カテゴリ:庄内の記( 76 )
今年は「夏のない夏」.....
長年住んで、今年のような夏は経験したことがない。

6月に夏日が続いて、7月に入ったと思ったら雨続き。
しかもゲリラ豪雨、集中豪雨と河川の水かさも相当なものだった。

8月に入ってやっと梅雨明け宣言が出たが、それでも雨は降り続き、時々晴れ模様。
農家の畑にはスイカやメロンが水に浮いていたし、夏に欠かせない食材「枝豆」は早々と枝枯れ状態が….。

昨日(9日)は、お隣の県・秋田内陸部の集中豪雨で山が崩れるという悲惨なニュースに驚かされた。

秋には庄内柿が特産品になるが、ほぼ全滅状態に落ちたと聞いた。
もう、お盆である。
お盆が過ぎれば秋風が吹き始める。

それでも夏の風物詩や行事は例年通りに執り行われた。
酒田港花火大会(8.3)!
「酒田市の最上川河川公園で繰り広げられ、約1万2千発の花火が夜空を彩った。….最上川右岸の観客席には浴衣姿の若者や家族連れが大勢訪れ、夏の夜空に映し出される光の芸術を堪能していた。」(山形新聞8.4の記事より)
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私は郊外から遠眼に眺めたが、酒田上空のスクリーンに見事な絵巻模様だった。

お盆が近づくと、庄内のブランド枝豆「白山だだちゃ豆」が出荷される。
今年は早々と患者さんからいただいたので、早速、食した。
心配した「だだちゃ豆」の生産状態も、私の口に入るのだから、何とか命脈を保つことができたようだ。
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わが家では恒例の梅干しを漬けたが、雨続きで天日に曝す時もない。梅雨明け宣言を待って、2日ほど天日干しをしたのだが快晴にはほど遠い。また雨….。

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それでもどうにか色づいてきた。
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「夏のない夏」にも、夏の風物詩はとまらない!
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by m_chiro | 2013-08-10 05:54 | 庄内の記 | Trackback | Comments(2)
「本池秀夫―人形・動物・革絵―革の世界展」(酒田市美術館)を観る
「本池秀夫―人形・動物・革絵―革の世界展」

観た人たちが揃って絶賛していました。
6.2(日)が最終日。それで酒田市美術館に行ってきました。
夏日でした。
美術館入口に向かう庭から鳥海山が望めます。
そこには、のんびり空間が広がっていました。
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緑の芝生に建つ石のモニュメントが、この美術館の象徴で青空や緑の芝によく映えます。
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そして本池ワールドは、日常の生活空間のひとコマを切り取ったような、繊細でハートフルな作品ばかりでした。
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息をつめながら創られたような細やかな作品から、一転して、一気に凝縮した空気を解放したような等身大の動物まで、本当に素晴らしい作品の数々です。
多くの作品に動物が登場しますが、その表情や仕草も生きています。
日常によく見かける表情や瞬間が切り抜かれたような作品ばかりでした。

何よりも、捨てられてしまう動物の革に生きを吹き返したいと願う作者の製作意図にも感動しました。

本池さんの革による作品は、彫刻のように樹脂や木で型取りをすることから始まるようです。
そのために体の構造や機能を学ぶことは不可欠で、随分勉強したそうです。
でも、その奥深く神秘的な仕組みに辿り着くには容易なことでないと書いていました。

出来上がった型に革を張り付けていって、鼻に穴をあけて空気を入れ込むと、生きた表情になり、生命が宿ったように活き活きとしてくるのを感じるのだそうです。
そのたびに神秘に触れてきたそうです。
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動物たちもみなリアルです。
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写真のゴリラはリアルですが、それ以上にデフォルメされて創られていることが分かります。筋骨隆々です。そんな風に見えるゴリラは実際にはいません。
でもゴリラの力強さがリアルに伝わってきます。
本池さんが体の仕組みを勉強した証がよく現れているようです。

