カテゴリ:守屋カイロ・オフィス( 79 )
3.13セミナー、どうにか終わった!
JSC東日本支部からの依頼で行ったセミナー(3.13)を無事に終えることができた。
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宮坂支部長との2年越しの約束を果たすことができて、先ずは安堵したという心境かな。
支部長の宮坂仁先生は、東京で開業(木場カイロプラクティック)するカイロ界・若手のホープでもある。
実にナイスガイだ。
支部長に就任したのが2年前で、彼の存在を知ったのは丁度その頃だった。
以来、宮坂先生の支部長ぶりを眺めてきた。
今回のセミナーにあたっても、数カ月前に入念な打ち合わせ会を行ってくれた。
セミナーを依頼されて、こんな丁寧な企画や意図を説明されることは、そう多くはない。
熱い思いを聞いた。
その思いに応えなきゃと思うのは結構プレッシャーだったが、ともかく意図する方向性だけは保つように心がけたつもりである。
やり終えて、会員限定、人数制限などの参加への縛りの意味も、その意図が理解できたように思えた。

カイロプラクティック・コンセプトは、とてもハードな問題である。
これといったコンセンサスがないからだ。
解釈はいくらでもできる。
このことが結果的にカイロプラクティックを混乱させている源でもあるのだろう。
カイロ界がそれを明確に提示しないのであれば、自らが考えて構築する以外ない。そのことが強く求められているのが、今のカイロ界の現況である。
参加者がどう聞いたかは、たいした問題ではない。
私の考えを押し付ける気はないからである。
狙いはひとつ。自分の職業としている学技を追窮して深く考えてみよう、という志に点火できたかどうかにある。
「そこから技術指導を盛り込んでもらいたい」という宮坂先生のリクエストにしたがって、技術については「Somatic Flow Therapy(SoFT):身体フロー療法」のイントロダクシャンを紹介した。
「身体フロー現象からみた軸停滞のリリース」がテーマである。
この方法は私が近年あたためてきた手法の一つでもある。

カイロの視点は生体力学・動力学が主流だった。近年では、神経学的視点が重視されるようになり、神経学に学ぶ人も多くなった。
神経学はカイロ創世時からのテーマである。大事なことは言うまでもない。
もうひとつ生物学的視点もあってもいいのだろう。
そういう思いから身体フロー現象という観る視点を紹介したのである。
だからといって、どれが優れているとか新しいとか古いとか、そんなことを言うつもりは毛頭ない。
なぜなら、どれもがヒトを観るという視点では共通項が多いからである。

徒手療法にも様々な手法がある。
それらにも少なからず共通項がある。
その共通する手法の狙いは何だろうと考えると、それは姿勢運動制御系にあるのではないだろうかと思う。
姿勢運動制御系の基本中の基本は、3つの軸による制御と調整にかかっている。
動力学視点であろうと、神経学的視点であろうと、生物学的視点であろうと同じである。
だから、イントロとして軸停滞のリリースを取り上げた。
それを生き物として、どのように対処し調整しているか。
そんな観方から、軸の停滞の見分け方を紹介した。
その軸の停滞が、身体のどの部位に起因して起こっているのか、それを見極める簡単な方法を知ってもらったのである。

起因部位が分かれば、そこを治療のターゲットにするだけの話である。
その技法はなんでもいい。
得意な技法をつかえばいいだけのことである。
セミナーではスピンタッチ、双方向性合わせ鏡タッチ、ベクトルの一致とバリアの顕出、ボディトークによる刺激(4種)の選択を行い、速度重視のアジャストメントを行う。
結果、軸の停滞がリリースできたかを確認しながら進めるという、基本的な手法である。
この方法は、筋・筋膜系、骨格系、関節、骨、神経、脈管系、内臓機能系、脳機能系へと応用していくことができる。
どんな理解が得られただろう? それだけは気になっている。
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by m_chiro | 2016-03-17 10:53 | 守屋カイロ・オフィス | Trackback | Comments(0)
3月13日(日)はセミナー講師の日
以前から依頼されていたJSC東日本支部主催で、3月13日(日)に東京でセミナーを行うことになった。
3月13日は、セミナー講師の日だ。
主に技術講習なので参加人数が限定されている。
テーマは「身体フロー現象からみた軸停滞リリース」
私が近年温めてきた「Somatic Flow Therapy;身体フロー療法」のイントロダクションを行おうと思う。
カイロのコンセプトの延長線から話を進めてほしい、という要望だった。
そこに無理があったら、その技術のコンセプトも違ったものになるからということだろう。

