カテゴリ:庄内の記( 76 )
羽黒山へ
連休も最後の日となった。連休も過ぎてしまえば、アッという間に終わった。
今日は新緑をみながらドライブへ。山桜も散り始めていた。
先ずは、羽黒山へ。

出羽三山(羽黒山・湯殿山・月山)のひとつである羽黒山は修験の山である。
奈良時代の開山で(586年)、今年は丑歳に当たる。
12年に1度の丑歳に参詣すれば、12回お参りしたのと同じとされ、大変なご利益があると伝えられているのだ。
それなら是非に参拝しなきゃ、というわけである。
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羽黒山は標高414mで、三山の神々を合祀した社殿までは2446段の嶮しい石段と古杉の並木を登る。
途中に国宝の五重塔がある。
釘を一本も使っていない2本の代表的な建築だ。
平の将門の創建と伝えられている。
古杉の並木は、それだけでも神聖な雰囲気を醸し出している。
が、私は五重塔のところまで行って、後は車で山頂へ。
楽なコースを辿った。
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三山の神を合祀した社殿が羽黒山の山頂にあって、今年は出羽三山「丑歳御縁年」に当たる。
ちょうど本殿の茅葺屋根を修復中だった。
この茅葺屋根の管理も大変なものだ。とても貴重な場面に出くわした。
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藤沢周平の小説「春秋山伏記」はこの羽黒山の修験者を主人公にした物語である。
羽黒の「みずばしょう」も終わりかけだった。
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「山あじさい」の可憐な姿も印象的だった。
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by m_chiro | 2009-05-07 01:07 | 庄内の記 | Trackback | Comments(2)
春再び
学会誌の査読委員会も終了し、最終原稿が次々と送られてくるようになって、編集作業で慌しくなりました。
編集長の役目も今年で退かせてもらうことにしたので、最後の仕事です。
まるでこの頃のバタバタに呼応したように、天候も乱れた春先でした。
桜が終わって冬に逆戻り。青森の弘前の桜も満開になった途端に雪が降り、桜見物に雪が降りしきるという珍しい景色の映像がTVに流れていました。

暖冬でしのぎやすい冬の春先は、とかくよく荒れます。
やっと昨日から春らしいぽかぽか陽気になりました。
庭に去年植えたチューリップの原種が花を咲かせました。小さな可憐な花です。
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水蓮鉢で飼育しているメダカも、陽気に浮かれて牡蠣貝のねぐらから水面に出て来て活発に動きはじめことが多くなりました。4種類のメダカがいます。黒メダカ、緋メダカ、白メダカ、青メダカ、今年も稚魚が育つのが楽しみです。稚魚をちょうだい、と患者さんからも催促の予約が入っています。
メダカの動きを見ていると、時間が経つのを忘れそうなほど、ボーッと出来ます。
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昨日は久し振りのお日様だったので、夕日を見に海岸に行ってみました。
夕日が川面に反射してきれいでした。この辺は岩牡蠣の豊富な地域です。近くにキャンプ場や温泉もあり、銭湯がわりに気軽に入れます。
ついでに源泉の露天風呂に入ってきました。
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by m_chiro | 2009-04-30 15:15 | 庄内の記 | Trackback | Comments(4)
満開の桜を見に行く
① 松ケ岡開墾場の桜
「松ケ岡開墾場」:戊辰戦争に敗れた庄内藩は、明治政府に廃藩置県や武士団の解散を迫られていました。
そこで、率先して庄内藩士による士族集団を結成し、明治5年に(1872)年に大規模な養蚕製糸事業をはじめることにしました。
開墾地として羽黒山・月山の麓にある「松が岡」が選ばれ、庄内藩士たちはこの地に桑園の造成を行いました。
「松が岡開墾場」は、士族集団が寝食を共にして開墾した様子を今に残しているのです。

ここは桜並木がとても綺麗です。私は松が岡の桜が好きで、毎年、桜の花見はここに決めています。
今日も好天気で花見日和でした。
5年前から、全国クラフト&桜祭りのイベントがあり、この日も早朝から賑わっていました。
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入り口前の天幕で備前焼きの作品が展示販売されていて、私は大好きな備前のお湯のみ、と首にかけるアクセサリーを買いました。

