腰痛診察の在り方が変わるか!?
「よくなてきたけどもう一歩だ」http://junk2004.exblog.jp/19760772/
加茂先生のブログ記事。
昨年最後の山形新聞(12.31付け)1面の囲み記事にも、同じ内容の報道があった。

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「腰痛にストレス関与」と題した記事は、決して新たな見解ではない。
が、日本整形外科学会と日本腰痛学会は、12月30日までに「腰痛の診療ガイドライン」をまとめたことを報じていた。

腰痛の発症やその慢性化には「心理的ストレス」が関与しているとする見解である。
だから画像検査の在り方が問われている。
重篤な脊椎疾患がない限り、マニュアル式に画像検査をすることを戒める診療指針である。

まずは発熱や胸部痛といった危険信号があるかないかによって、①癌、外傷、感染などの重篤な脊椎疾患、②まひ、しびれ、筋力低下などの神経症状のあるものと、原因を特定できない非特異的腰痛を分けなさい、としている。

それでも、麻痺、痺れ、筋力低下の症状が、必ずしも重篤な神経学的徴候とな限らないケースもあり、その鑑別には筋・筋膜問題を含めて課題がある。

それはともかくとして、危険信号および①と②に該当するケースでは画像検査が要求されるが、原因の特定できない非特異的腰痛に対してはストレス評価が必要であっても、画像検査は必要としないのである。

しかも非特異的腰痛は全腰痛の85%を占めるとしているわけだから、腰痛に対する画像検査の在り方が変わらなければならない。
変わってほしいものである。

こうした事例にも、医学的に不確かな時代の流行というものが見え隠れする。
盛んに「椎間板ヘルニア」などの構造的問題を指摘してきたものが、この診療ガイドラインでは対極にある「心理的問題」を強調している。

確かに「精神・心理的要因」は重要な因子だろうと思う。
だからといって、85%の腰痛を「生物・心理・社会的要因」とし、「心理的ストレス」を強調して終わりにしてはならない。

その因果が明らかにされなければならないし、何よりも生き物としての機能的側面の解明は重要な課題だと思う
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by m_chiro | 2013-01-03 11:47 | 痛み考 | Trackback | Comments(0)
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