「自律神経系」覚書❶
❶末梢神経とはいっても…..

師匠の学びに触発されて、私も「自律神経」について再学習をはじめた。
思いつくままに、脈絡のない「覚書」として書いていこうと思う。
新たな気づきが沢山あるし、時には感動することもある。
学びはいつも新鮮だ。

さて自律神経は、もとより解剖学的に末梢神経に分類されている。
末梢神経というのは、中枢神経と区別するために分類された。
分類したのは、あくまでも人の都合である。
人とはどんな人かといえば、おそらく解剖学者だろう。

中枢神経というのは脳であり、そこには概略して大脳、小脳、脳幹、脊髄が含まれる。
これとて人の都合による機能的区分にすぎない。
例えば、呼吸や血液循環など生命維持に直接かかわる機能区分として「脳幹(間脳、中脳、後脳)」と名付けられているわけであるが、元の区分は発生学に依るのだろう。

神経を構成することになる「神経管」は外胚葉が陥没してできあがり、前方に脳が形成され、後方に脊髄ができる。

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(夕闇千鳥のお勉強日記「神経系へのイントロダクション パートIV」)

脳は、その区分の前脳から「大脳」が形成され、後脳から「小脳」が分化されたものだ。
それ以外の神経、つまりは中枢神経系に接続している神経系は全て末梢神経となる。
それは脳神経、脊髄神経、自律神経を総称している。

だからといって、中枢神経系と末梢神経系の間に境界があるわけでもない。
末梢神経は、その軸索を中枢神経系の内部にまで延ばし「核」で接続されている。
あるいは「節」で外部とも繋がっている。
だから中枢神経系と末梢神経系は、そこに解剖学的境界などは存在せず、両者は交わった一体のシステムなんだ。

そのことを知ると、我々の治療が皮膚の組織からの刺激入力であっても、中枢神経系を介して身体システムの調整系に関わっていることを想うべきである。
すると治療のイメージも広がる。
この一体化された神経科学の前提は臨床の現場でも役立つことだろう。
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by m_chiro | 2014-12-10 09:25 | Trackback | Comments(0)
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