来春公開予定の藤沢周平作品「花のあと」の撮影がはじまりました。
キャストは6月に発表されるとか。次のブログに「花のあと」映画撮影現場実況が出ていました。

赤川の桜並木
赤川の土手沿いに、1.5kmほどに渡って桜並木が続いています。
その桜の本数は300本とか。
藤沢周平の映画でも、江戸から帰られた藩主の行列がこの桜並木を通るところを撮影していました。
それは見事な桜並木です。
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c0113928_183717.jpg背景には月山が、まだ多くの雪を残しています。月山スキー場は、あまりにも雪が多いために春になってオープンします。
夏までスキー場が開かれているほど雪が豊富なスキー場です。
赤川の河川敷では、野球にサッカーとスポーツに興じる少年たちや家族連れが楽しんでいました。
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by m_chiro | 2009-04-20 01:11 | 庄内の記 | Trackback | Comments(6)
北帰行はじまる
毎年、最上川の河口にコハクチョウとオオハクチョウが飛来する。
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     コハクチョウとオオハクチョウ
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河口にスワンパークがあり、白鳥たちはここをねぐらにしている。
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庄内平野一帯には豊富な餌場がある。何しろ庄内米の落穂がたくさんある。

スワンパークではパンくずなどで餌付けも行われているが、おいしい庄内米の落穂が豊富なので白鳥たちは餌場に不自由はしない。
そのせいもあってか、ここ十数年は飛来数日本一を続けている。
ところが今年は、鳥インフルエンザを懸念して餌付けを禁止する条例が出された。
餌場が豊富なのだから餌付けなど不要と思うのだが、長年にわたり人様の都合で餌付けをし、また人様の都合で餌付けをやめることになった。

そんな人様の都合には一向におかまいなしに、今年も白鳥たちは田園めざしてお出かけの毎日だった。
日の出と共にスワンパークを飛び立ち、10数キロの範囲の庄内平野一帯の田園を餌場にする。そして日暮れと共にねぐらに戻る。
そんな毎日の繰り返しで、朝な夕な飛行隊列が鳴き声を頼りに飛び行く様を見かけるのである。
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今年は、2月初めの13年ぶりのドカ雪があったものの、例年にない暖冬ですでに雪も消え、田圃も土をのぞかせている。雪がないぶん、白鳥にとっても餌の採食がやりやすかった年だったろう。
今年は北海道でも雪の祭典の開催があやぶまれたり、流氷祭り目当ての観光客の出足にも影響する暖冬だったらしい。
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スワンパークの白鳥たちも、去年より15日早い北帰行がはじまった。
北へ帰る白鳥は、飛び立つとすぐに鳥海山の山頂に向かって高度を上げて山の彼方へ消えて行く。
雪国に春の到来を告げる風物詩である。
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by m_chiro | 2009-02-09 01:09 | 庄内の記 | Trackback | Comments(6)
話題の映画と庄内映画村
なんとも慌しい一週間でした。
遠来からの来客やら、10月の学会の準備やらで、何かと野暮用が重なってブログを開くこともままなりませんでした。
やっと落ち着いた感じです。

先日、焼肉パーティ用に素材を買いに行ったところ抽選会があり、映画「おくりびと」の招待券が2枚当たった。この映画は、酒田で撮影した映画である。是非観たいと思っていた映画だけに、うれしいプレゼントだった。

この映画「おくりびと」(滝田洋二郎監督)が、第35モントリオール映画祭でグランプリを受賞した。中国のアカデミー賞と言われる”中国金鶏百花映画祭”では、外国映画部門で作品賞と監督賞、男優賞の三冠を獲得したようだ。

「おくりびと」は、遺体を棺に納める”納棺師”というあまり世間になじみのない職業をテーマにした映画である。
私も、父を送るときに女性の納棺師にお世話になった。若い女性だった。納棺の前に、湯棺の儀で入浴洗髪と行い、見事な正装をしていただいた。
家族が全員、交代で髪を洗ってあげる儀式も用意されていて、一連のその儀式は荘厳で感動的だった。