馬、ライオンやチータ、象に犬に猫、...、動物たちが等身大で、どれもが表情豊かな創作でした。
喫茶室でコーヒを飲みながら、庭から望む庄内の山並の景観に見とれていました。
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by m_chiro | 2013-06-03 18:09 | 庄内の記 | Trackback | Comments(0)
「注連寺」を訪ねて
森敦が小説「月山」で芥川賞を受賞したのは、氏が62歳の時の昭和49年のこと。
奥さんが庄内の人で、森敦は戦中・戦後の貧困の時代を庄内で過ごしている。
「月山」に代表される森文学は、その時代の経験や思索が基になった。
その後に発表した「われ逝くもののごとく」(1987)は、野間文芸賞を受賞した。
やはり庄内が舞台で、“生死一如”の死生観が背景に綴られている。

さて小説「月山」は、出羽三山のひとつである「湯殿山」の別当寺「注連寺」で過ごした一冬の体験が生んだとされている。

ガイドの女性が、「羽黒山は[現在]を、月山は[過去]を、そして湯殿山は[未来]を現している」と話していた。
庄内地区では、よく鳥海山を「生の山」、月山を「死の山」と対比させて話す言葉を聞いたことがあるが、出羽三山の対比を聞いて、なるほどなぁ~、と思った。
日本に特有の霊魂に対する考えや死生観が、庄内では無自覚に信仰されている風土に形成されているように思えてくるのである。

よく「物」と「精神」を別に考える二元論がある。
同じように「生」と「死」を別に捉えようとする。
しかし出羽三山信仰では、生と死は一如とする死生観が色濃い。
死後は個人の過去の善行悪行に関わらず、浄化されて等しく没個性としての神仏となる。
その浄化のプロセスに「森の山信仰」がある。
死後は全てが「森の山」に帰り、そこで浄化されるという民俗信仰だ。
湯殿山を「未来」と観たてるのも、そこは黄泉の国だからだろう。
そして注連寺は、黄泉の世界(湯殿山)と死の世界(月山)に結界(注連)を張るところでもあるのだろうか。

注連寺は弘法大師・空海の開基である。
注連寺が建つ処に「七五三掛桜(しめかけさくら)」の木がある。
「七五三掛桜(しめかけさくら)」は桜の品種ではない。「しめかけ」地区の桜のことである。
咲き始めは白色の花で、次第に桃色の変化する神秘的な桜で、東北の桜の銘木でもある。
この桜の木の下で、空海は49日間の護摩祈祷を勤修して注連寺を開いたと伝えられている。
訪ねた時期には、もうだいぶ葉桜になっていた。
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境内の裏には、水芭蕉が見頃に咲いていた。
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2009年に、注連寺の天井絵画と即身仏は、ミシュランが発行する日本の旅行ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャパン」に選ばれている。
ミシェランから星をいただいている寺であるが、この注連寺の天井絵画がみごとだった。
顔マンダラ、生命マンダラ、四方を見回す龍、見る角度によって表情が変化する二頭の馬、
合掌する老婆の手など、
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ミシュランが取材した動画がYouTube「ミシュラン注連寺」で観ることができる。


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by m_chiro | 2013-05-26 23:41 | 庄内の記 | Trackback | Comments(0)
酒田祭り(5.19~21)賑々しく終わる
19日から、酒田で最大の祭りイベントがはじまりました。
あいにくの曇り空。提灯にはまだ明かりが入っていません。
国の指定史跡「鐙屋」にも紅白の幕が張られ、この日は入 場無料で一般公開でした。
「鐙屋」は酒田を代表する廻船問屋でした。

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中では「生け花展」開催中です。
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「鐙屋」は、江戸時代に北前船の海運航路で栄え、井原西鶴の「日本永代蔵」には挿絵付きで紹介されています。
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そして、これが鐙屋の台所模様。
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20日の本祭りには、デイズニーランドからミッキーマ ウス御一行も登場です。
今年は、格別の人出でした。
酒田の中心街を縦断して、最上川河口の公園まで出店が並びました。
距離にして何キロあるのだろう。
両側に並んだ出店の間を人の波が切れることなく続いています。
どこからこんなに人が出てきたのだろう、と思うほどです。

