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空の誕生日祝いが届いた
「そらさんに小包が届いていますが、そらさんはこちらのお宅ですよね」。
宅配便のお兄さんが、「そら」さんの在宅を尋ねながら小包を届けてくれた。
「はい、それは空(くう)という犬の名前です」と言って受け取ると、宅配のお兄さん「犬ですか?」と訝しげ。
毎年、空の預かり親さんから誕生日のお祝いが届く。
そのたびに、宅配のお兄さんと同じような問答になる。

最初のときは訳も分からず、「そらさんは、うちじゃありません」と言っていた。
「住所はこちらなんですけど...???」と宅配さん。
住所を確認すると、苗字の後に「空」と書いてある。
「アッ、これくうです。空と書いて、くうと読むんです。犬の名前」。
「犬? 犬に小包ですか」と宅配さんが笑っていたことを、誕生祝いの小包が届くたびに思い出す。

これは確か3年前の誕生日ケーキ。
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ケーキに空の顔と名前が付いていた。オーダーメイドのケーキが届いたのだ。
とてもうれしそうな空の表情が印象的だった。
私でもこんなケーキで誕生祝をしたことなどない。

今年はパテシエール・セリ の厳選されたケーキとクッキー、コラーゲンたっぷりのクール・デザートなどが沢山届いた。
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人間も食べられそうだ。
クール・デザートは、まるでシャーベットのようである。

今日は、早速「松坂牛のパイ」をあげた。
空のおかげでみんなも御相伴にあずかれる。
写真を撮るまでの「おあずけ!」ポーズ。
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端っこの小さな真っ黒の塊は、持ち込まれた訳あり犬である。
このエピソードはいずれ又の期会に。
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by m_chiro | 2009-08-31 23:50 | 雑記 | Trackback | Comments(2)
「学会誌・第10巻」の編集作業終わる
印刷所送りにしていた「日本カイロプラクティック徒手医学会誌・第10巻」が今日できあがってきた。
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学会誌の編集長もこの10巻をもって退任することになった。

最後の編集作業を終えてデータを印刷所に送った後は、しばらく放心状態で何もする気が起きなかったくらい今回は疲れた。

いろいろトラブル続きで編集作業が遅れ、バタバタしながらタイムリミットを迎えてしまった感がある。

出来上がりを見てみると、印刷所を変えた影響なのか、写真や図表の印刷の上がりが満足なものではなく70%の出来かな、という感じである。最後にケチをつけてしまった。

昨年の学術大会は第10回の区切りの学会であった。
こうした区切りは賑々しく行うのが慣わしのようなところがあるが、初心に帰って等身大にまとめた感のある大会となったように思う。
それでも学際的な事業は継続にこそ意義がある。
おそらく大会委員長の基本方針だったのだろう。背伸びすることもなく、今できる器の中で手作りの学会を続けて行こうとする姿勢が好ましく思えた。

学術論文は公刊されて初めて科学的知見となるが、そこに辿り着くまでに2人以上の専門の研究者に審査されて掲載の価値を問われるのが一般的な通例である。
掲載価値が疑問と判断された論文は著者に返却されるのも慣わしのようで、私も編集長在任中に数編の論文を返却する役目を負った。
著者のご苦労を思うと断腸の思いがあったが、これも学術誌における避けられない関門だった。

一方、査読委員会の審査をパスしたからと言っても、ほとんどの場合はいろいろな訂正箇所が指摘される。
それは表現上の問題であったり、統計の集積法やデータの解析の有り方であったり、あるいは臨床上の手法にまで言及された。
時には議論になることもあったが、ほとんどの投稿者がこうした指摘に労を惜しまずに真摯に対応していただいた。感謝している。

もとより論文の掲載に至るハードルの高さは学術誌によって異なるが、この学会誌の編集作業では意識して少しハードルを上げて臨んだつもりである。
振り返ると長いようで短かった気もするが、日々、学会誌の出来具合が頭から離れることはなかったように思う。

来年のことを話題にすると鬼が笑うというが、時間の余裕ができる分だけ自分の関心事に意識を向けて楽しみたいと思う。
そう思うのは今だけなのかもしれないが...。

More 以下は学会誌10巻の主な目次
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by m_chiro | 2009-08-30 12:27 | 雑記 | Trackback | Comments(4)
めまい②
74歳の男性が「めまい」を訴えてみえた。
元気な老人で、いつもスポーツジムでのトレーニングと水泳を欠かさない。
以前から高血圧と不整脈で治療薬を服用している。
6年ほど前から「ふらつき」を感じて検査を受けているが問題は指摘されていない。
10ヶ月前頃から、突然のめまいに襲われるようになる。

