形態学講座②の授業(9.5~9.6)に出席します
臨時休診のお知らせ
9月5日(土)~6日(日)は、形態学講座②の授業に出席します。


講師は、後藤仁敏先生です。
後藤仁敏先生の紹介
10代の頃から化石・鉱物採取に熱中され、東京教育大学理学部では地質学鉱物学を専攻。同大学を卒業後、東京医科歯科大学歯学部口腔解剖学教室に入局。解剖、組織、発生、進化を実践的に学ばれ、歯学博士、教授となられる。
現在までに1000体以上の人体解剖を行い、人体と歯の解剖学・組織学・発生学・進化学を教えると同時に、サメからヒトまでの脊椎動物の歯の形態・構造・発生・進化の研究をテーマに100以上の論文を書かれている。
古生物学者の井尻正二先生を師事され、恩師は解剖学者の三木成夫先生。
「頭蓋顔面の発生学」を翻訳され、著書の一部に、「歯の比較解剖学」「講座進化4形態学からみた進化」「硬組織の起源と進化」「新・ヒトの解剖」「唯臓論」「歯のはなし・なんの歯この歯」がある。
また、カイロプラクティックの大学で解剖学講師をされていたことがあり、日本だけでなくオーストラリアでの人体解剖の経験を持つ。


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講師の後藤仁敏先生(鶴見大学名誉教授)の著書を3冊読んだ。
「唯臓論」は、「唯脳論」(養老猛司著)を意識して書かれたのだろう。

「はじめに」の冒頭で「解剖学者の養老猛司氏は、人間がつくったものすべて脳の産物と考え「唯脳論」を提唱した」と書き出している。
唯臓論は「唯脳論の立場ではなく、人の活動をすべて内臓の機能から説明しようとする試み」のようだ。

私も1989年に「唯脳論」が出版されたときに読んだ。
とても感動した本で、私にはバイブル的な存在になった。
でも多くの書評を読むと、少なからず著者の本意との温度差を感じてならなかった。

「唯脳論」の主張は脳化されたことによって、ヒトの身体性が無視されていることを説いている。
だから脳がすべてだという主張ではない。
中枢は末梢の奴隷であるというスタンスだと受け止めた。
だから身体性の意義に心を止めよ、それが唯脳論の底辺に流れている、と私は理解した。

後藤先生の「唯臓論」も身体性としての内臓の機能をとりあげたものだろう。
その意味では「唯脳論」の路線上にある内容だと思うが、「唯臓論」のタイトル意味がいま一つ釈然としないところではある。

今回の授業では、消化器と呼吸器について、その形態・発生・進化について学ぶことになる。
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by m_chiro | 2015-09-04 15:32 | 守屋カイロ・オフィス | Trackback | Comments(0)
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