痛む場所にリリース・ポイントがあるとは限らない
若いママさんが、右膝関節内側の痛みを訴えて治療にみえた。
しゃがむ動作で最大屈曲ができない。
思い当たることはないが、子供を抱っこして膝に負担がかかっているからだと思っているようだ。
膝関節の可動は制限されていない。

その痛む部位からの内圧伝導をみると、左胸郭の5-6肋骨のところで留まる。
そこを触診すると身体を捻じって痛がるジャンプ徴候のポイントがあった。
「何でこんなところが痛いの!」
「さあ~、何んでだろうね….」

その圧痛ポイントに、リリース方向のトルクを加えて緩むのを待った。
そのまま吸気について行くリコイルを行った。
今度は触圧しても大丈夫になる。
背臥位のまま右膝関節を最大屈曲位に誘導した。
「あ、いい感じ!」
立位からしゃがむ動作をさせる。
「大丈夫、できます!」

身体にはいろんな筋・筋膜のワナ(下図)がある。
c0113928_10275272.jpg

下の写真の男性は活動中のラセン線が明瞭に見て取れる。
一側の肋骨を対側の臀部に近づける姿勢制御がある。Yawである。
c0113928_10281932.jpg

内腹斜筋のワナから、ASISの転車台で下肢下方に走るエネルギーラインがある。
c0113928_10283491.jpg

(図はすべて「アナトミー・トレイン」より)


「解除キー」の存在は、必ずしもトリガーポイントのマニュアル通りではない。
だから機能的診察は重要なんだ。
内圧変動の停滞を探ると、そんなポイントも観えてくることがある。

「解除キー」の存在はおもしろいねぇ~。
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by m_chiro | 2013-03-14 10:42 | 症例 | Trackback | Comments(0)
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