カイロプラクティックの臨床では、主に動力学的あるいは生体力学的視点で身体を診ることが主流だった。
近年、神経学的視点が重要視されるようになり、多くの治療家が神経学を学びだした。
神経学は重要である。カイロプラクティックの創世期には、神経系の調節に
だが、人は神経の塊というわけではない。

神経学者であり神経科医でもあるアントニオ・ダマシオは、「無意識の脳 自己意識の脳」の中で、脳神経に関する思考の実験を紹介していた。
たしか、脳神経系を培養液の中で生存させることができたとして、人としての素質や能力が成長できるとは思えない、という内容だったと思う。

人は、いくつものサブシステムが並立して機能しているということだろう。
神経系もその一つにすぎない。
どこがそれらのシステムを統合するのだろうか、大いなる関心事だ。

今回のセミナーで行う視点は、どちらかといえば生物学的視点になるだろうか。
だからと言って、生物学的視点が優れているというつもりではない。
生体力学的であれ、動力学的、神経学的、そして生物学的であれ、これらは少なからず相関している。
だからどの視点が優れているという話ではない。
人のサブシステム系を統合するのはどこだろうか、という拭えない疑問を抱えながら、生物学的に診るという引き出しも模索したいと思うからである。

アジャストメントのカイロの手法も、力度を極力抑えてスピン・タッチ/合わせたベクトルの中にバリアを探す/バリアに感覚タッチを行い、そこをモニターしてアジャストの種別を決める、
刺激は力度を抑えて行う方法を使う。
受け入れてもらえるだろうか分からないが、そんなワークショップにしようかと考えている。
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by m_chiro | 2016-02-22 09:49 | 守屋カイロ・オフィス | Trackback | Comments(0)
「草だより」(小野田セツ子)
新年に、小野田セツ子さんが発行する「草だより」(98号)が届いた。
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小野田さんは象潟(秋田)在住の女性である。
以前お母様が治療にみえていたときに、象潟(秋田)から車で連れて見えたり、ご自身でも時に治療を受けられたり、また友人をご紹介いただいたこともあり、大変お世話になっている方である。
小野田さんについての、それ以上の情報は持ち合わせていなかった。
ところが、昨年、「草だより」送っていただいてから、小野田さんの活動について知ることとなった。

小野田さんは32歳の時に、ご主人を亡くされた。
結婚生活7年半で、幸せを引き裂かれた。
3人の子供を抱えて途方に暮れていた時代に、一冊の植物の本に出合う。
こうしてグリーン・コーディネーターになった。
メジャーな新聞や雑誌のコラムなどを担当している。


その「草だより」を待合室の掲示板に紹介したら、興味を持って下さった方が多くあり、ついには2冊の著書(「耳を澄ましてごらん」、「きになる木」)も置かせていただいた。
そしたらなんと、本の注文まで頼まれるハメになった。
6冊ほど取り寄せたかな….。


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手書きの絵に植物に寄せた美しい言葉が綴られ、読む人の心に爽やかな風と活力を運んでくれる。
そんな詩集である。


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by m_chiro | 2016-01-15 17:08 | 守屋カイロ・オフィス | Trackback | Comments(0)
新年早々に嬉しかったことランキング
新年早々から嬉しかったことが続いた。
幸先がいいのは吉兆か、それとも後から辛さがやって来るのだろうか。
否が応でも、「始めよければ、終わりよし」、、この格言を信じるほかない。

そこで「新年早々、嬉しかったことランキング」

①年頭のセミナーで沢山の気づきや学びを得たこと
連休にセミナーに出向いた。
セミナーでは先輩に当たる若い先生方に混じって、共通のテーマで話ができるようになったことも嬉しいことだった。

