カテゴリ:庄内の記( 73 )
北帰行はじまる
毎年、最上川の河口にコハクチョウとオオハクチョウが飛来する。
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     コハクチョウとオオハクチョウ
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河口にスワンパークがあり、白鳥たちはここをねぐらにしている。
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庄内平野一帯には豊富な餌場がある。何しろ庄内米の落穂がたくさんある。

スワンパークではパンくずなどで餌付けも行われているが、おいしい庄内米の落穂が豊富なので白鳥たちは餌場に不自由はしない。
そのせいもあってか、ここ十数年は飛来数日本一を続けている。
ところが今年は、鳥インフルエンザを懸念して餌付けを禁止する条例が出された。
餌場が豊富なのだから餌付けなど不要と思うのだが、長年にわたり人様の都合で餌付けをし、また人様の都合で餌付けをやめることになった。

そんな人様の都合には一向におかまいなしに、今年も白鳥たちは田園めざしてお出かけの毎日だった。
日の出と共にスワンパークを飛び立ち、10数キロの範囲の庄内平野一帯の田園を餌場にする。そして日暮れと共にねぐらに戻る。
そんな毎日の繰り返しで、朝な夕な飛行隊列が鳴き声を頼りに飛び行く様を見かけるのである。
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今年は、2月初めの13年ぶりのドカ雪があったものの、例年にない暖冬ですでに雪も消え、田圃も土をのぞかせている。雪がないぶん、白鳥にとっても餌の採食がやりやすかった年だったろう。
今年は北海道でも雪の祭典の開催があやぶまれたり、流氷祭り目当ての観光客の出足にも影響する暖冬だったらしい。
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スワンパークの白鳥たちも、去年より15日早い北帰行がはじまった。
北へ帰る白鳥は、飛び立つとすぐに鳥海山の山頂に向かって高度を上げて山の彼方へ消えて行く。
雪国に春の到来を告げる風物詩である。
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by m_chiro | 2009-02-09 01:09 | 庄内の記 | Trackback | Comments(6)
話題の映画と庄内映画村
なんとも慌しい一週間でした。
遠来からの来客やら、10月の学会の準備やらで、何かと野暮用が重なってブログを開くこともままなりませんでした。
やっと落ち着いた感じです。

先日、焼肉パーティ用に素材を買いに行ったところ抽選会があり、映画「おくりびと」の招待券が2枚当たった。この映画は、酒田で撮影した映画である。是非観たいと思っていた映画だけに、うれしいプレゼントだった。

この映画「おくりびと」(滝田洋二郎監督)が、第35モントリオール映画祭でグランプリを受賞した。中国のアカデミー賞と言われる”中国金鶏百花映画祭”では、外国映画部門で作品賞と監督賞、男優賞の三冠を獲得したようだ。

「おくりびと」は、遺体を棺に納める”納棺師”というあまり世間になじみのない職業をテーマにした映画である。
私も、父を送るときに女性の納棺師にお世話になった。若い女性だった。納棺の前に、湯棺の儀で入浴洗髪と行い、見事な正装をしていただいた。
家族が全員、交代で髪を洗ってあげる儀式も用意されていて、一連のその儀式は荘厳で感動的だった。

「おくりびと」主演の本木雅弘さんが演じるのは、リストラされたチェロ奏者で、故郷の山形県酒田市に戻り、”納棺師”に転職した青年である。広末涼子さんがその妻役である。
「死をテーマにしているが、生きるための映画だ」と製作者や俳優も強調していた。
撮影は、酒田港の近くにある廃業した料亭で行われた。
庄内の美しい自然も見逃せない。
楽しみである。是非観てください。

映画と言えば、庄内映画村はこのところ映画撮影ラッシュである。
羽黒山の近くの「松ヶ岡」には、藤沢周平作品の「蝉しぐれ」などを撮影したセットがある。
海坂藩普請組屋敷を再現したオープンセットである。このセットを改良して「山桜」も撮影された。もう取り壊して新たなセットを造るというので、壊される前に見に行った。
藁葺き屋根なので、既に屋根には雑草が生えていた。

「蝉しぐれ」の牧文四郎の家のセット。
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牧文四郎の幼馴染「おふく」の家
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これは「山桜」の磯村家
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古き良き時代の日本の原風景が、庄内にはまだ残っているのでしょうか。
何しろ地平線が見える感じの風景ですから、時代劇には合っているのかもしれません。
時代劇の撮影に人気の庄内映画村です。

綾瀬はるか主演の「女座頭市物語 ICH」も庄内映画村で撮影された。
「ピンポン」の曽根利彦監督の作品なので、これも見逃せない。
主題歌をソンミンが歌っている。

月山、鳥海山、庄内平野の織り成す自然がとてもきれいです。
きっと映画でも見れるでしょう。
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by m_chiro | 2008-09-15 17:50 | 庄内の記 | Trackback | Comments(2)
山居倉庫を撮る
昨日は、地場物産を求めて、近くの山居倉庫にある物産館に行きました。

27~28年も前になるだろうか、NHK朝の連続ドラマ小説「おしん」の舞台になった米倉です。
内陸から奉公に出る「おしん」が、最上川を下って酒田に来ます。
おしんは、この米倉から船に荷積みする仕事もしました。
当時の荷積みをする荷役は女性も沢山いたようです。

倉の中には、60kgの米俵を背中に6俵も背負う当時の女性の写真があります。驚きです。私など、デモ用の米俵で一俵を肩に担ぐのに大変でした。昔の日本人の身体性には脱帽です。

山居倉庫は、明治26年、旧藩主酒井家によって建てられました。米の保管倉庫です。低温管理が行き届いた米蔵です。米の収容能力は1万3000t(22万俵)だそうです。
当時の酒田は、米の積出港として賑わったのですね。

西側の倉庫脇には欅並木があり、倉庫を直射日光と風から守りました。ここは倉庫の裏側ですが、欅並木と並列に並ぶ倉の裏側の景観はとても裏側とは思えない美しさがあります。全部で12棟の土蔵造りの倉庫が並んでいます。

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デザインと生産性はなかなか結びつきませんが、この倉庫はデザイン性、生産性ともに優れた建築であることを感じさせます。
それだからこそ、その歴史を現在にまで伝えて、尚且つ築百年以上経った今でも現役で活用されているのでしょう。
倉庫の一部は観光客向けに改造されました。酒田市観光物産館やミュージアム、地酒などの物産販売コーナーが開設されています。

JR東日本のコマーシャルでは、吉永小百合がここの欅並木を背景に撮影しています。
近年では、2006年にハリウッドの大作「シルク」がやはりこの山居倉庫で撮影されました。2007年に封切られたこの映画には、息子がエキストラで主人公のカバンを持つ役や通行人などで出ました。下はその「シルク」の撮影風景。
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というわけで、私もついでに撮ってきました。観光客が途切れるところを狙って撮ったのですが、かえって殺風景になった感じです。
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by m_chiro | 2008-07-15 01:14 | 庄内の記 | Trackback | Comments(9)



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