ダンス女子(中2)の膝の裏の痛み(ヒラメ筋・腱弓)
夏休みに入り、街にも子供たちの嬌声が聞こえ出した。

中2のダンス女子が、右膝の裏の痛みを訴えて来院した。
彼女は「ヒップホップダンス」のクラブに所属していて、7月の末の練習後から「右膝の後ろが痛くなった」ようだ。
痛みは右膝外側部に限局している。
歩行で少し跛行していて、多少の腫れもある。

整形外科を受診してレ線像を撮ったが、問題はみられない。
「靭帯の損傷だろうからMRIを撮りましょう。中学生は無料だから、念のため撮った方がいい」ということになって1か月後の予約が入れられた。
必要性のない画像検査を、無料だから…、と勧める医師の魂胆が分からない。

それでも3日後には夏休みのイベントでダンスの大会がある。
医師には「靭帯損傷なので休んだ方がいい」と言われた。
彼女は「ダンス命なので休みたくない」という。

それで私のところに治療にみえた。
「タッチトーク」で「特定部位」に反応する。
解剖学的に特定部位を絞っていくと、関節には反応しない。半月板にも…。
筋や靭帯でも反応しないが「腱」に反応した。
どこの腱か、さらに絞ると「ヒラメ筋の腱」となった。
「損傷か、炎症か」を確認すると、「炎症」である。
ヒラメ筋起始部の腓骨等周辺から、線維の走行にフロー状態の停滞を確認すると「腱弓」に添って内側下方に流れない。
c0113928_1028599.png

画像は「リハ局」より:最下段にURL記載)

起始部から腱弓に沿って停滞部まで、合わせ鏡のスピンタッチでリリースした。
腓腹筋外側部に過緊張もある。それもリリースして、動きを確認させると痛まなくなった。

どうせダンスを休むように指示しても踊るのだろうから、伸縮性テーピングで補助しておくことにした。
腱弓に沿って停滞部末端からヒラメ筋起始部まで、伸縮テープを使用した。
大会前には、もう一度確認して、再度テーピングしておこう。
練習後の、自宅でのアイシングも支持しておいた。

ヒラメ筋については、「リハ局」のブログ記事に総合的に詳しくまとめられているので参考のために紹介しておこう。
「リハ局」http://rihakyoku.com/souleus-anatomy/
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by m_chiro | 2016-08-04 10:34 | 症例 | Trackback | Comments(0)
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