突然、クラッと発作のように起こり、しばらく安静にしていると落ち着いてくる。
診察を受けているが、心電図でも耳鼻科の検査でも異常はない、と言われている。
「大したことはないから、あまり心配しないように」と担当医は言うらしい。

「めまい」や「めまい感」の患者さんが、徒手代替療法に施療を求めてみえることは稀ではない。
そのとき治療家が第一に心しなければならないことは、レッド・フラッグ(赤旗徴候)を除外する、ということに尽きる。
8月に九州カイロプラクティック同友会の夏期合宿に招かれて、その話をしてきたばかりである。

めまいのレッドフラッグは脳血管性障害である。
これは徒手療法の現場でも、数項目を簡単にチェックするだけでほぼ除外できるので、「めまい治療」には必須である。
更に言えば、高血圧や心疾患、動脈閉塞性疾患に糖尿病などの病歴も聞き逃せない。
また脂質の異常などにかかわる病理も聞いておけば、大いに参考になる。

この患者さん、最近ではプールでの歩行運動中にクラッときたらしい。
慌ててプールサイドにもたれているうちに落ち着いた。
こんな風に、いつとはなしに突然起るのだと言う。
高血圧と不整脈の病歴で、しかも発作的に起る「めまい」は、どうも怪しい。

心電図も問題なしと言うが、ベッドに仰臥位でいる間に聴診をしてみた。
大動脈弁、肺動脈弁、三尖弁、僧帽弁領域と聴診するが、全くと言っていいほど聞き取れない。
ベッドの上に起こしてもう一度聴診すると、今度は聞き取れるがいずれも弱い。
脈をみると、ゆっくりである。徐脈のようだ。
もしかしたら、Adamus-stork発作?

他に、めまいに結びつく身体所見が見当たらないので、24時間ホルター心電図を計測したことがあるか尋ねてみた。
「2年ほど前に行ったが問題なしだった」。
それではと言うことで、もう一度かかりつけの先生に携帯用心電図の検査を申し出てもらうように頼んで、その結果待ち、ということにした。

その後、患者さんの奥さんから電話があり、ホルター心電図計で異常が見つかり、急拠、県立病院の専門医に回されることになった、とのことだった。

数日後、また奥さんから診断結果がでたという電話があった。
完全房室ブロック、高度房室ブロック、洞不全症候群で、ペースメーカーで対応せざるを得ない、と言うことだった。

「めまい」の患者さんは、とても辛そうな回転性めまいを訴えていても、どちらかと言えば良性であることが多い。
一方、今回の患者さんのように、一見とても快活で元気なケースに実はとんでもない魔物がいたりする。
だからこそ、徒手療法家はレッドフラッグの除外を心しておかなければならない。
そんなことを強く感じた症例だった。
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by m_chiro | 2009-08-28 23:10 | 症例 | Trackback | Comments(0)
再び、砂川直子さんの歌を聴きに行く
c0113928_17331195.jpg酒田に「関矢音楽スタジオ」を主宰する関矢順さんという女性の音楽指導者がいる。
映画「おくりびと」の冒頭シーンで、交響楽団の演奏のバックで「第九」を合唱したのが酒田のコーラスグループであるが、その合唱を指導したのも関矢順さんである。
多くの音楽家を輩出したその「関矢スタジオ」の卒業生たちによる、地元酒田の市民に贈る演奏会が開催された。

題名は「Compagnia;歌の仲間たち」である。
出演者は砂川直子さんなど音楽の一線で活躍する関矢スタジオの先輩たちと、音大に在籍する学生5人も出演した。総勢9人による構成である。夏休みでの帰省を利用した企画なのだろう。
女性陣は皆さんドレスアップして華やかな舞台を見せてくれたが、3人の男子学生は身体にフィットしているとはとても思えないタキシードで緊張感も顕わだった。
逆にそれが初々しくもあり、拍手を送らずにはおれない味を出していた。

