「ヒメサユリ」に託した思い
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この絵は、酒田市にある東北公益文科大学の高橋英彦名誉教授が描かれた絵である。
高橋教授は、この大学に赴任して来た時から山形県の景観にひかれ、山形県内の風景を絵に残してこられた。
それらが絵ハガキになり、また、地方新聞の夕刊に「山形の四季を描く」と題して、描かれた絵にエッセイを添えて連載されている。

先日は、朝日町・椹平(くぬぎだいら)の棚田を描かれた絵と文が掲載されていた。私は、この高橋教授の絵ハガキのセットを、ご家族が治療に見えた時に頂戴したのである。

昨年、この絵のハガキを、学兄・馬場信年先生への書簡に使わせていただいた。後日、馬場先生から電話があり、棚田もさることながら「ヒメサユリ」の可憐さが心に残った、と告げられたのである。

そして昨年の夏に、福岡に出向くことがあり、私は既に花の散ったヒメサユリを2本、お土産にと持参したのだった。九州まで持って行ったものの、気候風土が違い過ぎて、花をつけることは出来ないかも知れない。とは思いつつも。。。。。

ヒメユリは山形県と新潟県下の高山にはえる多年生草木である。西南日本に産するササユリに似ているが、丈は低く、葉は短い。ササユリから分離分化したものであろうとみられている。丈は30cmほどだろうか、背丈の割に花は大きめである。
ヒメサユリは種を撒いてから一輪の花が咲くまで6年かかるそうだ。二輪に咲くまでに7年、花の数で経年が分かる。7輪咲いていれば12年経っていることになる。

園芸店で、花が散ってしまって売れ残っているヒメサユリが、ちょうど3ポット残っていたので買い占めて1本は我が家で育てることにした。

そのヒメサユリが、先日、植え替えて置いた鉢に花を咲かせた。実に可憐な素敵な花である。清涼な匂いがなんとも言えず、たちまちこの花の虜になってしまった。
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角度を変えてもう一枚。
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高橋教授はエッセイの中で、この時の写生の喜びを3つあげていた。ひとつは景観そのもの、棚田と残雪の大朝日岳、田園を刻む最上川の流れ。もう一つは「ヒメサユリ」。3つめは高台でお弁当を食べていた陽気な婦人たちとの語らい。
この絵でも、ヒメサユリが何とも言われぬ味わいを醸している。

高橋教授が末尾に寄せていた言葉、「写生の楽しさの一つは、土地の人たちとの飾らない出会いなのです」。
いいなあ~。ヒメサユリに託した思いは九州の地で花開くだろうか。

朝日町・椹平(くぬぎだいら)の見事な棚田(春から秋の景観)と可憐なヒメサユリを動画でご覧ください。

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by m_chiro | 2011-06-07 23:25 | 庄内の記 | Trackback | Comments(0)
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