内臓膜からの関連か ①
内臓膜からの関連か ①
「肩甲間部が痛苦しい」


続けざまに内臓膜関連を思わせる患者さんが続いた。
治療で主に内臓膜へのリリースを行ったケースである。

不思議なことに、同じような問題の患者さんが続くことがよくある。
これって偶然なのだろうか。
それとも私の観点が予測的に作用するせいだろうか。
例えばTMJ問題を観ると、またぞろTMJ問題の患者さんが続く。
実は患者さんが続いているのではなく、私の観る視点が続いているのでは?、と訝ってしまう。
機能性の身体問題には、関連する入口が多々ある。
だからいつも、「一期一会」。
自分自身の観る視点を、常にリセットして臨むこと。
そう心がけてはいるのだが….。

症例1「肩甲間部が痛苦しい」

30代の女性(就業)。1週間ほど前から肩甲間部から肩にかけて痛苦しく、時に右菱形筋部に強い痛みが出ることがある。動きによる特異的な変化はない。

内圧変動を観ると胃底部の周辺の組織に緊張と圧痛がある。
お腹にくる風邪が流行っているらしいので、「風邪でもひいた?」と聞いてみた。

「風邪はひかなかったけど….。そう言えば、背中が苦しくなる前に胃が痛んだことがあって内視鏡検査を受けたけど、異常はなかった」そうだ。

その胃底部周辺の内圧の停滞が、どこで内圧の伝導が阻害されているかをみると、同側の横隔膜背側ドームの天井部周辺で止まる。
その部位に掌をすべり込ませてカウンターCW方向へのトークを加えると、胃底部の緊張が更に抑制される。

今度は、その位置で胃底部を水平面におけるCW方向と横断面におけるCW方向の組み合わせ方向可動を行うと、2点間での最も良い同調緩和が起きた。
「あ~、楽になってきた」。

「胃が痛んだ」ときの反射性の緊張が内臓膜周辺に起こって、その関連痛ではないかと推測した症例であった。
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by m_chiro | 2012-11-20 18:57 | 症例 | Trackback | Comments(0)
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