「ゼロか、100%か」①
face bookのお友達が紹介していた記事「繊維筋痛症になりやすい人は、草むしりが好き?」「石井苗子の健康術」(YomiDr.)からのものである。
研修先の心療内科医の言葉を取り上げて、痛みの患者さんの性格特性とその対応について書いている。

それによると、線維筋痛症などの慢性痛に悩まされる人には、共通する性格特性があるようだ。
「とことんやる」タイプらしい。
次に「一番が好き」なタイプで、診察の予約も朝の一番目が好き。
待ちたくないタイプのようでもあるが、ちょっと違うようだ。
「とことんやるタイプ」とは「ゼロか、100%か、のとことん」のようだ。

例えば、草むしり。なぜか線維筋痛症の人は草むしりが好きらしく、それも調子が悪ければ全く何もしない。ところが調子が上向くと100%全力を尽くして草むしりをする。
「やるなら徹底的にやる、やらないなら何にもしない」といった性格の人が多いんだとか。
「だから朝の一番で最初の予約が好き」。
「この病と闘うには、性格を変えることも大事かもしれません」と石井苗子さんが書いていた。
が、性格をそう簡単には変えられないから悲しい。

この記事で思い出すのが、“Physical activity and low back pain: a U-shaped relation?”の論文。
不活動と過活動の痛みのリスクは同じだという研究である。
もっとも慢性腰痛との関連が示唆されたわけではないが、痛みとの関連性では興味深い内容である。

そのことを何度か記事にしたことがある。
「不活動と過活動」
「身体を動かさないことのリスク①」

不活動と過活動の痛みのリスクはU字曲線になるというもの。
c0113928_8495027.jpg

縦軸が痛みのリスクの高さを表し、横軸は活動の激しさを表している。
図表は「ゼロか、100%か」のように、両極で痛みのリスクが高い、という結果である。

私のところにも、痛みを抱える「ゼロか、100%か」の患者さんがみえる。
そんな方には、滋賀医科大学の小山なつ先生らの研究「駆血帯疼痛試験」を参考にして、日常の活動に応用する指導している。
(長くなるので続きは次回に)。

[PR]
by m_chiro | 2012-06-13 08:57 | 痛み考 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://mchiro.exblog.jp/tb/18095708
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
<< 「ゼロか、100%か」②情報が... 桐子の再手術・無事終了 >>



守屋カイロプラクティック・オフィスのブログです
外部リンク
カテゴリ
以前の記事
お気に入りブログ
最新のコメント
最新のトラックバック
ほとんどがMPSなんだけ..
from 心療整形外科
月経が再開した
from 心療整形外科
TPは痛みの現場ですらな..
from 反証的、鍼灸・手技・心理臨床
脊椎麻酔後頭痛について
from 反証的、鍼灸・手技・心理臨床
起立性頭痛
from 反証的、鍼灸・手技・心理臨床
「5%の中に本当の椎間板..
from 心療整形外科
髄液循環系と揺らしメモ
from 反証的、鍼灸・手技・心理臨床
医師はユニコーン(架空の..
from 心療整形外科
末梢神経の周膜と上膜にも..
from 反証的、鍼灸・手技・心理臨床
また勉強になりました。
from 漢のブログ
ライフログ
検索