②こんなに感謝されたら治療家冥利に尽きる
昨年12月にみえた60代女性の介護士さん。
主訴は2年ほど前から続いている右腰臀部から鼠径部にかけての痛みである。
肩こり背部痛などは、もう10年も続いていて接骨院に通い詰めているが、痛いところは増え続けるばかりだという。
とにかく鼠径部の痛みは、仕事に差し支えるので何とかならないだろうか、と深刻だった。
とうとう我慢できずに、昨年秋に整形外科を受診したものの、X-Rayでは異常がみられない。
鎮痛剤と貼付剤が処方されたものの、治まらず夜間痛にも悩まされる事態になって知人に紹介されたのだそうだ。
そんなに身体的治療を継続して受けても、いい方向に向かないのであれば、問題は他のところにあるのでは?
身体は重力場・電磁場の空間で身体位置を認知できなければ、特定の部位に過剰な負荷をかけて動かざるを得なくなる。
すると身体に特定の支点や軸の停滞が起こってしまう。
この停滞部位はサイレントな部位、私は潜象部位と呼んでいるが、これは階層的である。
カイロ的にはサブラクセーションと言い換えてもいいのかな。
サイレントであるから、身体症状の多くは現象部位になる。ところが潜象部位が現象部位と同居している同相性のケースもある。
この患者さんは、おそらく同相性なのだろうが、潜象は階層構造なので、実はより深い僭象部位が潜んでいるのかもししれない。
身体を診ると、X・Y・Zの基本3軸が乱調していて、それぞれの軸から身体の停滞を辿ると、右股関節に集約される。
右股関節を屈曲し軽度内旋位の動態をとることで、3軸のリリースにされる。
ところがここは症状のある部位でもある。だから動くで痛みが起こる。
股関節の関節窩と大腿骨で「リ・アライメント」の施療を行った。
リアライメントの技法は、通常、正常な関節構造の位置に復位させるベクトルが用いられる。が、私は電磁気力学の流動方向を見つけてスピンタッチによるリアライメントを行う。
簡単に言えば、電磁気的座標軸の流動性をバランスするのだが、バランスされたところで関節に活性化の刺激を使う。
1回目の治療で3日間だけ、主訴の痛みが消えた。
3回目の治療の後から、主訴の痛みは起こらなくなった。
新年になって、また治療にみえたのだが、「よかった!」「よかった!!」「ここへ来てよかった!!!」と何度も感謝された。
こんなに喜ばれると、嬉しくなる。また頑張ろうと思う。治療家冥利に尽きる。
そしたら今度は、この患者さん、長年の不調個所をいろいろ話だした。
通院しているクリニックも領域がさまざまで、今度はそれらが治らないだろうかと言いだした(この話題は、また日を改めて記事にします。なかなか、興味深い症状だった)。

③昨年・社会人になった女性の体調不良の回復
昨年、大学を卒業し、東京の会社に就職した女性。
8月末に、腸炎、扁桃腺炎、背部痛、食欲不振、吐き気、不眠など不定愁訴が続いて出勤できない状態になった。
どうも風邪をひいたことが引き金になったようだ。
入社したばかりで、いつまでも休んでいられない。
会社からは、実家に帰って養生し、治ったら出てきなさい、と言われた。
というわけで昨年9月半ばに帰省し、治療にみえた。
右脳の前頭野と左背外側前頭前野(DLPFC)、左扁桃体が典型的な形でフロー状態が欠けていた。脳内の神経伝達物質のバランスが崩れたのだろう。
結果的に、偏桃体の過活動を抑制できなくなる。
ストレス反応と重なって自律神経系が混乱したのではないかと考えた。
4回の治療を行ったら、6~7割いい感じになったようだ。
会社に復帰しようと思うが、東京の先生を紹介してほしいと言われ、知人を紹介しておいた。正月休みで帰省した、ということでまた予約が入った。
「すっかり良くなった」と言う。
「仕事に復帰したら、そのまま忙しく働いているうちにもう正月になった」ようだ。
治療対象にしてきた「DLPFC」も偏桃体も、とてもいい感じのフロー状態だった。
そのことを告げると、「よかったぁ~!」と、ここでも喜ばれた。
「DLPFC」へのアプローチは、ここ数年、注目して取り組んできた課題なので、成功例が積み重なるとやはり嬉しい!

