アトピー性皮膚炎:副作用のない新治療薬の開発なるか!
皮膚を保護するタンパク質(フィラグリン)。
その働きを強める化合物が見つかった。
この化合物はフィラグリン蛋白を強化してアトピー性皮膚炎の症状を改善させる働きあるという。

発見したのは京都大学の椛島健治 医学研究科准教授、大塚篤司 チューリッヒ大学病院皮膚科研究員(当時、京都大学次世代免疫制御を目指す創薬医学融合拠点研究員)である(9月18日、米国科学誌「The Journal of Allergy and Clinical Immunology」誌に掲載)。

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皮膚のバリア機構を担うフィラグリンは、ほぼすべてのアトピー患者で低下がみられるようだ。
フィラグリンには皮膚の保湿効果があり、このフィラグリン蛋白を増やす化合物の発見は世界の研究者間での競争でもあった、という。
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その1か月ほど前には、兵庫医科大学と三重大学のチームが、皮膚などにあるタンパク質「インターロイキン33」(IL33)が過剰に生み出されるとアトピー性皮膚炎の発症につながることを、マウスの実験で明らかにした(8月5日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表)。

その前の7月31日には、大阪大大学院 医学系研究科の室田浩之講師(皮膚科)らのチームが、かゆみなどの症状を引き起こす化学物質ヒスタミンが、発汗を抑えて皮膚を乾燥させるなどし、病状を悪化させることを突き止めている。

アトピー患者は発汗量も通常の半分くらいしかないのだそうだ。
アレルギー疾患や発汗異常の診療に役立つと期待されている。

アトピー性皮膚炎に関わる研究が続けてヒットし、患者さんには一日も早い副作用のない新薬の開発が待たれるところである。
10年後をめどに実用化を目指すとしている。
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by m_chiro | 2013-09-22 10:36 | 雑記 | Trackback | Comments(0)
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