公的研究機関との共同研究の道筋がみえてきた印象深い学会
「第14回・日本カイロプラクティック徒手医学会」盛会裏に終わる!

9月22日(土)~23日[日]の二日間にわたり、仙台市の情報・産業プラザ・多目的ホールで開催された「第14回・日本カイロプラクティック徒手医医学会」が盛会裏に終了しました。大会長を務められた小倉毅(DC、PhD)先生の奮闘に負うところが大きかった学会だったと思います。
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若い学生さんが多く、いつもと違った雰囲気と活気のある学会でした。特に印象深かったのは、基調講演や一般講演に東北大学サイクトロン・ラジオアイソトープセンターとの共同研究を進められてきた小倉先生との協力関係で実現できた演題があったことです。小倉先生のご尽力に感謝です。

東北大学サイクロトロン核医学研究部からの報告は、私にはとても興味深いものでした。講演された田代学教授は基調講演「代替医療の臨床研究で用いられる画像診断技術」についての中で、カイロプラクティックによる刺激がPET画像上に現れる関連性を解析された例を紹介していました。その中に、とても強く印象づけられた報告がありました。

それは免疫細胞であるNK細胞が、健常者ではどの部位に活性が見られるかというもので、
田代教授の報告によると「右の運動野と視覚野」だというのです。これはとても興味深い報告でした。視覚系における眼球支点の片寄が問題になるのでしょう。

右の視覚野ですから左眼球からの情報と運動からの情報に問題がありそうに思いました。そこからの情報系に不均衡が生じることは、身体機能の面でも問題が発生しやすくなるのではないだろうか、と推測したわけです。

臨床の現場で、患者さんの眼球運動と頭位・頸部の回旋による代償性をみていると、多くの人が右水平方向に片寄りがあり、それを代償するために頭位を左に回旋させて使っている人が多くみられます。こうした患者さんは左眼球の頚眼反射に弱点があり、それを代償せざるを得ない頭位と眼位、頸部の回旋位を保つようになるのではないかと推測しました。
この報告は、今学会での私の一番の収穫でした。

一般講演でも「サイクロトロン核医学研究部」からの「頸部痛に対するカイロプラクテッィック施術後の骨格筋糖代謝変化 [18F]FDG PET研究」の報告がありました。こうした公的な研究機関との共同研究の流れが、とても印象に残った学会でした。

東北大学の大学院医学系研究科の教授である、あの大隅典子先生の特別講演までが公開講座として用意されていました。「いくつになっても脳細胞は作られる!」がテーマでした。現代社会でクロージアップされている「心の病」が、脳の可塑性の問題から、記憶や学習による神経再生、そして神経機能に与える影響について、画像による解析と分析を通して心的エネルギーとの関わりが述べられていました。

Dr.ジェンシーが生前に強くアドバイスしていたことがありました。それは「公的研究機関と共同研究をすること」でした。

その流れが小倉先生のご尽力で道筋が作られていることを感じながら、心地よい疲労感を感じて終えた学会でした。
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by m_chiro | 2012-09-25 12:48 | カイロプラクティック | Trackback | Comments(0)
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