私のお目当ては砂川直子さん。
昨年の10月にも彼女のソロ・リサイタルを聴きに行って感動したことも、まだ記憶に新しい(「砂川直子ソプラノ・リサイタルを聴きに行く」)。
それ以来の彼女のフアンとしては聴き逃せない演奏会である。

全20演目のうち、砂川直子さんは6演目でソプラノの歌などを披露してくれた。
彼女の出演では、オペラの曲が3曲披露され、どれもが圧倒的な声量と豊かな表現力で、まるでオペラの1シーンを観ているように楽しめた。

映画「おくりびと」の挿入曲も披露され、歌とチェロとピアノのトリオ演奏だったが、この歌も砂川直子さんである。彼女の声量が他の楽器を圧倒するのかな、という思いで聴いたが、トリオが実に見事に調和されていてうっとりとしながら聴いた。チェロの演奏も素敵だった。

以前、私は砂川直子さんにカッチーニの「アヴェ・マリア」を聴きたい、とリクエストを出したことがある。今回、学生さんたちとのコラボで、その「アヴェ・マリア」を歌ってくれた。
明日は私の誕生日なので、1日早い誕生日のプレゼントをいただいた気分で、とてもうれしかった。
プログラムに次の言葉が添えられていた。
「数多きアヴェ・マリアの中で、この曲が最もダイナミックで官能的な旋律である」
本当にそう思う。
今度は、ソロでじっくりと聴いてみたいものである。

いい歌声を聴きながら、今年の夏も終わろうとしている。
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by m_chiro | 2009-08-18 23:31 | 庄内の記 | Trackback | Comments(9)
「痛み学・NOTE」27. 神経根はそんなに無防備な組織か
「痛み学・NOTE」は、日々の臨床で痛みと向き合っている医師や日本を代表する研究者の著作あるいはホームページを通して学んだり考えたりしたことを、私の「学習ノート」としてまとめ、書き綴るものです。

27.神経根はそんなに無防備な組織か

前項で触れたように、神経幹には強力なバリアとしての結合組織が二重三重に張られている。ところが、その根部では様相が大きく変わっている。第一に、神経根には神経幹にみられるような結合組織は、ほとんど存在しない。

神経根の皮膜としては髄膜があるだけで、シュワン細胞も存在しない。
そして、脳脊髄液が根部を栄養する半分を担当している。こうして見ると、神経根は末梢神経というよりは中枢神経の一部と見た方がよさそうだ。
形態学的に大きな違いがあるということは、生理的効果についても同様である。
神経幹と根は、全くと言ってもいいほど別組織である。
こうした根部の特徴は危弱な存在として注目され、臨床上では損傷の根拠とされている。
果たして、根部はそんなに無防備なのだろうか。


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A:クモ膜、B:椎体、D:硬膜、DuL:硬膜靭帯、DeL:歯状靭帯、DMS:背内側中隔、DR:後根、SAS:クモ膜下腔、SAT:クモ膜下柱、SN:脊髄神経、SP:棘突起、VR:前根




上図の脊柱管と脳脊髄幹および髄膜に付着する組織の横断面を見ると、衝撃に対応する緩衝機構が見えてくる。

神経根には結合組織らしきものが欠落し髄膜があるだけなのに対して、神経幹では多層からなる結合組織で保護されている。
神経は圧迫よりも牽引に弱いとされているが、この膜組織のアンバランスな強弱の差は、一見するに神経根を容易に損傷する可能性を想定し得る。

ところが神経幹の結合組織は、根部の膜組織の延長ではなく、硬膜外組織や硬膜(D)と結合して神経幹の外層を形成しているのである。
そのために、末梢神経を牽引しても後根神経節が椎間孔から引き抜かれることも、硬膜袖が椎間孔に引き込まれて圧迫されるということも起り得ない仕組みになっている。

更に、その牽引力の伝達は歯状靭帯(DeL)を経由して脊髄に伝達される。
硬膜外では硬膜靭帯(DuL)や中隔(DMS)が、硬膜内部ではクモ膜下柱(SAT)が、脳脊髄液とともに内部環境としての圧力配分を行い、動的恒常性を保っているのであろう。

