絵本「いのちのれきし」は、その本自体が好き
「わたしの本棚」③いのちのれきし
この本、そのものが好き


前回の記事からの続き。最後の3冊目。

その3冊目は、大型の絵本。バージニア・バートンの「せいめいのれきし」という本である。数年前、東京に出向いたときに立ち寄った書店で見つけた本だ。

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卒業後、私はある研究所に就職したが、そこでは月刊誌や単行本も手がけており、私は本作りのプロセスを真近に見てきた。
当然その業務にもかかわってきたが、主には校正などだった。
そんな経験もあってか、本の制作する側の視点から本を探すことがある。
装丁やデザイン性、レイアウト、紙質など、目に付くと内容云々よりも、その本自体が欲しくなる。

「いのちのれきし」は、そんな視点から手にした本である。
「地球上に せいめいがうまれたときから、いままでのおはなし」と表紙に副題がつけてある。
約48億年もの生命の歴史が70数ページの絵本の中に凝縮されていて、これには驚きだった。
見開き2ページに数億年の歴史が見て取れるのである。
味わいある手書きの絵、簡潔な文章、劇場型の幕場構成で大人も楽しめる絵本だ。

この絵本が読まれている姿を想像すると、実にほほえましい光景が浮かんでくる。
大人が文章を解説しながら読んで聞かせる。
子供は、まるでドラマ仕立てに話を聞きながら絵を見ている。
絵本が媒体となって、生命や生き物、地球の歴史を学ぶ。
本が持つ意義までもが凝縮しているような本である。

この本の著者、バージニア・バートンというアメリカの絵本作家を知ったのは、この本を手にしてからだった。
1世紀も前に生まれたこの絵本作家は、「いのちのれきし」を書き上げるのに8年の歳月を費やしたそうだ。
1942年には、最優秀絵本に選ばれている。
ぜひ多くの人に手に取って欲しい本だ。
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by m_chiro | 2012-12-21 12:23 | Books | Trackback | Comments(0)
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