合歓の花と芭蕉の句
昨日の日曜日、山形県と秋田県の県境にある「象潟」までドライブした。
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象潟の道の駅に「合歓(ねむ)の花」の鉢植えが売られていて、思わず購入する。
合歓の花は、とても可憐な花である。

今朝、花が咲いていたので写真に撮った。
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象潟は、芭蕉が訪れた最北の地である。
その時に詠んだ句のひとつがこれ。

「象潟や 雨に西施が 合歓の花」(芭蕉)

芭蕉も、象潟に滞在して、合歓の花に心を止めたのだろう。
西施(せいし)とは、絶世の美女とされた女性の名である。
中国春秋時代の越国の女性で、スゴイ美人だったと伝えられている。

越国と呉国は敵対関係にあり、戦いで越国は呉国に敗れてしまった。
そこで越国は、絶世の美女「西施」を呉の国王に差し出したのだ。

呉の国王は西施を溺愛するあまり、政治をおろそかにしてしまう。
そのために次第に呉の国力は衰退し、ついには越国に滅ぼされてしまう。
そして西施は、元カレの男と共に五湖に船を出し、それ以来消息も不明となったという。
 
芭蕉の句に出てくる「西施」とは、この越国の絶世の美女のことだ。
合歓の花の風情と西施をダブらせて眺めたのだろう。
西施が雨に濡れて、眼を閉じて眠っているようだ、と詠んだ句である。
雨の中で咲いた合歓の花が、まるで西施の憂いのように芭蕉には映ったのだろうか。
芭蕉の句の中でも、とても心に残る大好きな句である。
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by m_chiro | 2015-08-24 13:06 | 雑記 | Trackback | Comments(0)
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