今年は雪のない正月で、除雪作業も休業状態。
今日になって初めて除雪をした。これも助かる! でも、常態でないことは他に影響するんだね。
それが心配でもあるが.....。
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by m_chiro | 2016-01-13 11:59 | 守屋カイロ・オフィス | Trackback | Comments(0)
謹賀新年2016
                謹賀新年2016

昨年中は、拙い記事にお付き合いいただきまして有難うございました。
本年も、どうぞよろしくお願い致します。


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バタバタで過ごしているうちに、あっという間に一年が過ぎた感じでした。
一年が余りにも早く過ぎゆくので、チラッと焦燥感などもあり、
今取り組んでいる学びを整理する時間さえ持てぬまま、
時間ばかりが過ぎてしまったような印象の2015年でした。

今年は、「治療の力学」などを、まとめてみたいものです。
一年の計のつもりですが.....。
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by m_chiro | 2016-01-01 10:41 | 守屋カイロ・オフィス | Trackback | Comments(0)
旧芝離宮恩賜庭園で、ひと時のくつろぎ
連休は4日間、セミナーで充実した時間を過ごしました。

最終日前夜、所属支部セミナーの打ち合わせ会があり、居酒屋で若い先生方と歓談し飲み過ぎでした。
翌朝、体が重い。若い人のペースで飲んだらこたえるなぁ~。

それでも暖かい日差しに誘われて、昼休みには近くの芝離宮庭園を散策に行きました。

明歴(1655~1658)の頃に埋め立てられというから、当時は海だったのでしょう。
1678年には老中・大久保忠朝の邸地になり、小田原から庭師を呼んで作庭し「楽寿園」と命名。それから所有者が変わった時代を経て、幕末には紀州徳川家の「芝屋敷」となり、1871(明治4年)には有栖川宮家の所有に、1875年には宮内省が買い上げ、翌年に芝離宮となった、という庭園なのだそうだ。
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昭和天皇のご成婚記念に東京都に下賜されている。
とても落ち着いた風情のあるいい庭園だった。
とても寛いで、心身のリフレッシュができた。
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by m_chiro | 2015-11-26 17:17 | 守屋カイロ・オフィス | Trackback | Comments(0)
臨時休診のお知らせ
臨時休診のお知らせ

11月21日(土)~24日(火)まで

セミナーに出席します。
ご迷惑をおかけしますが、この間は臨時休診とさせていただきます。


頑張って勉強してきます!!

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by m_chiro | 2015-11-20 17:39 | 守屋カイロ・オフィス | Trackback | Comments(0)
5歳のKちゃん、えらかった!、可愛かったなぁ~!!
従弟の家族と日帰り温泉にでかけた。
温泉川柳大会をやっていたので、湯上りにビールを飲みながら、みんなで川柳ひねりをやって投句しておいた。

先日、その審査結果が発表されていた。
主催者側では「俳句会のメンバーで厳選な選考をした」とは言っていたが….。
ビール片手にお遊びで参加した句に、私は「優秀賞」をいただいた。
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従弟の奥さんは「社長賞」で、その孫のKちゃん(5歳)は「よくできたで賞」だった。
150句ほどの中からの受賞である。
親戚家族で3つの賞をもらった。
表彰式が行われるというので、また一緒に出かけた。

感心したのは、5歳のKちゃん。
表彰式で最後に名前を呼ばれたら、手をあげて大きな声で「はい」と返事して、前に出ていった。
賞状と副賞を受け取ると、「ありがとうございました」と大きな声で、お礼を言った。
立派だったのは、Kちゃんだけだったなぁ~。
とっても可愛かった!
みんなが笑顔で、大きな拍手!
他の受賞者の大人たちは、ただただ頭を下げただけだったのに….。

私の副賞は「入浴券10枚セット」、Kちゃんは大きな箱入りの副賞だった。
きっと、お菓子かな….。

「Kちゃんのは、おっきな箱をもらって、いいなぁ~。GGのは、こんな小さなやつだよ。
取り替えようか?」

「いやだ!!!」、とピシャリと断られた。

“NO!”、といえる日本人にならなきゃ!
また、教えられた(笑)。
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by m_chiro | 2015-11-20 09:05 | 守屋カイロ・オフィス | Trackback | Comments(0)
冬を迎える近況
白鳥が飛来し、冬の気配が足早にやって来た。
今年の庭のダリアも10月に入って俄かに咲きだして、楽しませてもらったのである。
最後のダリアは「山開き」という名の黄色の花。
球根を掘り起こす前に花瓶に入れて、受付と治療室に飾った。