「おくりびと」主演の本木雅弘さんが演じるのは、リストラされたチェロ奏者で、故郷の山形県酒田市に戻り、”納棺師”に転職した青年である。広末涼子さんがその妻役である。
「死をテーマにしているが、生きるための映画だ」と製作者や俳優も強調していた。
撮影は、酒田港の近くにある廃業した料亭で行われた。
庄内の美しい自然も見逃せない。
楽しみである。是非観てください。

映画と言えば、庄内映画村はこのところ映画撮影ラッシュである。
羽黒山の近くの「松ヶ岡」には、藤沢周平作品の「蝉しぐれ」などを撮影したセットがある。
海坂藩普請組屋敷を再現したオープンセットである。このセットを改良して「山桜」も撮影された。もう取り壊して新たなセットを造るというので、壊される前に見に行った。
藁葺き屋根なので、既に屋根には雑草が生えていた。

「蝉しぐれ」の牧文四郎の家のセット。
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牧文四郎の幼馴染「おふく」の家
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これは「山桜」の磯村家
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古き良き時代の日本の原風景が、庄内にはまだ残っているのでしょうか。
何しろ地平線が見える感じの風景ですから、時代劇には合っているのかもしれません。
時代劇の撮影に人気の庄内映画村です。

綾瀬はるか主演の「女座頭市物語 ICH」も庄内映画村で撮影された。
「ピンポン」の曽根利彦監督の作品なので、これも見逃せない。
主題歌をソンミンが歌っている。

月山、鳥海山、庄内平野の織り成す自然がとてもきれいです。
きっと映画でも見れるでしょう。
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by m_chiro | 2008-09-15 17:50 | 庄内の記 | Trackback | Comments(2)
山居倉庫を撮る
昨日は、地場物産を求めて、近くの山居倉庫にある物産館に行きました。

27~28年も前になるだろうか、NHK朝の連続ドラマ小説「おしん」の舞台になった米倉です。
内陸から奉公に出る「おしん」が、最上川を下って酒田に来ます。
おしんは、この米倉から船に荷積みする仕事もしました。
当時の荷積みをする荷役は女性も沢山いたようです。

倉の中には、60kgの米俵を背中に6俵も背負う当時の女性の写真があります。驚きです。私など、デモ用の米俵で一俵を肩に担ぐのに大変でした。昔の日本人の身体性には脱帽です。

山居倉庫は、明治26年、旧藩主酒井家によって建てられました。米の保管倉庫です。低温管理が行き届いた米蔵です。米の収容能力は1万3000t(22万俵)だそうです。
当時の酒田は、米の積出港として賑わったのですね。

西側の倉庫脇には欅並木があり、倉庫を直射日光と風から守りました。ここは倉庫の裏側ですが、欅並木と並列に並ぶ倉の裏側の景観はとても裏側とは思えない美しさがあります。全部で12棟の土蔵造りの倉庫が並んでいます。

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デザインと生産性はなかなか結びつきませんが、この倉庫はデザイン性、生産性ともに優れた建築であることを感じさせます。
それだからこそ、その歴史を現在にまで伝えて、尚且つ築百年以上経った今でも現役で活用されているのでしょう。
倉庫の一部は観光客向けに改造されました。酒田市観光物産館やミュージアム、地酒などの物産販売コーナーが開設されています。

JR東日本のコマーシャルでは、吉永小百合がここの欅並木を背景に撮影しています。
近年では、2006年にハリウッドの大作「シルク」がやはりこの山居倉庫で撮影されました。2007年に封切られたこの映画には、息子がエキストラで主人公のカバンを持つ役や通行人などで出ました。下はその「シルク」の撮影風景。
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というわけで、私もついでに撮ってきました。観光客が途切れるところを狙って撮ったのですが、かえって殺風景になった感じです。
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by m_chiro | 2008-07-15 01:14 | 庄内の記 | Trackback | Comments(9)



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