巨刺法の応用形❹ 右上肢上腕部のの外旋・内旋時痛
2年ほど前から右上肢・上腕部の痛みが続いている。

10年ほど前に乳がんの摘出手術を行った40代女性。
手術での右肩甲骨と鎖骨周辺の痛みと肩関節の可動制限が回復して、やっと運動機能的に良好な状態になっていたが、2年ほど前から右上肢の内旋外旋の動作で痛みと制限が起る。
就寝時は右上肢の置き場がないような感じで痛むことがあり、
肩関節の可動域に問題はないが、特定の角度で痛む。
時に整形外科でのリハビリと物療を受けているが改善しない。

*動態診
痛みの出る部位と運動時の変化をみると、すべて肺経のライン上にある。
内旋外旋位で顕著(大胸筋の停止部位と関連か?)

*タッチトーク
①対症優先、巨刺法の適応、肺経・胃経交叉優先
②巨刺取穴のチャートから胃経「豊隆」で反応する

*治療
❶患部対側の胃経を第2趾から辿って停滞する部位(「豊隆」と思われるポイント)を探る。
 探ったポイントに一転圧刺激を行い、右上肢の運動を指示する。
 「アレッ! 痛くない! 動かせる! なんで?…」
❷左前脛骨筋のフロー状態にない線維群を探ってリリースする

再び右上肢の運動を行わせるが、問題なし。
運動に対して固定された経絡ラインの痛みには、巨刺法の刺激応答がとても効率よい成果が期待できる。
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by m_chiro | 2017-07-27 12:33 | 症例 | Trackback | Comments(0)
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