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秋日和、こんな陽気もめずらしい。
犬たちが縁側に集まって、ひなたぼっこ。
空(くう)は、気持ちよさそうに眼を細めて、いっぱいの陽射しを浴びている。
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新米も市場に出回るようになって、早速、産直の入っているスーパーに買いに出かけた。
中でイベントがあり、新米を4種類炊き込んで試食し、銘柄を当てるクイズをやっていた。
当たれば抽選で新米をもらえる。
参加しない手はない。

かと思うと、冬空のように冷え込む日が続いた。
従弟夫婦と温泉銭湯に出かける。
ここでは「川柳大会」をやっていた。
ここの温泉にちなんだ句を詠んで投句すると、その中から賞が選考されて表彰式まで行われる。
湯上りに従弟家族と、ビールを飲みながら川柳ひねりをした。

続けざまに連絡があり、新米の銘柄当ては「全問正解」だった。
正解者が4名だけだったらしい。で、抽選なし。
新米をゲットした。
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川柳は「優秀賞」に選ばれた。
商品と賞状の授与式が15日(日)に行われるという。
地方新聞社が取材に来るとか….。

ラッキーついでに、宝くじも買ってみようかな…!、なんて思ったりする。
二度あることは三度ある、と言うじゃないかい、なぁ~(^^♪…..。
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by m_chiro | 2015-11-13 17:12 | 守屋カイロ・オフィス | Trackback | Comments(0)
形態学講座②の授業(9.5~9.6)に出席します
臨時休診のお知らせ
9月5日(土)~6日(日)は、形態学講座②の授業に出席します。


講師は、後藤仁敏先生です。
後藤仁敏先生の紹介
10代の頃から化石・鉱物採取に熱中され、東京教育大学理学部では地質学鉱物学を専攻。同大学を卒業後、東京医科歯科大学歯学部口腔解剖学教室に入局。解剖、組織、発生、進化を実践的に学ばれ、歯学博士、教授となられる。
現在までに1000体以上の人体解剖を行い、人体と歯の解剖学・組織学・発生学・進化学を教えると同時に、サメからヒトまでの脊椎動物の歯の形態・構造・発生・進化の研究をテーマに100以上の論文を書かれている。
古生物学者の井尻正二先生を師事され、恩師は解剖学者の三木成夫先生。
「頭蓋顔面の発生学」を翻訳され、著書の一部に、「歯の比較解剖学」「講座進化4形態学からみた進化」「硬組織の起源と進化」「新・ヒトの解剖」「唯臓論」「歯のはなし・なんの歯この歯」がある。
また、カイロプラクティックの大学で解剖学講師をされていたことがあり、日本だけでなくオーストラリアでの人体解剖の経験を持つ。


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講師の後藤仁敏先生(鶴見大学名誉教授)の著書を3冊読んだ。
「唯臓論」は、「唯脳論」(養老猛司著)を意識して書かれたのだろう。

「はじめに」の冒頭で「解剖学者の養老猛司氏は、人間がつくったものすべて脳の産物と考え「唯脳論」を提唱した」と書き出している。
唯臓論は「唯脳論の立場ではなく、人の活動をすべて内臓の機能から説明しようとする試み」のようだ。

私も1989年に「唯脳論」が出版されたときに読んだ。
とても感動した本で、私にはバイブル的な存在になった。
でも多くの書評を読むと、少なからず著者の本意との温度差を感じてならなかった。

「唯脳論」の主張は脳化されたことによって、ヒトの身体性が無視されていることを説いている。
だから脳がすべてだという主張ではない。
中枢は末梢の奴隷であるというスタンスだと受け止めた。
だから身体性の意義に心を止めよ、それが唯脳論の底辺に流れている、と私は理解した。

後藤先生の「唯臓論」も身体性としての内臓の機能をとりあげたものだろう。
その意味では「唯脳論」の路線上にある内容だと思うが、「唯臓論」のタイトル意味がいま一つ釈然としないところではある。

今回の授業では、消化器と呼吸器について、その形態・発生・進化について学ぶことになる。
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by m_chiro | 2015-09-04 15:32 | 守屋カイロ・オフィス | Trackback | Comments(0)



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