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認知機能を維持する;重要なのは「運動✙睡眠」
認知機能を低下させないための生活習慣を取り入れよう!

75歳を迎えると、自動車免許の更新に「認知機能チェック」が実施されるようになる。厄介なことだが、それほどに認知機能の低下が現実味を帯びてくる年代になったということでもある。

では、いかにしてこの難局に対応し、健やかに余生をおくるのがいいか?
そんな研究調査結果の論文が発表されている。

結論から言うと、「身体活動(運動)と睡眠」は認知機能低下の重要なリスク因子だという。
研究成果を要約すると、認知症の診断を受けていない50代~95歳人(約9,000人)を対象に行われた結果では、身体活動に加えて睡眠時間(6時間~8時間)を維持できているグループに認知機能の良好なスコアを示している。身体活動量に加えて、睡眠の過不足(6時間未満。8時間超)も認知機能低下に影響するとしている。
認知機能を維持する;重要なのは「運動✙睡眠」_c0113928_15411981.png
50~60代で身体活動が多く睡眠時間が6時間未満と少な目のグループには、認知機能低下の速度が速くなった。また睡眠時間が8時間越のグループでも、同様に低下速度が速まっている。

要するに、身体が活動的であること、睡眠時間を6時間から8時間とることが重要だと示している。高頻度、高強度の運動・身体活動を行っても睡眠時間が6時間未満であったり、8時間超では認知機能を改善するのは不十分だということである。

認知機能の維持には、身体活動に加えて睡眠習慣が重要のようである。


# by m_chiro | 2023-08-03 15:42 | 学術記事
GW(ゴールデンウイーク)休診のお知らせ

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GW(ゴールデンウイーク)の休診
(カレンダー通りになります。)

5月1日(水・祭日)
5月2日(木・祭日)
5月5日(金・祭日)
休診させていただきます

その他の5月の休診は日曜日だけになります。
どうぞよろしくお願い致します。


# by m_chiro | 2023-05-01 11:17
2023年・年頭のご挨拶
あけましておめでとうございます。
新年は
1月4日(水)より平常通り診療いたします。
本年もどうぞよろしくお願い致します。





# by m_chiro | 2023-01-05 12:16 | 守屋カイロ・オフィス
愛犬「マロ」逝く!
 最後の愛犬マロ(16歳)が旅立った

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これまで4匹の愛犬と暮らしてきたが、
とうとう最後の愛犬マロが、11月2日に旅立った。16歳だった。

亡くなる4日前、突然に嘔吐。
検査結果では「老衰」とされた。
点滴でしのぎはしたものの、水だけで食事を摂らなくなった。
「老衰による不調は突然にやった来るからなぁ~」と、かかりつけの獣医さん。
そうは言われても、あまりの突然さに言葉も失うほどだった。

マロは「トイマンチェスタースター・テリア(通称トイマン)」という優秀な血統書付きの犬だった。
だが、心筋が弱い、睾丸が体内に埋没している、歯並びが悪い、などなどの理由でペット市場から除外された。
何とか大事に育ててもらえれば、と友人がブリーダーから引き取って連れてきたワンコである。
我が家には先住犬の「桐子」「空」がいたが、そのお姉さん犬と仲良く暮らした。
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(まだ肌寒い早春の縁側で、日向ぼっこする3匹のわんこたち)


獣医さんには「心筋が弱いし、長生きはできないだろう」と覚悟を迫られていた。
ところが弱いどころか、とても活発に元気に過ごしてきた。
2年ほど前に膀胱結石になっただけで、ともかく16年も元気で共に暮らしてきたのである。

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(庭に育てたダリア「宙」とツーショット!)
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(私のお気に入りの一枚を遺影に飾った。とても凛々しい!)

突然、最後の友達に先立たれた。
さみしい限りである。

長女が、今年の夏に帰省しての帰路、玄関先にお見送りに出て来た。
「頑張れよ!」
長女は「そう声を掛けられたような気がする」と、その姿を写メして送ってくれた。
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確かに、そんな声が聞こえそうである。
この3カ月後に旅立った。
あの世で、桐や空姉ちゃんたちと再会し、また走り回っていることだろう。
マロ!!、楽しい思い出を沢山ありがとう!!!

# by m_chiro | 2022-11-07 11:32
「🅼の臨床推理日記」 ❺両肩が痛くて挙げられない

「🅼の臨床推理日記」 ❺両肩が痛くて挙げられない_c0113928_15263000.jpg


1.問い合わせの電話


偏頭痛で来院するクライアントのご婦人から。突然の電話が入った。

うちのお爺さんが、10日も前から「肩が痛い!」、「手に力が入らない!」、「痛くて夜も眠れない!」、「首や背中の方まで痛み出した!」と言ってるんだけど.....、どうしたらいいかと思って、という相談だった。
「思い当たるきっかけもない!」らしい。

「病院に連れて行ってくれ!」というので、一週間前にA病院の整形外科に受診したという。
X-Ray、MRIでは肩関節や頸部には問題ないが、腰部に3か所の「脊柱管狭窄症」がある、とのことだった。
リリカ、モーラステープを処方されたが変化がないので再受診した。

