六然社・直伝講習(9.19)「復習Guide②」
参加者のために「復習のためのガイド」を記しておきます。

② すべては小脳にリレーされ、
   身体の動きに適応される


姿勢制御系にかかわる運動系の基礎となっているのが反射系である。
身体には多くの反射系がプログラムされている。
外部環境の変化あるいは身体内部の刺激が受容器に感知されると、それは脊髄から中脳の反射中枢に伝えられる。

その信号は情報処理されて出力される。運動系では筋肉の効果器へ、自律系では腺などへ出力して身体に表現されることになる。
これらの反射系は、無意識の自動調節システムで調整されているのである。
これは比較的単純なものであるが、更に複雑な仕組みが複合運動である。
この他にも、情動によって駆動する生得的行動のプログラムも存在する。

これらの基本的な機能系は、どちらかというとメカニックに行われる。
そのため種の保存という戦略を実現するためには、上位からの調節系によってメカニックな機能を補完する必要があるのだ。
脳研究の世界的な権威である伊藤正男先生は、上位調節系として4つの機能を想定している。
以下に、その要点を紹介しておくことにする。

ひとつには、大脳基底核によって多くの動きが整理されることで安定性がもたらされる。
舞踏病やパーキンソン病などは、大脳基底核による運動整理機能が壊れた病気ということになる。

2つめは大脳辺縁系による目的性である。
これは運動に目的が備わることで、帯状回は動機づけの中枢でもある。
3つめは、脳幹が行う睡眠と覚醒のプログラムで、4つめは小脳である。

小脳適応性に働く。
環境状況に合わせて刺激に対する反応系を修正する役目である
したがって、すべては小脳にリレーされて誤差が修正され、あらゆる条件に適応するために働いているのである。

治療家にとっても、小脳の果たす役割を十分に意識して治療に取り組むことが重要であると思う。
c0113928_719320.jpg

[PR]
by m_chiro | 2012-09-27 07:10 | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : http://mchiro.exblog.jp/tb/18498250
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented at 2012-09-29 14:18 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by m_chiro at 2012-09-30 10:19
鍵コメ様、了解しました。
<< 蜉蝣(かげろう)という虫 公的研究機関との共同研究の道... >>



守屋カイロプラクティック・オフィスのブログです
外部リンク
カテゴリ
以前の記事
お気に入りブログ
最新のコメント
最新のトラックバック
ほとんどがMPSなんだけ..
from 心療整形外科
月経が再開した
from 心療整形外科
TPは痛みの現場ですらな..
from 反証的、鍼灸・手技・心理臨床
脊椎麻酔後頭痛について
from 反証的、鍼灸・手技・心理臨床
起立性頭痛
from 反証的、鍼灸・手技・心理臨床
「5%の中に本当の椎間板..
from 心療整形外科
髄液循環系と揺らしメモ
from 反証的、鍼灸・手技・心理臨床
医師はユニコーン(架空の..
from 心療整形外科
末梢神経の周膜と上膜にも..
from 反証的、鍼灸・手技・心理臨床
また勉強になりました。
from 漢のブログ
ライフログ
検索
タグ