン、サイトカインなどが、血管内皮細胞を刺激する。
すると、刺激を受けた局所の血管内皮細胞は縮む

個々の内皮細胞が収縮すると、隣接した細胞間の接合部に隙間(すきま)ができる。
これが血管透過性の亢進という現象を生みだすのである。

炎症が起こると血管は拡張されるのだが、血管の拡張によって血流量は増加することになる。また、内皮細胞は収縮することで内圧が高まる

こうして血管の透過性が亢進する、という仕組みである。
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by m_chiro | 2013-02-15 00:20 | 痛み学NOTE | Trackback | Comments(0)
PGE2は、炎症や痛みにどうかかわるのだろう?②
PGE2は、炎症や痛みにどうかかわるのだろう?②
② 組織に損傷がなくても、PGE2は放出される


"Metabolism and inflammatory mediators in the peritendinous space measured by microdialysis during intermittent isometric exercise in humans."

「ヒトの断続的な等尺性運動で、腱周辺間隙に代謝および炎症メデイエーターが微量透析法によって測定された」という報告。

プロスタグランジン(PGE2)は、組織損傷の結果として炎症と痛みを演出すると理解されている。
ところが、この見解はあまりにも一方的すぎる、
こうした見解を捨てるべきだ、という報告のひとつである。

微量透析技術(microdialysis)を用いた研究で、通常の歩行を模した断続的な足底屈曲アイソメトリック運動を行い、アキレス腱の周辺組織から採取した液性成分の調査である。
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この運動で明らかにPGE2が増加している。たが、被験者に痛みは出なかった。
組織の損傷がなかったにもかかわらず、なぜPGE2が放出されたのだろう。
研究者は、PGE2がアキレス腱と他の組織に血管拡張を作ったことによるものだと結論づけている。

この研究でわかったこと。
通常の運動負荷でも、炎症活動に見られるような脂質と炭水化物の代謝がアキレス腱周辺組織で加速したということである。要するに、新陳代謝のプロセスも機械的な運動負荷によって人間のプログラミングに下書きされるのだ。これらのプロセスは、損傷と使い過ぎによる炎症の進行を理解する上で重要なのだろう。

“Cyclo-oxygenase-2 mediated prostaglandin release regulates blood flow in connective tissue during mechanical loading in humans. ”
「COX-2の媒介によるプロスタグランジンの遊離は、ヒトの機械的荷重で関連組織の血流を調節する」という報告(報告は、コペンハーゲン大学病院リウマチ科・スポーツ医学ユニットから).

COX-2の媒介したプロスタグランジンの放出は、ヒトにおける機械的荷重によって結合組織の血流を調節する。

アキレス腱での PGE2 の産生が高まるのは、歩行運動中と停止回復期で、休息時でさえPGE2 の産生がみられる。
ところが、COX-2を阻害する薬物を服用している間には、増加することはなかった。

要するに、マクロファージが線維芽細胞を刺激して産出するPGE2は、損傷時に限らず、あらゆる場面で合成されていることになる。
だからと言って痛みを伴うとは限らないのである。

この研究から学ぶべきキーポイントは、休息時でさえ通常「痛みや炎症を起こす」とされている PGE2 を産み出すということである。

そして、歩行をシミュレートする軽いアイソメトリック運動のような、決して有害でない刺激によっても炎症性メディエーターは産出されているのである。

組織が損傷してるか否かは、PGE2産生に何の関連もないということになる。
だから仮に組織治癒が損傷後に起こるとしても、PGE2にその根拠があるわけではないのだろう。

もうひとつ重要なのは、COX-1とCOX-2の酵素は、食事で摂取したΩ6アラキドン酸を PGE2に換えるということだ。
更に、同じCOX酵素が食事で摂取された物質のΩ3エイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)を抗炎症性メディエーターに換えるのである。

したがって、細胞膜の中にあって炎症活動を行うCOX酵素に対して、Ω6とΩ3脂肪酸のバランスは痛みと炎症に影響を与えていることになる。

これも栄養学的循環の鍵となる知見である。痛みは、その前駆段階として栄養学的循環の問題も頭に入れておく必要がありそうだ。
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by m_chiro | 2013-02-07 17:28 | 痛み考 | Trackback | Comments(0)



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