「九州カイロプラクティック同友会」の夏期合宿に出向く(7月30~31日)
東北の震災以後、県外に出向くことが億劫になってしまった。
そんな時に、学兄・馬場先生から今年も「九州カイロプラクティック同友会」の夏期合宿の予定が知らされてきた。
「今は積極的引きこもり傾向で、九州まで出向くのがおっくうだ」と告げたら、馬場先生にやんわりと叱咤された。
そんな経緯があり、重い腰を上げることにした。

決心したと思ったら、今度は身内の仲間から長岡で勉強会をするから出てくれという話が来た。
何でも、私が記事に少しだけ書いている「センタリングの技法」とやらを教えて欲しいという依頼である。「センタリングって、どんな軸だろう?」と思ったらしい。
これはテンセグリティの概念を治療の技法として用いたもので、「軸の無い状態」を目指す手法である。
軸がないと言っても、実際はそれぞれの動きに応じて動きの軸変化はあるにはある。ただ、特定の軸が身体に作られると、そこから停滞が拡散す。
あるいは代償されたアンバランスが広がるので、その見える軸、あるいは感じられる軸を無くしてしまわなければ、身体のエネルギバランスが作れないという発想に基づいた手法である。
予想外な話だったらしかったが、さわりを実習した。

それが7月24日の日曜のことで、夏期合宿は翌週の土日(30~31日)である。
結局、連続してこの「引きこもり」が出かけたことになった。

さて、この夏期合宿は、臨床検討を行う企画である。
九州カイロプラクティック同友会が発足から間もなくして「CCR」という名目で開始されたわけだから、かれこれ10年を超えた実績を持つ企画である。
最初は学会発表の訓練として「症例報告」を特徴としていたのだが、3年ほど前に私が余計な口を出してしまった。「症例検討会」として、全員参加型の進め方によるカンファレンスを目指すべきではないか、と口走ってしまったのである。

それが切っ掛けになって、言い出したら責任を持てとばかりに幸か不幸か協力する羽目になってしまったのである。

今年も、その進め方を検討することになり、プロトコルについて話をすることになった。
併せて、自分の症例からの具体的なカンファレンスも行なった。
OS(オープニングのための最低限の情報提示)から、重篤な疾患の危険因子を除外し、治療に至るまでの欠かせない事項の推論を促すのである。

OSだけから発症因子を特定していくのは、かなり難しい作業である。
それを反復していくことで、推論しながら行うべき検査を選択し、治療を進めていく手順が身についてくるのだろうと思う。
まだまだ課題があるが、何とか定着させたいと思うのだが...。これも試行錯誤である。

夏期合宿は福岡天満宮の近くで行われたので、馬場先生と同友会会長の荒木寛志先生から天満宮を案内していただいた。
道真公ゆかりの国宝展も見て回り、何かとお気遣いいただき恐縮の2日間だった。
前夜は、同友会の先生方と痛飲、歓談、議論、ミニセミナーなどの趣向があり、楽しい夜も過ごした。
出向いて皆さんから元気もいただき、思いがけず私自身にひらめくものもあり収穫の多い2日間だった。
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by m_chiro | 2011-08-02 08:01 | カイロプラクティック | Trackback | Comments(2)
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Commented by アダピー・タケウマ at 2011-08-03 18:45 x
守屋先生、先日はお忙しいところお越し頂き、ご教授頂き感謝申し上げます。いつもながら先生のお話は“眼からうろこ”の内容で、とても勉強になりました。
やはり実際会って話をしたり、触診したりするのは、理解度が違いますね。
今回は2週続けてになってしまい恐縮でした。また是非にと思いますが、その節は何卒よろしくお願い申し上げます。
Commented by m_chiro at 2011-08-05 11:35
何か参考になることがあったら、よかったです。短い時間で練習するのは難しい面もありますね。
私は1997年のWFC世界大会で準備委員を務めた以後、公的にカイロのテクニカルなセミナーは行わない、と決めています。
ノンDCがカイロを教えてゃならない、というのがあの大会でのWFC採択でしたから、その開催に関わったひとりの決断です。
だから、徒手治療一般に関わる「痛み学」といったことを発信しているわけでもあります。カイロのテクニックの領域外から模索していますが、これもそれを反証するスタンスだと思っています。ささやかな反抗です。
内輪の勉強会は別ですから、お互いに研鑽しましょう!
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