一冊の回顧録、中国より届く。
先日、中国・大連市から届いた一冊の本。
思いもかけぬ贈りものだった。 「我的一生」と題する本で、著者は大連医科大学の元教授・孫璽玉先生である。 孫璽玉教授との交誼は、1993年に大連医科大学で実施した解剖実習授業まで溯る。 以来10年間にわたり、毎年、馬場信年先生と共に解剖実習生を引率した経緯がある。 孫璽玉教授は、その時の主任指導教授のひとりだった。 その孫璽玉先生が、ご自身の回顧録として綴ったのが「我的一生」としてまとめられている。 中国語で書かれている本なので、詳細読み解くことはできないが、多くの写真が掲載されていて、アルバム的に孫先生の人生を垣間見ることができた。 孫先生と日本の医大の先生方との交流の深さを偲ばせる資料もあった。 その中に、われわれ解剖実習授業の記録もあって、懐かしく思い出しながら眺めた。 特に中国語の本文中に日本語の記事があった。 私が解剖実習の感想を、JSCの会誌に寄せたものである。 その記事の一部も掲載されていて、特に懐かしかった。 あれから、もう20年も経った。ふた昔前の思い出ということになる。 その時の記事の原稿が古いPCに残っていた。 (次回から、その記事をここにも残しておこうと思う。) ちなみに元の記事は、私が編集した会誌「JS Club」に書いた「NCA中国に行く」の記事である。 私が所属している業者団体はJSC(日本カイロプラクティック師協会)で、その名称の謂われは「JS Club」にある。私が名づけ、そのまま会誌のタイトルにした。 「JS Club」は「Janse’s Spirit Club:ジェンシーズ・スピリット・クラブ」の略称である。 そしてJanse’s Spiritとは、Dr.ジェンシー精神のことを言う。 Dr.ジェンシーは「カイロプラクテイックのスペシャリストを目指すのではなく、ジェナラリストをめざせ」と教えた。 決してアジャストメントのスペシャリストが目標ではない。 徒手療法による家庭医的な存在をめざせ!、ということである。 そのジェンシー精神を受け継いだ学びの場が「JS Club」だった。 現在のJSCの前身であった。
by m_chiro
| 2013-12-21 16:53
| 解剖実習
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