担当の医師は「まだ、投薬して一週間しか経ってないないんだよ。もう少し続けて様子をみて!」....と。
でも、老人には一週間も痛みを我慢するのは耐えがたかったのだろう。
それで更に痛み止めが追加された。セレコキシブ・ケミファ100㎎である。
やはり痛みは引かない。
お爺さんの苦痛の声を聞くにつけ、嫁の立場として困り果ててしまっている、と言うのである。

どうしたらいいかと言われても....。担当の医師が、この処方薬で様子を見ろと言うのであれば、そうするしかないのでは....。
ところが、「今日連れて行くから、時間外でもいいから診てもらえないだろうか?」ということになった。

二人の付き添いを従えてDさん来院


老人Dさんは、お嫁さんと孫娘の二人に付き添われてお昼過ぎにやってきた。
あらためて聴き取りを行った。
「脊柱管狭窄症」は数年前から指摘されていたようである。
両下肢のシビレもある。
肩周囲の痛みは左側からはじまって、次第に右肩周辺も痛み出したたのだという。

更に、「狭心症」の既往があり、循環器科で治療中のようだ。
平成12年には、ステントが入れられている(以後、継続している治療薬も随分多い)。

もしかして、心臓からの関連痛では...。
心臓からの発作的な痛みは、横隔膜を刺激する。この心膜からの痛み信号は、更にC3~5頸椎神経根に伝達される。
この神経根支配は、頸部、胸壁、上腕部への関連痛を作りだすのだ。
ここにもファシアの介在が想定されるのだが、心臓の苦しさや痛みはないようだ。投薬で安定しているのだろう。

画像


深部腱反射をみた。
上肢の腱反射(±)
膝蓋腱反射が両側で亢進(++)
左母趾の筋力低下
上肢筋力に病的な低下はない。
筋の触診では、緊張度に左右差が顕著である。
左三角筋、烏口腕筋、肩甲挙筋、前鋸筋、小胸筋、棘上筋に抑制反応がみられる。

下肢の筋力テストの代わりに「踵歩行」と「つま先歩行」をみる。
左の踵歩行が不全である。

左肩関節可動域;外転30度、屈曲40度
右肩関節可動域;外転80度、屈曲90度(介添えで140度±)
就寝時自発痛あり。


2.誘発因子は?


🅼 「右肩周辺の筋肉が過緊張しているから、左肩の痛みをかばって使って来たんじゃないの?」
Dさん 「そう、ベッドから起き上がるにも左手に力が入らないので、右手ばかり使ってきた!」
🅼 「左肩が痛み出した頃に、どんなことをしていたかよく思い出してみて...」
Dさん 「う~ん....。一昨年に専従だった農業をやめたんだ。それから特に無理なことはしてないんだ...」
🅼 「何もしていない、なんてことはないだろう。その頃の生活を思い出してみて....」
Dさん 「え~...、農業をやめたと言っても自家菜園をしてて、収穫の終わった枝豆を畑から引き抜いて片付けたりしていたんだ。そういえば、その頃から肩が痛いようなことがあったなぁ~.....」
🅼 「ほら、きっかけがないわけじゃないんだ」

左脚には前脛骨筋の筋力低下がある。うまく爪先を上げれないようだけど。
膝蓋腱反射が亢進しているので、おそらくL2腰髄あたりが一番狭窄しているのかもしれない...。
前脛骨筋の筋低下は脊柱管狭窄症によるものだろうか、あるいは末梢性の神経根障害かもしれない。


3.ヒットした因子


それはともかく、主訴である肩の痛みの原因と思われるファシアの傾聴(❹で解説)を行った。
胃と左肺にテンションがある。
経の筋相関;外側広筋、肩甲挙筋
経の筋相関;前鋸筋、烏口腕筋、小胸筋

胃と肺のファシアリリースを行い、迷走神経系の緊張をリリースしていると、
Dさん 「なんか気持ちが良くて、眠くなって来た.....」
🅼 「いくら眠っててもいいよ...、永眠されたら困るけど...」(付き添いさんたち、大爆笑)

更に、左三角筋前部と棘上筋、肩甲挙筋にアプローチして、肩を動かしてもらう。
Dさん 「あっ!あげれる!!」(付添いさんたちも「上がるじゃない!よかったね..」と拍手!!)

まだ、右肩に比べて、僅かに左肩の上りが弱い。
左屈曲150度、右屈曲160度
随分改善した。


4.推理推論


随分と胃に緊張があった。ファシア繋がりで肺経の筋相関を疑う。
ファシアがリリースされると、左の関連筋の抑制反応も消えた。

🅼 「胃の膜系が緊張しているようだけど、夏の暑さで冷たい飲み物を摂り過ぎたかな?」
お嫁さん 「お爺ちゃんは、缶コーヒーそれもうんと冷たいのを毎日欠かさず何本も飲むんですよ!」
🅼 「それは良くないなぁ~! 今日から冷たい飲み物禁止!! 白湯にしなさい。そんなに胃に緊張を作ると肩に影響するから...」
Dさん 「はい、わかった....。後はどうしたらいいだろう?」
🅼 「今は肩を動かせるようになってるから、両肩を、このようにして均等にぶんまわし運動をしなさい。それで様子を見て、動かせるようになったらそれでいいし、また動かせなくなったら電話して...」

https://note.com/mco_210110_tom/n/n0274c8a27fcd)



# by m_chiro | 2022-10-13 15:24 | 守屋カイロ・オフィス



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