こうしてみると後根神経節を含む後根は、脳脊髄液によって栄養、エネルギー代謝、緩衝、保護されている。やはり、生理学的にも中枢神経の一部と見た方が分りやすい。
根部の損傷は重篤な問題を引き起こすだろうが、受容器のない後根神経節が圧迫によって痛みの信号を送るとは、どうしても考え難い。
したがって、伝達が阻害されれば運動麻痺になるのだろう、と思わざるを得ないのである。
そう考えると、無症候性の椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄があっても不思議な話ではないだろう。
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by m_chiro | 2009-08-15 10:22 | 痛み学NOTE | Trackback | Comments(0)
国東半島へ④ 両子寺へ
c0113928_15553588.jpg両子山(標高721)の中腹にある両子寺は、国東半島でも中心的な役割を持っていると言われる。

山や渓谷がそのまま境内になっているような大きなお寺さんで、その自然の景観を観るだけでも価値があった。

森の中の静寂や渓谷の美しさも、秋の紅葉ともなれば格別な趣があるのだろう。

止むを得ない話ではあるが、建物は近代的になり観光地化されて少し残念でもあった。

それでも寺の前には長い石段の参道があり、その手前に渓流にかかる真っ赤な太鼓橋があって美しい景観である。

参道石段に沿って樹齢数百年の杉並木が並び、その手前には見事な石造の仁王像がある。国東では仁王像が随所に見られたが、この仁王様は格別見事だった。

仁王様を接写して、阿吽を象徴するその口元を捉えてみた。
c0113928_15573058.jpg「阿(あ)」の仁王像

























c0113928_15582870.jpg「吽(うん)」の仁王像

























両子寺で、今回の国東巡りが終わったが、残りの名刹も機会があれば是非訪ねてみたいと思うほどに、心地よい安らぎを感じた野仏の里めぐりだった。
両子寺から、今回の九州カイロプラクティック同友会の夏期合宿の会場へと向かった。

夏期合宿も熱心な会員諸氏の議論、手技の披露とその意見交換、症例検討会、などなど活発な交流の場が、とても印象深く残っている。
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by m_chiro | 2009-08-14 16:13 | 雑記 | Trackback | Comments(0)
国東半島へ③ 長安寺へ
富貴寺の近くで昼食をとった。
「富貴寺温泉・旅庵蕗薹」にある和風の食事処で、なかなかおしゃれな雰囲気のところだった。
ここは富貴寺の経営らしい。
壁面にパッチワークの大作がいくつも掛けられていて、コーヒーカップをデザインした作品がとても印象的だった。
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c0113928_8515497.jpgデザートには名物の団子がでた。










そこから長安寺へと向かう。
長安寺は八面山という標高543メートルの中腹8合目ほどにある。
本来なら参道を歩いて登るのだろうが、急ぎ旅の我々は車で長安寺の境内まで乗り入れた。
長安寺は別名「花の寺」とも称されるらしく、四季折々に花がみられるのだろう。
この時期は端境期なのだろうか。花の姿はみられなかった。
境内にはもみじの木が多かったから、秋には紅葉が楽しめるに違いない。

奥の院は神仏習合の歴史を伝える神社である。
そこに通じる石段の両脇には歌碑がいくつも建っていて、そこから西洋シャクナゲが山の中腹までびっしりと植えられていた。
なんでも3000本あるらしい。
花の季節は見事なのだろう。
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c0113928_8532095.jpg江戸後期の作とされる旧収蔵庫の前には仁王像が立ち、前には狛犬が配置されている。
この狛犬がまた、いい味を出している。









c0113928_8534744.jpg野仏さまも雰囲気がある。
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by m_chiro | 2009-08-12 08:58 | 雑記 | Trackback | Comments(0)
国東半島へ② 富貴寺
大昔、豊後高田市に高さ970丈の榧(かや)の大木があったそうだ。
970丈とは今ではぴんとこない単位だが、1丈が約3メートルだから2,910メートルの高さということになる。
とても想像できない大きさである。
その木影も数里を超えたというから、とんでもない大木である。

九州岡藩(大分県竹田市)の御用大工の棟梁の総称とされる竹田番匠が、この一本の榧の木で富貴大堂を造り、仏像を刻んだとされている。
その榧の木の余材で真木大堂や仏像が造られたのだそうである。700年代のことである。
ともかく大堂の阿弥陀堂といい、阿弥陀如来座像といい、平成14年に修復されたものの、ほぼ当時のまま残されている。

この阿弥陀堂は、宇治平等院鳳凰堂、平泉中尊寺金色堂と並ぶ日本三阿弥陀堂のひとつに数えられている。現存する九州最古の木造建築物で国宝指定である。
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(阿弥陀如来像も撮影禁止。写真集より転載しました。)

