ご報告:メニエール症候群で治療中だそうです
S先生のご紹介で、患者さんが治療にみえました。

でも、私のところまで車で1時間はかかるそうです。それに患者さんはメニエール症候群で治療中です。
運転ができないので、ご主人が運転していらっしゃいました。

この患者さんは20年前にめまいに襲われ、それ以来悩まされているということでした。
MRI検査も含めて大抵の検査を受けたようですが原因は特定できず、「メニエール症候群」として治療を継続中ということでした。

発症は突然やってきました。
会社で事務仕事中にグルグルと回り出して起き上がることが出来ず、2日間ほどは寝ていなければならない状態だったとか。起きると吐き気がある。そんな酷いめまいが年に2回位起きるのだそうです。
ひどい発作的なめまいが治まっても、常に動揺感があるということでした。
それが20年も続いているようです。

現在も会社勤務で、ほとんどはパソコンでの業務を行っているとのことでした。
トラベルミンを処方されていています。薬効もあり、今では会社を休まなければならないような状態はほぼなくなったそうです。
が、動揺感は止むことなくつづいていて、それも調子に波があるというのが現状でした。
1ヵ月位前からの右肩関節伸展不全の訴え(痛みと可動制限)もありました。
慢性的な首から肩の凝り感も訴えておりました。

ベッドに仰臥位になってもらったところ、仰臥位でも動揺感が起こっていると言います。
その揺れが「感じなくなるような体位や動き」を尋ねました。
すると、「いつもは左を向く」と動揺感が治まるそうです。確かに治まるようです。
頚反射の問題がありそうです。耳石について説明を受けたり、運動を指導されたことはあるか聞いてみましたが、「耳石の問題はない」と言われたようです。

そこでもう一度、頭部を正中位にして、今度は目を閉じてもらいました。
すると、「あっ、止まりました」。
眼反射かもしれない。目を閉じたまま、眼球運動と「刺激/抑制バランス」をチェックしました。
結果は、左外直筋(+)、右外直筋(-)、CW(+)/CCW(+)でした。

大脳鎌と小脳テントのテンション、顔面頭蓋をリリースし、眼反射の異常なシグナルを調整しました。
これで開眼してもらうと動揺感が治まりました。

それでも、左の橈骨と右の脛骨に停滞軸を感じます。それもリリースして、立位での感覚を確認してもらうと、「止まっている」そうです。「歩いても揺れがない」と言ってましたので、眼反射の問題が鍵かもしれません。右肩の伸展不全も問題なく可動出来ました。

さて、この患者さんには、眼反射に対する治療の持続性や変化を確認しながら治進めることになりますが、併せて眼球運動のエクササイズを指導しておきました。
この運動は効果的だと思います(同様の症状の患者さんで経験しています)。

S先生、ご紹介ありがとうございました。ご報告としておきます。
[PR]
by m_chiro | 2012-07-29 11:50 | 症例 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://mchiro.exblog.jp/tb/18281979
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
<< 継続こそ力 砂川直子さん「見上げてごらん夜... >>



守屋カイロプラクティック・オフィスのブログです
外部リンク
カテゴリ
以前の記事
お気に入りブログ
最新のコメント
最新のトラックバック
ほとんどがMPSなんだけ..
from 心療整形外科
月経が再開した
from 心療整形外科
TPは痛みの現場ですらな..
from 反証的、鍼灸・手技・心理臨床
脊椎麻酔後頭痛について
from 反証的、鍼灸・手技・心理臨床
起立性頭痛
from 反証的、鍼灸・手技・心理臨床
「5%の中に本当の椎間板..
from 心療整形外科
髄液循環系と揺らしメモ
from 反証的、鍼灸・手技・心理臨床
医師はユニコーン(架空の..
from 心療整形外科
末梢神経の周膜と上膜にも..
from 反証的、鍼灸・手技・心理臨床
また勉強になりました。
from 漢のブログ
ライフログ
検索