九州カイロ同友会の夏期合宿(柳川)に招かれて
8月2日から九州カイロプラクティック同友会の招きで、福岡県の柳川市に出かけてきました。この会は、学兄・馬場信年先生が創設し牽引してこられた組織で、今回は夏期合宿研修でした。福岡空港で馬場先生と落ち合い、電車で柳川へ。
柳川から合宿研修会場である「かんぽの宿・柳川」へは、舟でお堀を下りました。 水郷柳川は、今でも掘割が縦横に走っています。そこを「どんこ舟」で、船頭さんの竿にまかせての70分ほどの川下りです。 日差しが猛烈で、笠をかむって乗り込んだのですが、結構、川風があり吹き飛ばされそうな場面も。緑の田んぼを風が渡る風情も見られていいものでした。 舟を降りて、「北原白秋の生家」と「御花邸」を見学。 日が暮れて、先ずはの「懇親会」です。珍味づくしの有明料理にはじまって、天然うなぎの蒲焼、柳川どじょう鍋と、よくも食べられました。珍味に美酒と大歓待を受けました。 部屋に帰ってからも、夜遅くまで話が尽きず賑やかなひと時でした。 同友会の皆さん、本当に有難うございました。 翌日は、研修会本番です。 テーマは症例報告会ですが、そこで「症例検討に対するモデル」の提案とその模擬をしてきました。 内容の一つに、「除外診断」を入れました。 特に、痛みの除外では「1.癌、2、感染、3.骨折」です。身体所見では、馬尾神経圧迫障害、特に肛門周辺のサドル麻痺、尿閉や頻尿などの膀胱直腸障害、下肢のひどい神経症状など、除外診断の所なども挿入しました。 私は、今年2人を除外診断して病院の専門医に紹介しました。 二人とも夜間痛のある下肢痛でした。結果は、残念ながら癌性の痛みでした。 その経過も解説しながら、除外診断が大切であることを話しました。夜間の安静時痛の感度は0.90、特異度は0.46です。感度の高い症状です。 提案したモデルでは、症例検討の模擬をしながら、参加者も報告者と一緒に推論していきます。 報告者は「検事」で、参加者は「弁護士」、座長はさしずめ「裁判官」といったところでしょうか。 みなさんがそれぞれ意見を出すようになり、盛り上がりました。 どうなるかと思いましたが、うれしい結果でした。 以下は、舟下りと柳川観光の写真です。 こんな狭い水路も巧みに通り抜けます。 舟を下りて、北原白秋の生家見学。 お花邸。ソテツの巨木が見事でした。 宿泊・会場となった「かんぽの宿・柳川」。「かっぱ」を模した建物だそうです。
by m_chiro
| 2008-08-06 01:45
| 雑記
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