我が心のジェンシー先生
私が最初にアメリカの本格的なカイロプラクティックを学んだのは、当時アメリカのナショナル・カイロ大学の学長であったジェンシー先生のセミナーであった。

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ジェンシー(Joseph Janse D.C.)先生は、1909年にオランダに生まれた。
ヨーロッパからの移民としてアメリカに渡り、ユタ大学卒業後にナショナル・カイロプラクティック大学を卒業した(1938)。

後年に同大学の学長を務め、世界各国でセミナーを主宰し、その数も全米50州はもとよりヨーロッパ、アジアなど十数カ国に及び、多彩で精力的なカイロプラクティックの教育を行ってきた。教えることに大きな喜びを持った真の教育者の姿がダブる。実際に、ジェンシー先生はアメリカのカイロ大学における教育を向上させ、政府公認と大学と業界を一体として発展させたパイオニアでもあった。

学術面でも大きな貢献をしている。スイスで行ったDr.イリーとの脊柱・骨盤の共同研究はカイロプラクティックの古典的業績とされている。またカイロの基礎研究を重視し、自律神経研究の世界的権威である佐藤昭夫博士の下に研究員を派遣して、日本での共同研究に当たらせている。
カイロの教育と学術的貢献は計り知れないものがあり、1961年にはフランス文化省より、その医学生理学的貢献に対して「科学芸術賞」を贈られている。

1985年に亡くなられるまで、日本では5回の国際セミナーを開催した。日本のカイロの近代化はジェンシー先生の足跡に支えられていると言ってもよい。

私は晩年のジェンシー先生のセミナーを受けたに過ぎない。でも今振り返っても、技術的なことよりも、その物腰、力強いメッセージ、言葉の一言一言が胸に響いた。
ジェンシー先生の語る言葉は、何時もとても重く重要な示唆に富んでいた。
感動で胸が震える思いもした。まさに魂の教育者だった。
先生のスピーチの後に拍手が鳴り止まなかった場面に、私はアメリカでも日本でも立ち会った。

こうした体験が、柔整師の資格を生かさずにカイロプラクティックに向かわせたのかもしれない。もしもジェンシー先生との出会いがなかったら、私はカイロプラクティックを本格的に学ぶ気持ちにはならなかったのではないかとさえ思う。
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by m_chiro | 2008-11-24 23:16 | 雑記 | Trackback | Comments(0)
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