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後ろを見ても、前を見ても、人の波が途切れることなく往復しています。
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夕刻に端から歩き初め、河口の公園に辿り着いた時には、陽が沈んで夕陽がきれいでした。
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途中、猿回しの大道芸、懐かしい「お化け屋敷」の小屋を眺めて、昼の行列で活躍した山鉾が休んでいる公園に着きました。
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酒田港を開いた河村瑞賢の銅像が、公園を見下ろして、遠く日本海に想いを馳せています。
最上川の舟運が発達した背景には、河村瑞賢によって西廻り航路が刷新されたことにあります。
酒田から下関経由の日本海西廻り航路を確立しました。
こうして最上川を利用して運ばれた物資は、素早く安全に江戸に運ぶことができたのです。
これが主に酒田の繁栄につながったと評価されて、最上川河口を見おろす銅像が建てられているわけです。


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帰りも人の波が途切れていませんでした。いったい何時まで続くのだろう....。
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by m_chiro | 2013-05-22 22:15 | 庄内の記 | Trackback | Comments(2)
ゴールデンウイークの花盛り
ゴールデンウイークも寒い日が続き、晴れ間が出たのはちょっとだけでした。
田植えの準備も着々と進み、田園には水が張られはじめています。
この天候不順の中でも、植物は春を告げる花盛りになってきました。
やはり植物は地下に生命があるんだなぁ~と、つくづく感じます。
GW前には、まだ蕾みだった鳥海山麓の梨畑もボツボツと咲き始めています。

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GW5日の「菜の花祭り」のイベントに向けて、庄内三川町の菜の花畑は、今が満開に咲いていました。
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「庄内いこいの村」には、10万株が植えられているチューリップ園がある。
チューリップを見に来た子供連れの家族で賑わっていました。
その一部を写真で紹介しておきます。

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by m_chiro | 2013-05-07 12:14 | 庄内の記 | Trackback | Comments(0)
遊佐町・中川河川敷公園の桜並木をみる(4.28)
市内の桜が満開になったと思ったら冷たい雨が降り続き、お花見どころではありませんでした。
4.28、ゴールデン・ウィークに入りましたが、酒田は気温11~12度、曇り時々陽射し。

酒田市内の桜は盛りが過ぎたので、鳥海山麓の遊佐町・中山河川敷公園の桜を見に出かけました。
ここの桜並木は庄内でも桜の名所です。
ちょっと肌寒い風でしたが、ちょうど見ごろでした。


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河の上に渡した鯉幟も泳いでいました。

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鳥海山の雪解け水が流れていて、とてもいい風情です。
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by m_chiro | 2013-04-29 06:55 | 庄内の記 | Trackback | Comments(2)
砂川直子さん、モーツアルトを歌う!
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3.24(日)は、酒田フィルハーモニー管弦楽団による「第36回・ファミリーコンサート」を聴きに行った。

なにしろ大好きな砂川直子さんがモーツアルトを歌うのだから、これは聞き逃せない。
モーツアルトの歌曲を披露するのは初めてらしい。

このコンサートの前半は、全てがモーツアルト。

砂川直子マドンナは、モーツアルト歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」より、「お願い、愛しい人、許して」と歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より、「今こそお分かりでしょう」の2曲を披露した。

純白のドレス姿で、モーツアルト歌劇でも素晴らしい歌声だった。
直子さんの魅力を堪能。とても魅力的でした。
もう最高~!