周辺の環境に溶け込むように凛とした佇まいの阿弥陀堂である。
正面の扉が開くと、下の写真の阿弥陀如来座像がライトアップで浮かび上がる。
大堂の前にはもみじがあり、紅葉の秋にはまた彩りも映えて美しい如来堂になるのだろう。
いただいたパンフレットに四季の折々の如来堂が載っていたが、どれもが美しかった。
雪景色の大堂もまた趣があった。
そのパンフレットに、こんな歌が添えられていた。

とどまらぬ 時の流れにすぐられて
今に残れるだにも尊し  田吹 繁子


この阿弥陀如来は時の流れで金色の塗りも剥げ落ちたが、それでも気高く穏やかでとても素敵な如来像である。背景の壁画も色あせてしまっている。それでも当時の色鮮やかなその背景と仏像の姿が甦ってくるようだった。
想像以上の素晴らしさで、感激も一入だった。

富貴寺の本堂の方に回ると、参拝記念のスタンプ係りを担当している大猫が大爆睡中でした。
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「たのもう」と声をかけても、ピクリとも動きません。
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スタンプの代わりに、爆睡大猫を激写してきました。

(国東巡りもいよいよ最終章へとつづく)
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by m_chiro | 2009-08-07 17:44 | 雑記 | Trackback | Comments(4)
国東半島へ① 真木大堂と古代公園
8月1日から、九州カイロプラクティック同友会の夏期合宿が大分県・国東半島「梅園の里」で開催された。
国東半島は「六郷満山・仏の里」として知られている。
盟友の学兄・馬場信年先生に声をかけられ、一緒に国東半島の古刹、名刹、野仏巡りをしながらの夏期合宿に招かれた。

真夏日よりだから帽子必携、ピクニック感覚の軽装で来て、と事前に連絡が入った。
ところが2日は天候が変わって曇り。
ピクニックには暑過ぎず、逆に好運だったかも。

早朝の羽田からの飛行機に不具合が見つかり、急遽、格納庫から別の飛行機を用意するなどのドタバタで、大分到着は予定を1時間も遅れた。
これでは臨機応変にスケジュール調整で臨まなければなるまい。

空港には、馬場先生と同友会メンバーの二人の先生も出迎えてくれていた。
早速、車に乗り込んで馬場先生のガイドで、同行四人の国東巡りスタートである。
一日で国東の全行程を巡ることはできないので、私は特に豊後高田にある「富貴寺」をメーンに予定を組んでいただいた。

さて、その「富貴寺」を目指して出発したわけだが、途中、「真木大堂」に立ち寄る。
真木大堂は宇佐神宮の境外寺院として建てられた国東最大の寺院であったが、700年前に火災のため焼失している。
現在は江戸時代に再建された大堂と収納庫のみとなり、収納庫には藤原時代の九体の仏像が安置されている。どれも国重要文化財である。
木造の大威徳明王像は白牛にまたがり、火焔を背負い、六面・六つの手足を持ち激しい怒りの表情をしている。
大威徳明王像の最高傑作と評される大迫力。
阿弥陀如来像の穏やかさと言い、不動明王も色彩豊かで素晴らしかった。
とても立派で大きな木彫りの仏様に 感動だった。
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(仏様の写真撮影は禁じられていたので、写真集「六郷満山物語」から転載しました。 )

真木大堂の境内周囲には「古代公園」がある。
六郷満山の歴史を象徴する宝塔・五輪塔・板碑など、歴史的重要な石仏群が遊歩道に沿って置かれている。
国東半島一帯に散在していたものだが、石仏保護を兼ねてここに集められ、古代公園として観覧出来るようになっている。
どれも味わい深い野仏で、ホッと心が和む。
それにしても、国東半島になぜこれほどの仏教文化が根付いたのだろう。どれも一級の文化財である。
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苔むした風情がまた味わいがある野仏さんである。
胴体の左端に蝉の抜け殻が止まっていた。
















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面白いデザインの彫刻がみられる庚申塔だった。
















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永い時代にわたって、国東の人々との絆を作ってきたのだろう。
どの姿もやさしい。






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(次につづく)
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by m_chiro | 2009-08-07 13:00 | Trackback | Comments(0)



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