奈良を往く ①志賀直哉・旧邸を訪ねて
奈良を往く(2.2~2.5)
①志賀直哉・旧邸を訪ねて


庄内は1月中旬から周辺の雪が消えていき、とても冬景色とは思えない景観である。
気温も10度になったこともあった。
異常と言えば異常な、東北の1月と思われた。
ならば、と先週は大阪でのセミナーに出かけ、休日を利用して奈良を訪ねた。

奈良の高畑地区にある志賀直哉旧邸まで歩く。
文豪・志賀直哉の復元した旧居は、門からは想像もできない広い庭園と大邸宅だった。
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復元した塀は新しい造りのように感じるが、実際は土塀だったのだろう。
近所のお屋敷に、当時を偲ばせる風情の土塀があった。
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近代的に復元されてはいるが、きっとこんな土塀だったのだろう。

屋敷は435坪ほどあり、総床面積は126坪というから、随分な豪邸である。
なんでも志賀直哉自身が設計し10年間ほど生活した邸宅らしい。
その後は関東に移転したらしく、この邸宅で代表作の「暗夜行路」を執筆したとされる。

どの部屋からも庭が望めるように設計したのだろう。
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私も縁側に腰を下ろして庭を眺めてみた。
きっと志賀直哉も、こうして庭に遊ぶ子供たちの様子を見ていたことだろう。
あるいは小説の構想に思いを馳せていたかもしれない。
そんな文豪の在りし日を思いながら縁側に座っていた。

二階の書斎からも外の景色が見える間取りである。
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座敷の座卓に置いた「干し柿」は、入館受付事務の女性からの頂き物である。
木目も美しいテーブルだった。
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「干し柿、食べますか。この屋敷で取れた柿で作ったんですよ」。
きっと志賀直哉も食べた干し柿に違いない。

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多くの文人たちも、この邸宅に集ったようだ。
なんか、文豪たちの時代にタイムスリップしたような、静かな佇まいと落ち着ける空間で至福の時間を過ごした。
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by m_chiro | 2014-02-10 15:46 | 雑記 | Trackback | Comments(2)
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Commented by sansetu at 2014-02-10 22:43
やっぱり日常的に植物や土の観える生活っていいですよね。うちもそうでした。
私もいずれはまた、まだ体力のあるうちに、自然の中に帰ろうと思い始めています。
Commented by m_chiro at 2014-02-16 13:48
同感です。確かに体力が必要ですから、都会に近い田舎が理想ではありますが....。
先生からの啓示を得て、新たな勉強をはじめています。アナログ思考で生きてきた人間には頭が混乱状況です。また、いろいろと、このボンクラ頭を刺激してください。
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