休憩をはさんで、後半はスタジオジブリ制作の映画「となりのトトロ」(宮崎駿監督、久石譲作曲)をオーケストラ・ストーリーで楽しんだ。
その上、ナレーションを砂川直子さんが担当するというオマケつきだ。

直子さんのナレーションも、なかなかでした。
公演前に喉の調子を落としたせいだろうか、ちょっぴりハスキーぽい声。
地声ではないような…..、それとも「となりのトトロ」に合わせて、そんな雰囲気の声で演じたのだろうか。
味わい深いナレーションだったなぁ~!
直子さんの新たな魅力が引き出された感じがしました。

「となりのトトロ」は山形県とも縁がある。
山形県鮭川村にある「トトロの木」だ。
田舎にある小さな小さな観光スポットなのである。

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by m_chiro | 2013-03-27 20:56 | 庄内の記 | Trackback | Comments(0)
月山・志津温泉郷の「雪旅籠の灯り」イベント
今年の冬は雪国のどこもが格別の寒さと積雪量である。それに加えて長ぁ~い冬だ。
先週末から、この冬最高の大寒波襲来で大暴風雪。
先日のニュースでは、北海道や青森で5メートルを超えた、と報じていた。
5メートルで驚いてはいけない。
山形県の「月山」の登山口にある志津温泉では、毎年6メートルほどの積雪がある。
月山には「スキー場」もあるが、ここのスキー場は夏専用である。
冬は雪があまりにも多すぎて滑れない。だから、スキー場開きは夏である。
それくらい積雪量が多い地域なのだ。

冬のイベントと言えば「札幌・雪まつり」、秋田県では「雪かまくら祭り」がある。
雪国の冬の冬の風物詩で観光目玉である。

その2大冬祭りに勝るとも劣らないのが、山形県の月山志津温泉・「雪旅籠の灯り」(2.22~3.3)というイベントだ。


ここ月山の志津温泉郷は、出羽三山に向かう宿場町である。
月山志津温泉 「雪旅籠の灯り」にアクセスして、「雪旅籠ギャラリー」の写真で雰囲気を感じてほしい。

c0113928_12585024.jpgこれは旅館(旅籠)が雪化粧しているわけじゃない。

6メートルもの積雪を利用して雪旅籠を制作したのだ。

中に50人ほどが入れる巨大な「旅籠かまくら」なんだ。
アイスバーもあるし、出店もある。
写真展示や土産物の販売もある。

ローソクの灯りはオレンジ色、アイスバーでは青色発光ダイオード(LED)で飾られ、とても幻想的な場が雪の中に出現するのである。
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by m_chiro | 2013-02-25 13:11 | 庄内の記 | Trackback | Comments(2)
やっと初詣!
新春寒波が1週間も続いて、外は猛吹雪、道路はアイスバン。
休日にやっと陽射しがあり、遅ればせながらやっと初詣に出かけた。

鳥海山の山裾にある「鳥海山大物忌神社」。
御神体は「鳥海山」そのものである。

この地方では、鳥海山は薬師如来の顕在とされ、信仰の山でもある。
鳥海山の伏流水が、龍脈(地の気)を通って日本海に湧き出ている。
大物忌神社の手水舎(てみずや)には青銅の龍がある。
龍の口からは伏流水が勢いよく流れ出している。

その龍脈の伏流水で心身を清めて、また一年間の安寧を願った。

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by m_chiro | 2013-01-07 13:19 | 庄内の記 | Trackback | Comments(0)
クリスマスケーキは、濃厚カマンベール・チーズケーキ
深々と雪が降り積もっています。
ホワイトクリスマスになりました。
ささやかにクリスマスを….。

ケーキは
「羽黒ブルーベリーの濃厚カマンベール・チーズケーキ」(http://item.rakuten.co.jp/mag-burrito/20120914/)

羽黒山麓で生まれた「こだわりの逸品」です。
どんな「こだわり」?
とにかくURLから、じっくりご覧ください。

ひと口、食して「うまい!」
食べ終えて「旨かった!!」
「嘘だと思ったら、食べてみてください!」
(パクリました<(_ _)>)。


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カップは昨年の12月に「九州カイロプラクティック同友会」の忘年会(佐賀県)で、お土産に頂戴した有田焼。

コーヒーは秋田からみえる患者さんからのプレゼント。


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秋田にあるコーヒー屋さんのブレンド「のんびり珈琲」だそうだ。

豆は愛用のミルで挽きました。

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いろんな思い出に浸りながら、ささやかなイブとなりました。
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by m_chiro | 2012-12-24 17:36 | 庄内の記 | Trackback | Comments(0)



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