腰痛の概念的変化について:菊地臣一教授の講演より
前回の記事に、タクさんからコメントと貴重な情報提供をいただきました。

タクさんは、ご自身の痛みに自ら答えを得ようと、痛みに関する多くの文献に眼を通してこられたようです。直接お目にかかったことはありませんが、私の拙いブログにもコメントや興味深い論文などの情報を度々頂戴しました。ありがたい存在です。そんなタクさんの博識ぶりを知るにつけ、少なくとも痛み治療に関わっている者としては大いに触発され、勉強意欲を掻き立てられる存在でもあります。

こういうトコトン追求する人っているんですね。1992年に制作されたアカデミー賞女優・スーザン・サランドンの映画「ロレンツォのオイル/命の詩」を思い出します。この映画も、難病の副腎白質ジストロフィーに罹患した一人息子を助けようと、解決策を探し出した銀行家夫婦の実話でした。この夫婦、医学的知識がないにもかかわらず、夫婦で医学図書館に通いつめて解決策をみつけ出すのです。タクさんにも、そんな印象が浮かび上がってきます。

さて、タクさんが寄せてくれた情報は菊地臣一教授の講演の動画です。2007年4月に行なった講演のようです。「第27回・日本医学会総会」で行われた「腰痛―診断と治療の基本―」と題する講演です。(http://ds-pharma.jp/medical/gakujutsu/undouki_primary/seminar/se01/01/index.html)
折角ですから、ここに紹介しておきます。上の講題をクリックすると、動画で講演が聞けます。
腰痛の考え方を変えるという方向がよくわかります。

大日本製薬のサイト「これだけは知っておきたいプライマリーケアの整形外科疾患」に掲載されています。専門家向けの講演ですが分かりやすいと思いますし、変わろうとしている腰痛の考え方を知ってl欲しいと思います。

日本カイロプラクティック徒手医学会(第7回学術大会)でも、菊地教授をお招きして「腰痛診察の基本」と題する基調講演をいただきました。それが2005年のことでしたから、その後の講演です。
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by m_chiro | 2011-06-24 00:11 | 痛み考 | Trackback | Comments(3)
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Commented by タク at 2011-06-24 23:10 x
そんな私を持ち上げなくても、、と言うより私、顔から火が出てます。

私が、こうした事をするようになったのは、ドクターショッピングと変わる診断→医療不信からです。そして今も痛い。治りたいと言うエゴです。治りたいと言うエゴで、これで絶対必要なのは治療者と患者が共通の認識や価値観を持つ事だと思います。共通の物を自分が知らなければ。

私は痛みの当時者だからでしょう。そして加茂先生のHPも大きな影響を与えてます。
幸いな事に、東京に居住してるおかげで、医学書など立ち読みできる本屋さんなど近くに有ります。

>この夫婦、医学的知識がないにもかかわらず、夫婦で医学図書館に通いつめて解決策をみつけ出すのです。

凄い洞察力です!私の場合は国立国会図書館に行って、専門誌などあさります。近くには、民主党本部もあり、おまわりさん沢山です。 別に国立国会図書館に行く事は凄くないです。隣で漫画読んでる人もいますから(^^; 
医学的知識も無いのも当たりです。
Commented by タク at 2011-06-24 23:12 x
私は、守屋先生には失礼な言い方かもしれませんが、少し変わったカイロプラクターだなと感じてました。
筋肉や、痛み学を追求してらっしゃる。骨屋さんなのに…(微笑) あの熊澤先生との対談も。

実は、発症直前に、カイロに行き頚部のスラストを受けたのです。数日後今の痛みを発症し、頚部3箇所ヘルニアでした。それで、カイロについて調べ始めました。ネットでですが、当時の我が家は、ダイヤルアップでしかもハングアップするわで、ですから、金曜の夜、ネットカフェのオールナイト割引で、ネットで検索、メモをしてました。

で、懲りずにまた、カイロに行くことにしました。今度は、探しまくって、パーマーカイロプラティック大学卒のD.C.の所に行きました。勿論、D.C.自身に、施術してもらいました。最初、おっかなびっくりでしたが、あんな、スラストは有りませんでした。そんなこんなで科学ジャーナル社の本も1冊だけ持ってます。そんなカイロを経験した訳で、守屋先生ってちょっと変わってるなーと。(すいません)でも、答えに一番近いカイロプラクターの先生じゃないかと思います。
Commented by m_chiro at 2011-06-25 21:15
タクさん、記事にしたことは、私がまだ見ぬタクさんをイメーした率直な印象です。
で、私の印象は「少し変わったカイロプラクター」のようですね。
これでも一頃は、まるでスラスト・マシーンのような治療をしていました。
何しろ「サブラクセーション」への信仰が厚かったので...。
今度は、その辺のことを、ご挨拶変わりに「少し変わったカイロプラクターの言い訳」でも記事にしようかな、と思いました。
「少し変わった」という表現は嫌ではありません。視点が違うと解釈すれば褒め言葉のようにも響きますから。
私の関心は筋肉というよりも「機能神経学」なんです。でも、機能神経学は動き(運動機能)を抜きには成り立ちません。さらに言えば、「筋筋膜」や「関節」を抜きには進みません。
ですから「神経学」、あるいは運動学」なんて大上段に構えなくても、「筋学」と一括りにして考えてみたいものだと思っているわけです。
そんなわけですから、どうぞ変わらぬお付き合いをいただきたく思います。
いつも得難い情報をいただき、ありがたく思っています。
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